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53 ギルマス

 話が終わりカウンターからギルドマスターが降りると


「ヒロタカさん、お肉ありがとう御座いました。主人と晩御飯にいただきました。」


 クレアが今それを言うのって事を言ってきた。


「いえいえ、気にしないでください。無くなったらまた言ってくださいね。」


 そんな世間話をしていると、さっき迄カウンターの上に居た女性が近づいてきた。


 女性は背が高かった。ヒールを履いているのだがそれでも普通に高い190センチは有るだろう。服は黒色の首まで有る服と黒色のロングのタイトスカートでチャイナドレスみたいに横に大きくスリットが入っており美しい足が惜しげもなく出されていた。それよりなにより、彼女の耳は尖っていた。俗に言うエルフなのか?


「クレア、彼が君が言っていた冒険者か。」


 クレアはコクンと頷いた。


「ヒロタカと言ったか、遊撃すまないな。」


「いえ、待ってると寝てしまいそうなので。」


「ハハハ、そうか、寝てしまいそうか。おっと、すまん、私は此処のギルドマスターをしているチカノーヴァと言う、よろしくな。それと、さっき何処に行っていた?」


 はい、バレてました。


「見えてました?お恥ずかしい、ちょっと散歩がてら魔獣の様子を見に行っていました。」


「なんと、そんな事が出来るのか。魔獣はどうだった?」


 チカノーヴァは胸ぐらを掴んで聞いてきた。


「十六夜、何匹居た。」


「あの時点で、62,451匹です。ランクEが35,320匹、ランクDが21,350匹、ランクCが5,523匹、ランクBが201匹、ランクAが52匹、ランクSが4匹です。」


 何処からともなく聞こえる十六夜の声にチカノーヴァの目を見開き、がっくりと項垂れた。


「ランクSが4匹だと。すまぬが種類は分かるか。」


 俺が十六夜に頼むと言うと、


「サンダードラゴン、バジリスク、ベヒモス、ケロベロスです。」


 チカノーヴァは苦虫を噛んだような顔をした。


「ベヒモスが居るのか、ヤツの体は硬いから物理攻撃が通らないし魔術耐性も高いから手強いな。後のヤツはランクSでも下位の方だからなんとかなるな。」


 俺が不思議そうな顔をしていたのでクレアが


「ギルドマスターはランクSなんです。」


「クレア、いくらランクSの冒険者だと言っても、ランクSの魔獣4匹を一人では無理だ。なんとかなると言ったのは、援軍が来るまで時間稼ぎぐらいは出来るという意味だ。それよりヒロタカ、さっきのイザヨイとやらは何処に居るのだ。」


 今頃気づいたのかと思いつつ、


「あれは俺のスキルです。」


「なら、これ以上は聞かん。レアスキルなので聞きたいのだが、此処は我慢だ。それがマナーだ。」


 と、言いながらも顔はジト目でこっちをみていて、そのジト目は教えてーって訴えている。


「ハイハイ、分かりました。そんな目で見ないで下さい。言いますからあまり他の人には言わないでくださいね。これは【賢者】って言うスキルで、色々なことを知っていて人格が有るので会話も可能です。これ以上は秘密です。それと俺からも質問です。チカノーヴァさんはエルフですか?」


 チカノーヴァは満足したのか普通の顔に戻っていた。


「いかにも、私はエルフだ。しかも結構長生きだ。年齢は女の秘密だ。知ったら責任取って結婚してもらうぞ。」


 チカノーヴァは豪快に笑っていた。


「おっと、いつまでも此処で話をしていてはいかんな。すまんな。これで失礼する。」


 そう言って、チカノーヴァは離れていった。


「じゃ、俺も一旦家に帰って着替えて遊撃に行ってきます。」


「気を付けてくださいね。無理しないで危なくなったら逃げてきてくださいね。」


 ハイと答えて人気の無い所に行き【転移】で家に戻った。


 家の寝室に帰ると美恵が起きていた。


「おかえり、ヒロヒロ、あらましは十六夜に聞いたよ。多分みんな起きてるよ。」


 俺は【チャット】でみんなを1階のリビングに集めた。


 流石に、パジャマはまずいので服に着替えた。


 リビングに行くとみんな居た。


「夜遅くにゴメンな。十六夜に聞いたと思うけどスタンピードが起こり、魔獣約6万がやってくる。けど十六夜実際勝算は?」


「はい、あの程度の雑魚ですと問題ありません。一撃で終わらせる事も可能ですが地形が変わってしまします。」


 流石に地形が変わるのは不味いでしょ。そう思っていると。


「ランクSが居るんでしょ、肉取るわよ。ヒロヒロ素材はなるべく回収よ、分かった?」


 美恵がえらい勢いで話してきた。


 とりあえず、みんなのレベルを上げないといけないので、同行させて、100メートル以内に居させて見学してもらうか。


「じゃ、ちょっくら行ってこようか。」


 ウルメラとオリビエは何がなんだか分からない感じでキョロキョロしていたがあえて此処は無視。


「じゃ、行くよ。」


 そう言って、【転移】で魔獣の群れの前1キロの所に出た。


 暗くて視界が悪いのでとりあえず照明を上げ、木を抜き半径500メートルぐらいの円の平地を創った。


 後は到着を待つだけだ。






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