表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
89/92

89 客室

 モーリスが走っていなくなると


「ヒロタカ殿、私、ネティーニュスと申します。以後お見知りおきを。」


 ネティーニュスは見た目通りえらく畏まった言い方をしてきた。


「こちらこそ、よろしくお願いいたします。」


 ネティーニュスなんだが見た感じ25,6歳ぐらい?黒髪のお下げ腰ぐらいまで三つ編みにしてある。そして、前髪はぱっつん、鋭い眼差し、メイド服姿にして、傘と対物ライフルもたせたら似合いそうな雰囲気、でも今は白い鎧と剣を持っている。でも美人さんです。


「それでですね。ノエル副隊長が貴方に同行するに当たり、このネティーニュスとヌボローネがご一緒させていただきます。」


「はあ、」


「ネティーニュス、ヒロタカ様が怖がっております。お止めなさい。」


 ネティーニュスの気迫に気圧されて居た俺をノエルが救けてくれた。


「これで大手を振ってヒロタカ様とアカチーに行けます。」


 その前に、俺の選択権はないの?俺、一回も一緒に行こうとか、行っても良いよなんて行ってないのに、いつの間にやら一緒にアカチーに行くことが決定していた。


「分かりました。一緒に行きましょう。はぁ、」


 俺は思わずため息が出た。


「じゃ、準備は良いですか?」


 と、俺が言うと、ネティーニュスが


「ヒロタカ殿、申し訳ありませんが、乗ってきた馬が全て殺されて居るので徒歩での移動となります。」


「大丈夫だよ、忘れ物ない?ヌボローネさん大丈夫?」


 俺は少し離れた所にいた、ヌボローネに声を掛けた。ヌボローネは突然声を掛けられて、はっ、と俺の方を見て、


「え、あ、は、はい、だ、だい、じょう、ぶ、です。」


 と、答えて、下を向いてしまった。


「ごめん、驚いたね。」


 思わず謝ってしまった。


「大丈夫です。男の人が少し苦手で、いつもあの様な感じになるのです。」


ネティーニュスは困ったものだって顔で言ってくれた。


 一方ヌボローネは恥ずかしかったのかネティーニュスの後ろに隠れてしまった。改めてヌボローネを見るとかなり可愛かった。水色の髪をショートカットにし前髪は目が隠れてしまう位の長さで揃えてあった。身長は結構小さめ160無いんじゃないかな。年齢は不詳かな見た目はかなり若い20歳いって居ないような感じだった。


「それなら仕方ないね。じゃ、そろそろ行こうか。」


 そう言うと俺は【転移】を使ってアカチーの屋敷の玄関前に出た。


 みんなを見るとノエルは2回めだったの慣れたのか平然としていたが、ネティーニュスとヌボローネは固まっていた。


 「はい、着きました。此処が私の屋敷です。とは言え住んでいませんが。」


 って、誰も聞いていませんでした。ノエルはネティーニュスとヌボローネに説明中でした。


 話が終わった3人は屋敷や庭をキョロキョロと見ていたので


「立ち話もなんだから中でお茶でも飲んで話そうか」


 そう言って中に入ろうと扉を開けようとすると扉がひとりでに開いた。


 扉を開けたのはメイド姿のオリビエだった。


「おかえりなさいませ、ヒロタカ様。」


 オリビエは深々とお辞儀をしていた。その姿をみてメイド服似合ってるなって俺は思ってしまった。


「オリビエ、お客さんを連れてきたから、本宅の方に行こうか」


 実はオリビエが扉の向こうで待機していたのは分かっていた。【マップ】で見えていたからね。


 オリビエは客人を本宅に通す為に通路の有る応接間に連れて行った。その間ノエルたち3人は借りてきた猫のようになっていた。若干1名は普段から大人しいのかも。


 客室に通された3人はてっきり此処で話をするのかとソファーの方に向かったが、オリビエがこちらです。とノエル達を通路の入り口に招いた。


 オリビエが先に入り続いてノエル達が入り口を通った。多分ノエル達はなんで部屋に入ったのにまた出てのだろうと思っているだろうなと俺は思っていた。


「あれ?」


 ノエルはなにかに気づいたのか思わず声をあげてしまった。


「はは、気づいた?さっきと建築様式が全然違うでしょ、実はこっちが本宅なんだよ。」


 俺は話しながら応接間に向かった。


 リビングの前に着き、ノエルが扉を開け、3人+俺を中に招いた。中に入ると、


「おかえり、ヒロヒロ。話は聞いてる。お疲れ様。」


 美恵がソファーに座っていた。


「おう、ただいま。」


 俺は美恵の横に座り、対面のソファーに3人を座らせようとしたら、ノエルが


「私達は戦闘後の鎧を着用しております。ソファーが汚れてしまいますので立ったままでお話させていただきます。」


 その言葉を聞いた美恵はなるほどって顔をして、


「そうよね、いつまでも鎧なんて邪魔よね。それにさっぱりしたいでしょうから、まずはお風呂ね。でもよく考えたらこの家って客間が無いのよね。ヒロヒロ、客間創ってきて。そうしないと3人が着替えられないでしょ。」


 俺は美恵に敬礼をし、廊下に出て客間を創り始めた。イメージ的には高級ホテルのスイートルームかな。ベッドルームは2つ、片方がダブルのツインでもう片方がキングサイズにするか部屋は12畳づつでいいかな、そしてスイートなんだからトイレも2つ風呂も2つ、真ん中はリビング、外にはジャグジーとテラスも作ろう、イメージが湧いてきた。中に入ると正面にリビング右手に大きなソファーセット、その左手に大きなダイニングセット、その左にオープンキッチン、リビングからテラスに繋がる大きな窓、テラスには白いビーチチェアと白いパラソル、景観は森だから仕方が無いな。テラスの右手の方に10人ぐらい楽に入れるジャグジー。室内に戻ってT、ドアを入って右の扉が主寝室に繋がるドア、その中にもトイレ、お風呂は完備、ついでに落ち着いて仕事が出来る執務室も、ドアを入って左も寝室こっちはダブルのツインの方間取りは左右対称です。寝室にはベッドの他にテレビも置こう。リビングのソファーセットの横の壁にも大型テレビだ。よーし良いぞ、イメージはバッチリ、さぁ創るぞ。


 俺は戦闘モードに入り創った。結果、やりすぎた。内装にも凝って家具も凝ったオープンキッチンなんてピカピカ、【アイテムボックス】付き冷蔵庫まで完備。ジャグジーも何時でも入れるように設定。照明も調光が出来るようにした。もちろん空調も完備。オッケー出来上がり。


 俺は戦闘モードを解除してからリビングに戻った。


「ただいま。」


 俺がそう言うと、美恵が


「ヒロヒロにしては遅かったわね。じゃ、行きましょうか」


 時間にして5分も経っていないんだけどね。創り始めてから戦闘モード入ったからほとんどの時間は構想を練っていた時間だった。


 そうこうしているうちに、美恵が立ち上がりノエル達とオリビエを連れて俺が創った客間に入って行った。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ