90 ギルド探検 様々な生産所
倉庫に荷物を入れ終わったあと1階の部屋を覗く。一つ一つの部屋は大きく、恐らく数人用の部屋なのかな?ギルドメンバー用の部屋なんだと思う。左右で合計4つの倉庫みたいなのがある簡素な部屋だった。家具などゲットするのが次のイベントのメインとなるのだろう。そして倉庫の横そこは鍛冶場だった。
「鍛冶場も本格的ですね。様々な道具や大きい鍛冶炉等。使用方法等は分かりませんがすごいことだけ分かります。」
と、シロンも感心したように鍛冶場を見学していた。まぁ問題があるとしたら、
「ギルドに鍛冶師がいない。」
私がそういうと、シロンも頷いて、
「そうですよね。どこか優秀な鍛冶師を速いうちに迎え入れておくべきですかね。今からいろんなギルドができて優秀な人ほど先に取られると思うので。」
と、シロンはそう返した。まぁ確かに、今回のイベントはともかく、ギルドとしてのイベントが増えてくるととてもきついというのは確かだ。現状4人。増えてもあと一人の5人ではどうしょうもない。最大50人まで入れるみたいだし探してみるのもありかもしれない。
「シロンの兄はやってないの?」
私はふと思ったことを聞いた。シロンは上に2人の兄がいる。一番上の方は会社の跡取りらしく会ったことはない。2番目の方には何度か会ったことがある。何度かシロンと一緒にゲーセンにきていた。現在大学も出て社会人だったはず。
「うーん。プレイしているとは聞いてませんね。少なからず興味はあると思うのですが。」
と、答えが帰ってきた。まぁやってないならしょうが無い。武器とか詳しかったからやっていたら鍛冶師をしていないかな?と、思ったけど現実はそこまで甘くないみたい。
「追々探すとして他を見よう。」
私がそういって、私達は鍛冶場をでた。鍛冶場を出ると狐色した何かが4つだけあったソファの一つの上に置かれていた。狐色した何かといったが狐そのものだ。私が驚いていると、後ろから出てきたシロンはそれを見てあーと頷いた。
「あの子はにゅいの腕輪の子です。彩葉ちゃんですよ。」
と、紹介してくれた。どうやらにゅいはもう召喚できるみたい。私も速く召喚したいなぁ。そう思いながら彩葉に近づく。彩葉は人慣れしているのか逃げる気配がないため撫でてみる。とてもふわふわしてて触り心地がいい。このままだといつまでも触ってしまいそうなため私ほ心を鬼にして触るのを辞めた。
「うちの彩葉かわいいでしょ。どうやらそこが気に入ったみたいで今寝てるんだ。」
と、にゅいが話しかけてくれた。私とシロンは一緒に今行動してるけど、にゅいは倉庫の後、地下に向かうと言っていた。多分その前に召喚したのかな?
「それにしても地下すごいね。私も持っていた魚、入れて来たよ。まぁみーちゃんと同じものしかいないけどね。それでも少しだけ水族館らしくなったよ。」
と、にゅいがそう言った。
「それは楽しみです。シロンも速く釣って入れたいです。」
と、釣りに意欲を出していた。彩葉はまだしばらく休んでいるみたいのため後でもう1回撫でさせてもらおうと思いながら、
「ほかも見てくる。」
と、2人に告げた。シロンもそれならシロンもと、ついてきて一階の奥の方に向かった。ここにはキッチンがあって料理ができるみたいだ。
「キッチンもすごいですね。道具もかなりあって作りごたえありそうです。セミスミも作ってみたらどうですか?」
と、シロンが私に振ってきた。
「私、料理人持ってない。」
私は最初にサブは薬師を選んだため料理人を取れていない。まぁ薬師もまだ使ってないためせっかくギルドを持ったため使ってみたいものではあるけど。
「あっそれなら問題無さそうですよ。サブ職業はそれに関するスキルが手にはいるだけでスキルが無くても一応はできます。もちろんリアルで知識や技術持っているならですけど。その点セミスミなら問題ないと思います。スキル持ちと違ってレア度の高いものや特殊効果の持った物などはできませんけどね。シロン達が薬草などを採取できるのと同じ原理となります。」
と、シロンが説明してくれた。なるほどそれは確かにそうかも。私達もゴーレムのところで採掘もできたからね。それなら料理、暇な時にやってみようかな。こっちにしかない食材など、あって面白そう。
「暇な時にやってみる。」
私はそう伝えて、次は階段に向かうことにした。次は2階だ。サマーも見当たらないから恐らく2階もしくはさらに上にいるのだと思う。2階も同じような部屋が並んでいて、倉庫もある。どうやら一階の倉庫とつながっているみたいで、私達が先程いれたのも入っていた。そしてその隣の部屋。ここには錬金釜や乳鉢、石鉢などの道具が置いてあった。さしずめいうなら錬金部屋もしくは調剤部屋といったほうがいいかもしれない場所だ。
「ギルドは生産職にとっては夢のような場所ですね。ここもしっかりと揃っているみたいです。」
シロンがフラスコみたいなやつを手に取りながらいった。私のサブ職業薬師だし、ここのような施設があるならポーションとか作れると思う。自分で作ったらポーション代浮くし持ってこいだよね。当たり前だけど、リアルでは薬など作ったことないけどここでは器具を見ると使い方わかるし、ポーションも作れそう。これが薬師の効果なんだね。始めて実感できた。
「ここは後でまたきて実際に使ってみる。」
私がそういうと、シロンは思い出したみたいに手をポンと打って
「そういえばセミスミ薬師でしたね。どんな感じなのか後で見学してもいいですか?」
シロンがそう聞いてきたので私はオッケーをだす。私自身始めてだし、誰かと試行錯誤するのは私自身のためにもなると思うから。後は2階の奥と3階だね。私とシロンはそちらに向かいはじめた。




