79 夕食準備
食堂に行くと全員席に着いていた。逸樹とアラルも十六夜に呼ばれたみたいで下りてきていた。俺も席に着くと
「えーっと、美恵達は知っていると思うけど、【異世界情報収集】が使えるようになったので地球の物を取り寄せる事が出来るようになりました。」
その言葉を聞くと逸樹と勇気が「「スマホだして」」と同時に言ってきた。
「分かったが、とりあえず今からは飯だ。今日はスキル取得記念に好きなものを注文してよし。」
俺はちょっと偉そうに言ってみたが反応は薄かった。
「パパ、僕、スシ○ーのあぶりチーズサーモン」
と、目を輝かせて勇気、
「俺は、す○家のとろ〜り3種のチーズ牛丼の特盛」
「私は、モ○バーガーのモ○ライスバーガー彩り野菜のきんぴらとオニポテセット」
逸樹と美恵が続きざまに言って、その注文を聞いた俺はがっくり項垂れた。久々の日本食なのになぜこのメニューなんだ。
「皆さん?食べ慣れたものを頼むのは良いとは思うけど、久々の日本食だよ、しかも、何処のメニューでもOKなんだよ、そして、日本でいるときよりお金持ってるから、ちょっと奮発してもいいんだよ。例えば食べたこと無いけど叙○苑の焼き肉とか、すきやばし ○郎のお寿司とかさ、しゃぶしゃぶとかいろいろあるじゃん、」
と、食べたこと無いもの注文すると思っていた俺の素直な反応を聞いた美恵は
「ねえ、ヒロヒロ、いつでも食べられるんだから、知らないものをチャレンジするのは今度でいいんじゃない?それに高級店のメニューなんて知らないし、そもそも高級店がわかんないよ。ハハハ」
美恵は豪快に笑っていた。横で息子たち二人は「まだー?」って言ってるし。確かにそうだなネットが無いせいで情報がすくないから食べたいものも注文できないよね。今度なんとかネットを引ける様にしよう。
「あー、そうだね。それ、正解だね。美恵と逸樹と勇気はそれで良いとしてウルメラとオリビエとアラルなんだけど、3人は食べられないものとかある?辛いのも苦手とか、辛いほうが良いとか。もしくは好きな食べ物とか」
3人に話を振ってみると、
「大丈夫です。基本的に冒険者は何でも食べられます。好き嫌いなしです。強いて言えばお肉がすきです。」
とウルメラは答えてくれた。
「私も獣人なのでお肉の方が好きなんですが。」
オリビエが申し訳なさそうに答えてきた。
「私は従魔です。食事はなくても困りません。そもそも従魔になったときから空腹という概念がありません。逸樹様から魔力が流れ込みますので大丈夫です。」
アラルはそんな事を言っているがみんなが食べているのに一人食べないのは俺的に気に入らない。
「アラル、わかったよ。でも、食べることは出来るんだろ。」
「はい、もちろん食事を摂ることは出来ます。味も感じます。」
「じゃ、ウルメラ達と一緒でお肉でいいか。」
「はい、ありがとう御座います」
それを聞いてから俺は【異世界情報収集】で注文された物を次々とテーブル上に取り出した。
「まずは勇気なあぶりチーズサーモンだったな。それだけじゃ足らないから5人前位のセットも出しておいたぞ。次は逸樹だな牛丼特盛だったな。ついでに何種類か頼んだぞ。残ったら【アイテムボックス】にしまうし。次は美恵と、ライスバーガーとかだったな。普通のハンバーガーとかポテトもついでにだしておくよ。それからウルメラ、オリビエ、アラルは肉だな。これは奮発して、叙○苑のお肉にしてみた。よくわからんから焼き物を2人前づつ全種類頼んでみたぞ。ついでにユッケと生センも」
多分食べきれないだろうと思う量がテーブルの上に置かれた。すると美恵の目が肉に釘付けになっていた。
「ヒロヒロ、私も焼き肉食べる。でも焼肉用のコンロないよ。」
美恵からの指摘に慌ててカセットコンロを買おうと思ったが、テーブルを改造する方にしてみた。焼肉屋さんによくあるテーブルをイメージして創り始めた。もちろん戦闘モードだからほぼ時間は経過していない。火は魔法具でもちろん火力調節OK、煙も魔法具で吸わせてみた。吸った先で【クリーン】で浄化 落ちた油も【クリーン】で綺麗にだ。
「これでよし、はい、出来ました。」
「ヒロヒロご苦労」
俺はテーブルに3つのコンロを創った。すると取り寄せた料理をオリビエが配膳しながらウルメラは必要と思われる食器類をキッチンから運んでいた。次に俺は調味料と飲み物を取り寄せることにした。俺は○内山の牛乳、小学校からの習慣で食事は牛乳、美恵達はペットボトルの緑茶、ウルメラ達はお酒飲むみたいだからビールでいいかと思ってみたもののお酒を飲まない俺はビールの種類は分からないから定番のア○ヒスーパード○イの500mlの缶にした。取り出した
飲み物は氷水の入った木の桶に入れておいた。ちょっとワインクーラー見たいでカッコいいけど、牛乳の紙パックは様にならないね。
「そろそろ準備もできたみたいだし、食べるとしよう。」
なんか変な晩御飯が始まった。




