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DK世界に行ったら100倍がんばる!  作者: 独瓈夢
ラストウオー
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11-17 ミユの本能

 ランをオクタゴンハウスへ連れてもどったレオ。


 次は豹族奥さんミューロィナ、“ミユ”の番だ。

ミユは、白緑(びゃくろく) 色のリネン生地のジャケットとショートパンツを着ており、ジャケットの下には、花葉色(はなばいろ)の上品なシャツを着ていた。


細い体をもつミユの長い足がシュートパンツの下から伸びて、ただでさえスマートなミユが、さらにスマートに見える。ミユは身長が168センチあり、レオの奥さんたちの中では背の高い方だ。



「ミユ、今回の任務はご苦労さまだったね!」

レオがミユの両手をとってねぎらう。


「レ、レオさま... そんな、お礼をされるようなことはしていません!」

そう言って顔を赤くした。豹耳まで赤くなっている。


そんなミユがかわいくて、レオはみんなが見ているのも構わずに、

ギュッ!と、そのしなやかな体を抱きしめた。


「レ、レオさま...?」


さらに顔を赤くする豹族の奥さん。


しかし、しっぽをパタパタふっている。




 *  *  *



 ミユがレオと初めて出逢ったのは、イーストランジアの中央に位置するアラマシュトゥー 元エルフ国― を魔王の手から奪還し、その勢いでもって北部のドワーフ軍、南部のヤマト軍と共同して、イーストランジアの魔軍の殲滅を目的とする『Xデープラス30日作戦』の説明と説得のためにホワイトドラゴンで獣人族国へやって来た時だった。


 『Xデープラス30日作戦』の成功のためには、大きな兵力をもつ、獣人族国、鬼人族国、人族連合軍、それにトロール族国などの同盟国軍によるイーストランジア侵攻が不可欠だというのがレオたちの主張だった。


 しかし、当然、そんな“バカげた”作戦など最初から誰にも信じてもらえなかった。

それで、最初の訪問国、獣人族国において、勇者グループはその“実力”を見せるためにコロシアムで獣人族国の戦士たちと戦うことになった。


“あんな小柄で非力そうな人族の娘が、どうやって獣人族最強の戦士を倒すというの?”

人族の小柄な少女ランを見た時、ミューロィナは心配した。


 しかし、ミューロィナの心配は杞憂に終わった。人族の小柄な少女ランは、突然姿を消したかと思うと、手もふれずに武器を操って獣人族の戦士たち見事に打ち破ったのだ。


「あの()、スゴイ!」

ミューロィナは手に汗を握って興奮し、コロシアムを埋め尽くした観客はどよめいた。


 人族の娘が最強の獣人族の戦士たちを相手にして勝った。

それだけでも驚くべきことなのに、さらにそのあとで獣人族の将軍たちが、自慢の戦士が人族の小娘風情に軽くあしらわれた憤り、象将軍のディアドコイをはじめとする5人の将軍たちが、分別もなくその娘に戦いを挑んだ。


 ミューロィナでさえも“たった一人の娘に五人も将軍が立ち向かうって、卑怯じゃない?”と思ったくらいだったが…

 なんと、人族の娘はまた消えて、体の細い人族の少年が人族の娘に代わって巨大で凶暴な将軍たちの相手をすると告げたのだ。


“えーっ、あの少年、象将軍ディアドコイに踏みつぶされるか、人虎将軍ガドゥンガンに食い殺されるか、犬将軍モロシアンに喉を食い破られるか、それとも馬頭将軍ガヴァーロか牛頭将軍カーマデーヌに叩き殺されるわ!”


とミューロィナは思ったが、何がどうなったのかよくわからなかったが、あっという間に、将軍たちが手にもっていた武器はすべて根本から切られたり、真っ二つにされたりして使い物にならなくなってしまったのだ。


「えーっ、あれ、どういうこと?」

ミューロィナは思わず叫んでしまった。


 さらに、人虎将軍ガドゥンガンが鋭いツメを出して襲いかかろうとすると、その少年が投げた長剣に吹っ飛ばされて気絶してしまい、ついで襲いかかろうとした象将軍は、なんということだろう、少年に巨体を頭より高く持ち上げられてしまったのだ!


「ウッソ―――!?」


とても信じられないが、たしかにその少年は勇猛な将軍たちを相手に勝ってしまったのだ。


これには居並ぶ獣人族の猛将たちも驚愕し、獣人族大王ゼリアンスロゥプもレオたち勇者グループの力を認識し、尊敬を得ることができ、交渉も成功したのだった。



 ミユは獣人族軍の精鋭部隊であるパンサー部隊の隊員だった。

コロシアムで試合があった日の夜、ミューロィナは父親であるジャバリュー将軍に「獣人族の戦士を代表して、あの勇者グループに加わる気はないか?」と聞かれ、二つ返事で引き受けたのた。

 獣人族の戦士を代表して、あんなスゴイ戦闘能力をもつ人たちといっしょに戦えるということがとても誇らしいと思ったのだ。 

 ジャバリュー将軍は、これはゼリアンスロゥプ大王の意思だとミューロィナに言った。

大王は、ヤマト人のランやドワーフ人のモモが勇者グループにいるのを見て、獣人族の戦士も加えてもらうことにしたのだ。



 そのあとでミューロィナは、ジャバリュー将軍といっしょにレオたちの宿泊している大王特別貴賓用御殿に連れて行かれた。

 レオたちは、ジャバリュー将軍がしなやかそうな体をした女の子を連れて訪ねて来た時、かなり興味を示した。


 その()はジャバリュー将軍の娘だと紹介されたが、父親のような豹顔ではなく、ふつうの人族のような顔をしていた。娘の耳は豹耳で、顔にはごく薄い斑点のようなものがあった。そしてちゃんとしっぽもあった。

 ジャバリュー将軍が、ミューロィナの得意技は、隠密行動、後方攪乱、暗殺とカメレオン・スキルだと言うと、レオという少年は目の色が変わった‐ようにミューロィナには見えた。

 レオという少年が、ミユのカメレオン・スキルに関心があると見たジャバリュー将軍は、ここでもう一押しとばかりに、ミューロィナにカメレオン・スキルを見せるように言ったのだ。


「ミューロィナ、見せてあげなさい。」


 ふつうであれば、パンサー部隊の秘密スキルであるカメレオン・スキルは部外者には見せないのだが、父親であり、上官でもあるジャバリュー将軍の命令に逆らうことはできない。


「はい、将軍」


返事をすると、ミューロィナは着ていた軍服をパッパッと脱ぎはじめた。


 あれよあれよと見ている間に、上下服を脱ぎ、ブーツを脱ぎ、シャツ、下着を抜いて一糸まとわぬ姿になった。

 服の上から見てもスタイルがいいのはわかっていたが、服を脱いでみると、さらに抜群のスタイルなのがわかる。胸のふくらみは成長途上のようだが、ウエストは予想以上に細く、腰もさほど大きくなくバランスのとれたスタイルだった。


 一糸まとわぬ姿になった豹娘は、表情も変えずに壁際にある長椅子まで行き、その上に仰向けに横たわった。その長椅子は高級木材で作られたもので、シックな模様のある生地が張られていた。

 レオたちが見ている前で、裸で横たわったミューロィナの肌に長椅子の生地と同じ模様が現れ、ミューロィナの体は長椅子の生地の模様の中に溶け込むようにカムフラージュ(擬態)されてしまったのを見てレオたちはおどろいた。ただ黄色に光る眼と黄色の髪だけが豹娘がそこにいることを示していた。


「もういいだろう」


ジャバリュー将軍の声で、ミューロィナは何事もなかったかのように、服を着はじめたが、内心では恥ずかしくて死にそうだった。


「有能な仲間は一人でも多い方がいいです」と人族の少年は言った。


レオという名前で、そのグループのリーダー格だと知った。

彼の言葉で、ミューロィナは勇者グループに加わることになり、以来、ずーっといっしょに戦って来た。

勇者グループのみんなからは“ミユ”という愛称までつけてもらった。


 その後、大好きで尊敬するレオの婚約者となり、結婚し、二人のかわいい子どもまで生まれた。

そして今回、『踊り子星作戦』でチームメンバーに選ばれ、魔大陸へ侵入した。

『踊り子星作戦』の目的は、ジーマラ・ゴカラ演習場に集結している魔軍の新兵器を破壊しつくすことだった。


 しかし、ランを作戦チームリーダーとし、万全の準備をして侵入したにも関わらず、『踊り子星作戦』のチームは魔軍に発見されてしまった。

 魔軍の魔術師―ザパータ(厭忌)の者たちの力は予想以上で、『踊り子星作戦』のリーダーのランも白龍族のアナも殺されてしまった。

 ボデイガード龍王であるスケさんとカクさんやリョースアールヴ(光のエルフ)たちまでがアニュイパランの持つメデューサの盾によって石にされてしまった。


 ランとアナ、それに第一班のリョースアールヴ(光のエルフ)たちが、ザパータ(厭忌)の者にやられたと知って、イザベルもミユもエマも動転した。

 それまで、そんな危機は経験したことがなかった。だが、リーダーのランが倒されたあとで、すぐにリーダー代理になったイザベルは、第二班のリョースアールヴ(光のエルフ)たちと予備戦力であった第三班のリョースアールヴ(光のエルフ)をすぐに支援に向かわせたが... 

 ザパータ(厭忌)の者たちによって、リョースアールヴ(光のエルフ)たちのほとんどが殺されてしまった。


 その上、演習場に残っていた魔軍の新兵器― 大型飛行輸送船と護衛用飛行船はなんとハリボテであることが判明したのだ。魔軍は勇者グループとアイミたち魔術師をジーマラ・ゴカラ演習場におびき寄せて皆殺しにすべく、用意周到に作戦を練って(仕掛けて)いたのだ。


 イザベルやミユ、それに残ったリョースアールヴ(光のエルフ)たちは、迫りくる魔軍の戦車部隊と騎馬隊と必死の戦いをしていた。

 しかし、イザベルが凄まじい破壊力をもつガンデーヴァの弓は、魔軍部隊に対して効果をもたらさなかった。そして、魔軍部隊はどんどん迫って来た。


 ザパータ(厭忌)の者たちは、バリアーを張って魔軍部隊を守っているのだとわかった。

しかし、それに対抗する術はない。  

 唯一、ザパータ(厭忌)の者に対抗できるアウロラも、ザパータ(厭忌)の者と戦っているらしく、近くにはいなかった。

 

 死に物狂いの戦いをしているミユたちに、さらに悪いニュースがとどいた。

なんと、オクタゴンハウスにいる子どもたちにも、ザパータ(厭忌)の者の手が迫っているというのだ。

 だが、ミユ自身も彼女の武器である爆裂弾や煙幕弾を使って必死に戦っていて、わが子たちを救いに行くどころではない。そして爆裂弾ももう底をつきかけていた。


「もう、魔素がありません!ごめんなさーい!」


ミルラが泣きながらバリアーを続けられないとみんなに謝った。


イザベルも観念して横座りで座り込んだ。

エマとミルラがイザベルに抱き合い、彼女たちの前にミユとアレクが剣とメイスを構えて、イザベルたちをかばうように立った。

男として、最後まで女性を守る覚悟なのだ。


(もうダメっ。ジオ――ン!マユラ――!助けにいけなくてごめ――ん!)


最後の爆裂弾を投げ、愛する子どもたちに別れを告げた。



 ガラガラガラ…


魔軍の戦車のキャタピラの音が大きくなり、銃眼からは魔軍兵士の赤い目が見えるよまでに戦車が迫った。


“戦車の下敷きになる!”


ミユは目をつぶった。



そ時、奇跡としか思えないことが起こった。


ゴ――ン!ゴゴ――ン!


金属が激しくぶっつかる音がした…


ミユが目を開くと、目の前には金色に輝くホタル、いや、シーノがいた。


「シーノちゃん!?」


魔軍戦車はシーノのバリアーに突進を阻まれて、ガラガラとキャタピラーを空回りさせていた。


次の瞬間、戦車の分厚い装甲は切り裂かれ、切断の衝撃で魔軍戦車はふっ飛んで行った。



(おそくなってスマン!)


念話の声にふり返ると、フラガラッハの剣をもってにっこりと白い歯を見せて笑うレオがそこにいた。



「レオさま――!」


ミユはレオの胸にすがりついて泣いた。


イザベルもエマもレオに抱きついて泣いていた。


“助かったわ…”


レオにやさしく髪をなでられながら、


ミユは生き延ることができたということを感じていた。





 *  *  *



 レオに手をにぎられて飛んだ場所はアズマ山麓だった。


二人は月光の下で湯気がくゆる秘湯にいた。

アズマ山麓の秘湯は、ミューロィナが16歳の誕生日を迎えたときに

レオさまと初デートをした思い出の場所だ。


温泉は清流の流れのそばにあり、近くにある滝の音が聞こえる。


「何度来てもすてきなところですね!」

「ミユちゃん、『ジーマラ・ゴカラ演習場』でがんばってくれて、ありがとう!」

「いえ、任務ですから、やるのが当然です... ただ、今回は魔軍の作戦に嵌ってしまい、みなさんに迷惑をかけてしまいました...」


「いや、それはミユちゃんの責任じゃないよ。魔軍もオレたちにやられてばかりじゃない。どちらも知恵比べなんだ。ヘタをすれば、こちらもやられる。今回はそのいい教訓になったよ」

「でも、アナちゃんもモモさんも倒され、イザベルさんも負傷し、リョースアールヴ(光のエルフ)の子たちも石になっちゃって...」


「それでも、アシュマナーダさんのおかげで、みんな元通りにもどったし、ミユちゃんは魔軍将校をとらえて貴重な情報をもたらしてくれたので大いに助かったよ。これで、魔軍の飛行船団の集積地がわかったのだから!」


「うれしい!ムギュ...」


最後まで言わせずに、レオはそのかわいい唇に自分の唇を重ねた。

レオがミユをアズマ山麓の秘湯に連れて来た理由は、『ジーマラ・ゴカラ演習場』で絶望的な状況の中でも任務を果たすべく、イザベルとエマを守りながら戦ってくれたことへのお礼のデートだった。


レオはミユの緊張をとくためにゆっくりと彼女の黄色髪をなでる。

ゆっくりと、ゆっくりと何度も。

ミユはうっとりと目を閉じている。


レオはミユの耳を軽く噛み、うなじや首にチューをしながら白緑(びゃくろく) 色のリネン生地のジャケットを脱がす。

花葉色(はなばいろ)のシャツのボタンを外すと、ピンクハート模様のかわいいブラの上から片手を中にすべりこませた。


ミユは豹族なので胸はあまり大きくないのだが、それでも子どもを二人産んだことから、Bカップにまで大きくなっていた。


レオは巨乳ファンではないので、アイミやミユのような“ちっぱい”でも構わないのだが、やはりBカップくらいが()()()()()()()()がある。


 ジーマラ・ゴカラ演習場の戦いで死んでいたかもしれないと思うと、ミユはレオに強く愛されたいという気持ちが強くなっていた。

 レオに服をすべて脱がされた時、ミユはこれまでになかったほど興奮していた。

死に瀕すると、人は“種の保存本能”から、子孫を残そうという気持ちが強くなるのだ。


「あふぅん...」


 深い思い出のあるアズマ山麓の秘湯で、大好きで尊敬するレオに優しく愛されてミユは思いっきり甘えていた。


「ミユちゃん、愛しているよ...」


ミユにスキンシップをしながら、レオが愛の言葉を告げる。


「私も... 最初にお会いしたときからレオさまに一目ぼれでした」

「オレも最初に見たときからミユちゃんが好きになったんだよ。ほら、覚えているかい? 

最初に君がカメレオンスキルを見せてくれたときのことを?」

「レオさま、恥ずかしいです。あのときもすごく恥ずかしかったんですよ...」

「オレはね、あのとき、ミユのかわいいおっぱいに触ってみたくてたまらなかったんだよ...」

「でも、あのあとでたっぷりさわられ、もまれましたけど...?」


レオは話しながら、さらにスキンシップを続ける。


「フィラさんといっしょの時のことかい? ふふふ... あれは楽しかったな」

「あのときもとても恥ずかしかったですっ!」

「ミユはいつも純真だね。結婚して3年経つけど、純真さは失ってないね」

「これだけが取り柄ですので... きゃっ!」


ミユはレオが彼女のブレストにふれているのに気を取られて、ショートパンツのベルトがいつの間にか外されていたことに気がつかなかった。


一気にショートパンツを下げられて驚いた。


パンティは、ブラと同じ白地にかわいいピンクハート模様のあるものだった。

レオは両手でかわいいパンテイを一気に下げた!


「ひゃッ!」


「さあ、オレのかわいい豹耳奥さん、その体をよく見せてくれ!」


ミユはパンテイを足から抜き、恥ずかしそうに立った。


煌々とした月光に照らされて、かわいい豹耳奥さんが立っていた。


その薄褐色の肌はすべすべとしていて、しなやかさを感じさせる。



黄色のウエーブがかかった髪


黄土色の瞳、かわいい双丘


細いウエスト


しっかりしまった腹


そしてすらりとした薄褐色の長い足…



これで二人も子どもを産んだとは信じられないほどスマートな体だ。


月光の下で、轟々と落ちる滝の音をBGMとして、若い二人は思いっきり愛を確認しあうのだった。






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