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DK世界に行ったら100倍がんばる!  作者: 独瓈夢
ラストウオー
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11-11 死闘③

 勇者王国の作戦指令室。


そこには、レオ、モモ、アイミ、オリヴィア、ベンケイ、バルキュス司令官、イーデル主席参謀、ヤンガー勇猛隊部隊長などが緊張した面持ちでいる。『踊り子星作戦』のチームからの連絡が途絶えたのだ。


「!」

「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」


アナがザパータ(厭忌)の者、ズァライラ によって倒されたとき、レオ、モモ、アイミ、オリヴィア、ベンケイたちは、心臓に剣を突き刺されたようなショックを感じた。


「!」

「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」「!」


そしてランがついで倒されたのも感じた。


「キュリアナ!?」

アヌッタラ宮の白龍王 プラキルスタ・ゴッドリュー157世も孫娘キュリアナ(アナ)の死を感じた。


ズミレンママもアズリンパパも感じた。

「キリュアナ――――ア!」


そして、精霊界にいたひとりの女性も叫んだ。

「わたくしのキリュアナ!」



 アナとランが“命に係わる危険”な状態にあることを感じた勇者たち。

「私はすぐにリョースアールヴ(光のエルフ)たちを引き連れて向かいます!」

アイミが至急、念話でリョースアールヴ(光のエルフ)を緊急動員をかけながら立ち上がった。

「わたしも行く!」

「私も行くわ!」

ベンケイが愛用のグレイブを手にもって立ち上がり、オリヴィアもシグルズの剣の柄に手をかけて立ち上がった。


「おれも勇猛隊を連れていくぞ!」

ヤンガーも立ち上がり、勇猛隊を非常呼集するために通信室へ駆けこむ。

「アイミーっ、私たちも行くよ!」

マソキで作戦会議の様子を見ていたアイホおばあちゃんが、壁の通信用マソテレビに映って参加することを伝える。


「ワシらもじゃ!」

「ニルちゃんとランちゃんを助けに行かなきゃ!」

「ミユちゃんとアナちゃんもだよ!」

アイホおばあちゃんの後に見える仙人隊の面々、オジロンじいさん、ブロクじいさん、マルラさんたちも全員戦う気満々のようだ。



 その時、司令部作戦室のとなりにある通信室から、犬族の将校が緊張した顔で小走りでやって来た。

「モモ参謀室長、偵察飛行をしているエイロンとシールダから、ヒナヤナ山脈のザイラプラスチャ高原で、燃える巨人の群れがこちらに向かって進んで来るのを発見したとの連絡がはいりました!」



 エルフ国のカヴェルナッス洞窟群で発見されたホワイトドラゴンたちのうち、20匹が戦闘状態にある中央大陸に配置されており、それらのホワイトドラゴンの管理はすべて勇者王国でやっている。

 その理由は、ホワイトドラゴンは念話のできるエルフしか操縦できないからだ。

 そして、先日、アズマ山麓での戦いのとき、レオがヒナヤナ山脈のザイラプラスチャ高原でジヴィボルムと戦ったことから、魔軍も必死で勇者王国の位置を探していると考え、それ以来ホワイトドラゴンによる偵察を欠かさずに毎日やっていたのだ。


「燃える巨人の群れ? マソテレビに映すように言ってちょうだい、ドゥーケ中尉!」

「はっ、命令を伝えて映像が送られて来たら、すぐにこの部屋のマソテレビに送ります!」

「偵察隊からの映像、そちらに送ります!」

通信室にもどったドゥーケ中尉がドアから顔をだして知らせる。



 作戦指令室の大型マソテレビに、ホワイトドラゴンから撮影しているザイラプラスチャ高原の光景が映され、それを見たレオたちは唖然となった。

 轟々と燃えながら、数えきれないほどの燃える巨人たちが、二、三十体ずつに分かれて、歩いたところを焼き尽くしながら四方八方に向かって進んでいた。


「こいつらはイーストランジア戦役で魔軍が投入した炎の巨人だな...」

カイオが腕を組んで言う。

「でも、あのときの炎の巨人たちは、たしかスケさんかカクさんが、どこかに吹っ飛ばしたんじゃなかったの?」

「いや、アナがスケさんとカクさんが、アヌッタラ宮の庭園に送りこんだみたいで、白龍王がすごく怒っていたって言っていたけど...」



 その時、作戦指令室の壁際に三人の人物が突然現れた。


 「!」

シーノがすかさずバリアーを張って部屋にいる全員を保護する。


「守護天使さん、心配しなくてもいいわよ。私たちは誰にも危害は加えないから...」

ピンクとブルーが混じったあざやかな髪を美しく盛り髪にして‐まるで中世の王妃のように‐見ただけで高価だとわかる裾に華麗な刺繍がはいったブルーのロングドレスを着た三十代後半と見える婦人が威厳のある、そして優しい声で言った。


その婦人の後には、なんとズミレンママとアズリンパパがいるではないか?

「ズミレンさんにアズリンさん?!」

「“ご無沙汰しています”とか、あいさつをしている時間はありません!

早く魔大陸に行かなければ... 私とプラキルスタのかわいい孫キリュアナは死んだのですよ!」

「は、はい、お母さま」

「レオ殿、お義母(かあ)さまは急いでおられます。レオ殿のほかに、どなたが魔大陸に行かれるのですか?」

アズリンパパが、せかすようにレオに言う。


「えっ、お義母(かあ)さま?」

「わたくしは白龍王妃アシュマナーダです。あなたがキリュアナの愛してやまないレオン王ですね?」

「は、はい」

「... わかりました。あなたと、エルフ女王、オリヴィア王妃、ソフィア王妃、それにヤンガー殿と彼の勇敢な部下の者たち五百人が行かれるのですね?」

さすが白龍王妃、たちまちレオたちの心を読んでしまった。


「精霊界の巨人どもは、しばらく放っておいても問題ありません。

アイミ女王、すぐに魔大陸へ飛びなさい。今、あなたの大事なお友だちが、エルフ魔術師たちの仇を討って魔素切れを起こして墜落中ですよ。彼女を助けて、それから精霊界の巨人に対処しなさい」

「えっ、大事なお友だち... アウロラさんのこと... え、エルフ魔術師たちの敵討ち?...」


アシュマナーダがポッとアイミに向けて片手を出すと、アイミは消えてしまった。


「アイミ...!?」

「レオさま、心配いりません。お母さまは、そのアウロラとかいう元魔族の魔術師のところにアイミさんを瞬間転位したのですよ」




 アイミは、突然、勇者王国の作戦指令室から、魔素を使い果たして落下中のアウロラのそばに飛ばされた。

 突如、魔大陸の空に投げ出されたアイミだが、瞬時に状況を理解し、高速飛行で落下するアウロラに追いつき、アウロラが地上に激突する寸前、アイミはその体を抱きとめると軟着陸した。

地上に降りると、すぐにアウロラに魔素を供給した。



「ア... アイミさん?」

「ふぅ... 間一髪だったわ」

「ア、アイミさん... 申し訳ありません... 大事なリョースアールヴ(光のエルフ)たちを死なせてしまいました... ランさんもアナさんも... うっうっうっ ...」

アウロラはアイミに抱きついて泣きはじめた。


「ロラちゃん、心配しないで。とても心強い助っ人が現われたのよ!」

「ぐすん... ぐすん... 心強い助っ人?」

「そう。アナちゃんのおばあちゃんよ!」

「アナのおばあちゃん... でも、アナは死んでしまったんですよ...」

悲嘆にくれるアウロラ。


「アナちゃんやランやリョースアールヴ(光のエルフ)たちのことは、アシュマナーダさんとレオさまたちに任せましょう」

「レオさまたちが来るのですか?」

「レオさま、オリヴィアさん、ベンケイさん、ヤンガーさんと勇猛隊、それにアイホおばあちゃんたちも来るのよ!」

「みんな来るんですか?」

「そう。だから、私たちは、ここは彼らにまかせて勇者王国へ急いでもどりましょう!」

「で、でも、ここには、まだイザベルさんやエマちゃんや残ったリョースアールヴ(光のエルフ)たちが...」


「勇者王国の近くに数百体の炎の巨人が現われたの。このままでは勇者王国が危ないわ。あなたと私が協力して、炎の巨人たちを食い止めるのよ!」

「協力して...? でもどうやって二人だけで...」

「なにを言っているの?あなたはミィテラ最強の天才魔術師でしょう?あの恐ろしい魔術“絶対零度”を使って巨人どもをやっつけるのよ!」


そう言いながら、アイミはゲート魔法で通路を開ける。

「でも... あれは一度使ったら魔素が...」



 ゲート魔法で空間に揺らぎが生じた。

直径3メートルほどの空間の揺らぎが大きく揺らいだ、と思った次の瞬間に淡いオレンジ色の光を放ちはじめ、強く一瞬光ると、そこにはおびただしい数の炎の巨人たちが、ザイラプラスチャ高原を火の高原に変えながら進む光景が映し出されていた。


「ロラちゃん、準備はいい? 飛行してゲートをくぐりぬけるわよ?」

「お、オーケよ!」



 アイミは高速飛行で土煙をあげてゲートの向こう側へ飛び去った。

アウロラも浮遊魔法に増幅魔法(ブースト)をかけて急加速をしてアイミを追う。


ゲートをくぐりぬけたアイミは急上昇して、炎の巨人たちの上空千メートルほどに空中停止した。

アウロラもあとを追いアイミの横に並び浮遊する。


地表では、四方八方に数十体ずつ集団になった炎の巨人たちが、通ったあとに火の道ともうもうたる煙を残しながら行進している。


「すごい... どこから、こんなに大勢やって来たのかしら...」

「ロラちゃん、さあ、思う存分“絶対零度”を使って!魔素は、この魔素タンカーの私にまかせて!」

「あ、はい!」


アウロラは急降下すると、地表から50メートルほどの高さを飛びながら、両手を炎の巨人たちに向け、すべてを一瞬にして極小にまで体積を縮めてしまう攻撃魔法“絶対零度”を放ちながら飛行する。


“絶対零度”の放射は、それが放出され範囲の空気を急速に凍結するため、白い霧状の細かな氷の粒ができるので、外から見ると幅広い白い帯状のものがアウロラの両手から放出されているように見える。

 しかし、それは霧ではない。当たった物体の原子の振動を静止させ、極小にまで体積を縮めてしまうのだ。

 アウロラの究極魔法“絶対零度”は、正確には絶対零度ではなく、絶対温度マイナス270度にまで物体を下げるもので、この魔法攻撃を受けた物体の体積は常温時の体積の270分の1にまで縮まってしまう。

そして、その物体が生物であれば、たちどころに生命活動を止めてしまう‐つまり、その生物の死を意味するのだ。


“絶対零度”魔術は、そもそもアウロラの師匠であるダイモヴァンが、魔族の古代魔術書を研究していて発見したものだ。

 古代魔術書には、“絶対零度”魔法の理論と使い方が詳しく書かれていたが、ダイモヴァンがいくら試しても発現できなかった。


「この究極魔術はね、短時間に凝縮した、大量に魔素を消費するもので、普通のレベルの魔術師はむろん、かなり魔術力が高いと自負しておったワタシでも使えない大そうな魔術なんだよ...」

ダイモヴァンはそう言ってから、まじまじとアウロラの顔を見ながら、

「ニルミッタ、おまえは魔術の素質がある。おまえなら、この“絶対零度”魔術ができるかも知れないね...」

そう言って、その日から魔術の訓練のついでに、このような高度で難易度の高い魔術の習得を奨励したのだった。


そして、天性ともいえる魔術へのセンシビリティと直感スキルをもつアウロラは、この超難易な魔術を体得してしまい、ダイモヴァンを唖然とさせたのだった。




“絶対零度”の放射を浴びた炎の巨人たちは、瞬時に10センチほど白い結晶のような塊りになる。

 30メートルほどある炎の巨人たちは、マイナス270度超低温の放射を受けて瞬間的に縮小してしまったのだ。

 夏が近づき、積雪の消えてしまったザイラプラスチャ高原は、いたるところ雹のような白い塊りが散らばる状態になるのに30分もかからなかった。


 600体以上あった炎の巨人たちを、すべて白い結晶のような塊りに変えたあと、高度をあげて生き残りがないかを確認しつつ、アウロラはため息をつきながらアイミに言った。


「まったく... アイミさんの魔素量は底なしね... 私がこれだけ大量に魔素を消費しても平気な顔をしているんだから...」

「あらあら... ロラさまは何をおっしゃっているのでしょう? このような、誰も真似できないような圧倒的な魔術を半時間も使われても、疲労のひの字もお顔にお見せになってないのに...」

「ちょ、ちょっと、アイミさん、そんなからかい方はしないでください。恥ずかしくなります」

「ウフフ... それより、ここが済んだら早く魔大陸へもどりましょう。どうなっているのか心配です」

「はい。と言っても、アイミさんのゲートでしか行けないんですけど...」




      □   □   □  □




 オクタゴンパレスの5階。


アイミの部屋には『王子と王女さまのお城』保育園から帰って来た子どもたち‐アイミの子どもであるアイ、ミオン、ミアたち、そしてミユの子であるジオンとマユラ、イザベルの娘のマリステラとランの息子であるレンたちがベッドでまくらを投げたり、ベッドの上で飛んだり跳ねたりしていた。


 ママたちが“お仕事”で出かけている間、夕食後はアイミの子どもたちといっしょに過ごすことになっていたのだ。アイフィママとネコ族メイドのミコさんが、てんややらわで騒ぐ子どもたちを見るのに声を枯らし、汗をかいている。


「レンちゃん、マリステラちゃんの頭の上に瞬間移動しちゃダメよ!」

「あはは!だって、マリステラのおどろいた顔が面白いんだもん!」

「レン!わたしのアタマは止まり木じゃないわ!それにウマのたずなみたいに髪をひっぱらないで!」

「ジオンちゃん、アイちゃんのスカートまくっちゃダメですいよ!」

「やーい、やーい、アイのパンツはお花もよう!お花もよう!」

「もう!れでぃのおぱんつめくるんなんて、ジオンはえっちねェ!」

「アイちゃんのおぱんつ見ちゃダメだー!」

「あははは!ミオンくん、ヤキモチやいてるー!」

「こらっ、男の子はそんなことをしちゃダメだよ!」




(あぶにゃいよ。きけんだよ!)


ネコ族メイドのミコさんに抱かれたアイミの末っ子のミアが、青い目でキッと突然現れた侵入者を見ながらアラートを念話でみんなに出す。


「えっ?!」

「ミアちゃん?」

「どったの、ミア?」

「ミーア、うんちー?」

「それとも くさーい おならー? プーっはっはっは!」

マリステラとアイ以外の子どもたちはあまり気にしないようだったが、

アイフィママの反応は違った。


「えっ? 敵なの?」

「テキ。ばばあ、テキ!」


「ほーぅ... エルフの子ども...? エルフの子どもの肉と血は久しぶりだね。イシシシシ...」

突然、聞こえて来たしゃがれた声に、子どもたちは驚いて一斉に声の方を見る。


そこには、傴僂(せむし)のように腰の曲がった者がいた。

煤けたような黒いローブを来ており、頭にかぶっているフードも同じような色で、目にかかる部分はすり切れたようになっている。


(ミアたちが危ない!)

アイミがミアのアラートをキャッチした。


(マリステラたちに危険が迫っている!)

イザベルが、マリステラの念話をとらえた。


(ジオンとマユラが、怖いって叫んでいます!)

ミユが二人の子どもの叫びを念話で聞いた。


「ロラさん、至急、オクタゴン・ハウスに行きます!」

「はい。ゲートを早く開けてください!」


 アイミのゲート魔法によって、空間に揺らぎが生じはじめた…

が、ゲート魔法でオクタゴン・ハウスへの通路が開かれはじめる。

しかし、まだ完全に開いていない。

その間にも、子どもたちは敵に襲われているかも知れないのだ。



「あ、あなたは誰?!」

アイフィママが、子どもたちをかばって前に立ちながら、気丈(きじょう)にも問いかける。

彼女はミアが発したアラートで、誰かが助けに来ると思って時間稼ぎをしているのだ。


「イシシシシ... アタシが誰でもいいことじゃろ? 

まあ、冥途の土産に聞かせてあげよう。アタシはザパータ(厭忌)の者たちの中でもっとも恐れられる召喚魔術師、ヴァシラさ。イシシシシ...」


 ゴツン!

「アイたっ!」


ウライザが後頭部に手をやった。


 ゴトッ

床に落ちたのは、サイドボードの上にあったローソクの燭台だ。


「エッヘッヘ!」

自慢そうに笑っているのはレン。

念力で燭台を飛ばし、ウライザの頭にぶっつけたのだ。


「このガキ!」

ウライザが手をのばし、魔法攻撃をしようとしたが、レンの姿は消えていた!


「?!」


そしてレンは突然、ウライザの頭の上に瞬間移動し、フードの上からポカポカ老魔女の頭をたたきはじめたのだ。


「痛っ、痛っ、このクソガキ!」

ウライザはレンを引きずり落そうとするが、レンはしっかりと片手でごちゃごちゃの白髪をにぎって、片手でたたきつづける。

そこにミオンとマリステラが次々に枕を投げる。


「魔族め、これでも食らいなさい!」


 バフン!


「悪い魔法使いめ、これでも食らえ!」


 バフン!


「このガキどもォ! アイタタタ、離せー!離せー!」


床に飛び降りたミユの子たち、ジオンとマユラが四つ足になって老魔女に駆け寄り、それぞれ足に食いつく。


「このー!」


凄い形相になったウライザが、何やらおそろしい魔法を使うための詠唱をはじめようとしたが、


「!......」


口で詠唱を唱え、両手で何やら魔法陣を描こうとした恰好のままフリーズしてしまった。


「金縛りよ!」


アイが両手を老魔女に向けたまま言う。


「小癪なガキ... キエーッ!」


ウライザは金縛りの解除魔法で体を自由にすると、レンを両手でつかもうとする。

だがレンは一瞬早く瞬間移動でアイフィママのそばに跳ぶ。


老魔女の両足に噛みついていたジオンとマユラも、ウライザの老女とは思えない力で足をふり、二人の子どもをベッドの方に放る。


「このガキども... そこの一番小さいエルフの子どもを残して、みんな焼き焦がしてやる!」

そういうと、ウライザは、もう誰にも邪魔されないように自分の周囲に防御魔法陣を張った。


「出でよ... 精霊の世界の者どもよ... 出でて、この部屋を燃えつくすがいい...」


「おっと、それは危ないですね」


突然、すらりとした体格の男が現れた。

黄色いコスチュームに同じ色のプレート、とっぺんの尖ったヘルム、腰には美しい装飾がほどこされている長剣…


「あ、あなたはスケさん!」

アイフィママが叫んだ。




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