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67 ラッキースケベ

お読み頂きありがとうございます。

久しぶりの投稿になります。申し訳ありません。

これからもなかなか投稿出来ないかもしれませんが、ボチボチではありますが続けて行きたいと思います。




 俺が冒険者ギルドから出ると空は薄っすらと明るくなってきていた。【チャット】でみんなに声を掛け噴水の前に集合した。


「おっそい、ヒロヒロ待ってるの飽きてきてたよ。」


 そう文句言う割には美恵はニコニコ顔だった。多分何か買って居たんだろうな。


 みんな一緒に行動していたのか全員揃っていた。勇気の手には串物が握られていた。逸樹はやっと終わったみたいな顔でこっちを見ていた。ウルメラとオリビエも何か食べていたのだろう、口にソースが付いていた。アラルに関しては目立ちまくり。すれ違う人がかなりの確率で二度見していく。下半身をスカートにしていても目立つよね。


 「じゃ、帰ろうか。」


 そう言うと俺は、人目もはばからず【転移】を使って家帰った。周りにいた人は驚いて居るだろうが気にしない。


 家に着いた。今回は玄関周りに照明を設置していたのでいい感じだ。今度は外溝に着手するかな。プールとか欲しいからね。


 玄関に入ると俺は、取り合えず寝るとみんなに告げて自分の寝室に行った。階段を上がると美江が、


「ヒロヒロ、やっぱり三階は面倒臭いよ。階段自体は苦にならないけど、」


 美江の言いたいことは分かった。俺は、階段を上がった横の壁に【物質変形】でドアの枠だけを二つ創った。俺は、一階と二階にも同じものを創り【魔法具作成】と【時空魔法】を使い各階をつなげた。左のドアの枠の中は一階の廊下が見えていた。右のドアの枠の中は二階の廊下が見えていた。エスカレーターとかエレベーターを創るより空間をつなげる方が簡単だった。


「これでいい?」


「ありがとう。」


 美恵はニコッと笑ってもサムズアップしてくれた。


 ついでに俺はドアの枠の上に一階、二階と間違えないように表記していった。もちろん各階も。


 部屋に入りベッドにゴロンとしようとして自分が戦闘の後だったことを思いだし


「美恵、ちょっと風呂に入ってくるね」


「いってらー、私は寝てるね。」


 俺は【転移】で脱衣場に移動した。脱衣場に着くとオリビエと目が合った。そう、脱衣場にはオリビエが居たのであった。あっと、思ったが目線を下に下げてしまった。脱衣場にいる理由はもちろんお風呂に入る為ですよね。オリビエは全裸でした。白い肌、出る所は出て引っ込むところは引っ込んでいました。バッチリなスタイルでした。


「すみません。」


 先にオリビエに謝られてしまった。


「いや、こっちが悪かった。確認せずに直に脱衣場に来たのは俺のミスだ。オリビエは何も悪くはない。むしろ俺が悪い、ごめん」


 オリビエはニコッと笑って、


「大丈夫ですよ。奴隷になったときからこれくらいの覚悟は出来ていましたから。それにヒロタカさんになら見られてもかまいませんから。」


 確かに見られても恥ずかしくないスタイルだ。話ながらもしっかり見てますよ。おっちゃんはこれぐらいでは恥ずかしくありません。眼福眼福。


「一緒に入りますか?」


 オリビエからのお誘に


「ごめんね。それは無理。嬉しいお誘いだが遠慮しておくよ。」


「そうですか、残念です。いつか一緒に入りましょうね。」


 女の人は強いなと思い俺は笑いながら【転移】で寝室に戻った。


「あら、早かったね、」


 美恵はもうベッドの中に潜り込んでいた。


「行ったらオリビエが居たから帰ってきた。」


 そう言うと美恵がニヤニヤして


「ラッキースケベ、ゲットだね。オリビエは良い体してたでしょ。でもまだ第二夫人は許さないからね」


 美恵は俺がハーレムものが好きなのを知っているから気にはしてくれているみたいだ。


「分かってるよ。美恵の事が一番だから気にしないよ。」


 俺の言葉を聞くと美江はニコッとして


「知ってる。ヒロヒロは日本では浮気なんてしてる暇が無いぐらい頑張ってたもんね。仕事が終わったら直ぐに帰ってきて勇気の勉強見てくれてたよね。ギャンブルもせずお酒も飲まずタバコも吸わず無駄遣いもせず、周りから見たらこの人何が楽しくて生きてるんだろうって思われるぐらい自分の事はそっちのけで私達の為に頑張ってた。ありがとう。こっちの世界に来てヒロヒロのスキルのおかげで随分と生活は楽できそうなのは分かった。ぶっちゃけ、ヒロヒロに第二夫人が出来ても何にも変わらないのは分かってるよ。むしろ楽しいかも知れないけど、まだ無理ごめんね。私の気持ちの整理が出来るまでもうちょっとまってね。」 


 話終わるとさっきまでと違いちょっと泣きそうな顔になっていた。


「知ってる。美恵がその顔で話をするときは真剣に俺の事を考えてくれている時だ、長い付き合いなんだから分かってるよ」


 そう言いながら俺は美恵の居るベッドに潜り込んだ。


「美恵、まだこっちに来てやっと3日目なんだぞ。とりあえず寝て起きてからのんびりいろいろ考えよう。」


 俺は美恵に腕枕をした。


「うん、分かった。おやすみ、ヒロヒロ」


 美恵は俺におやすみのキスをして目を閉じた。


 今晩はゆっくり寝られることを期待して明るくなり始めた空を見て俺も目を閉じた。

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