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20/92

20 お風呂

お読みいただきありがとう御座います。

やっと20話まで来ました。

ブックマークも36件になりました。まだまだじゃん、と思われますが私は十分うれしいです。

おかしな所も有ると思いますが、変わらずお読みいただけるとありがたいです。

ついでに評価してもらえるともっとありがたいです。

それでは我が10年後の黒歴史の為に頑張っていきます。


俺は玄関を出るのではなく、奥の部屋に入っていった。そこには何もない。ただの12畳ほどの空間が広がっていて、正面の壁にドアが有った。そのドアを開けて入ると同じように12畳ほどの空間が有った。そして正面にドアが有った。俺は思い出した。この家は勇気の設計だった。この家に廊下はなかった。


「そうだよな、玄関入ってすぐに部屋だったもんな。」


 俺が独り言を言っていると。十六夜が


「気づきませんで申し訳ありません。、勇気様と一緒にリフォームさせていただきます。」


 十六夜が気を使ってリフォームをかって出てくれた。


「ありがとう。勇気とぼちぼち、リフォームしてて。勇気はなんでも良いから創るのが楽しいだけだから、これやって、あれやってって言うと喜んで創るはずだよ。」


[ 弘隆様 ] 勇気


[ 勇気様 ] 何、パパ


[ 弘隆様 ] 隣の部屋の壁に穴を開けるから後でドア創っておいて。後、明日になったら、十六夜と一緒にちょっとリフォームしておいて。


[ 勇気様 ] 了解、お風呂頑張ってね

 

 【チャット】で、そんな話をしながら、ふたつ目の部屋の石の壁に【岩石変形】で穴を開け外に出た。外は真っ暗だった。


「真っ暗だな。」


 その一言で《【光魔法】を取得しました。》のメッセージが流れた。


「ありがとう、十六夜。」


【光魔法】で光の玉を打ち出し、周囲を明るくした。


 勇気の造った3メートルの高さの石の柵までは十分の距離があった。取り合えず。ここら辺に風呂でも造るかな。脱衣場はさっきの部屋で良いだろ。まずは床だ。石だな。露天だと、寒いかな。床暖房みたいなの造るかな。

 俺は【アイテムボックス】から石ブロックを取り出し【岩石変形】で20畳ほどの床板を創り、そして6畳ほどの湯船を創りだした。まぁ、これぐらいの広さがあれば十分だな。さて、湯船に湯を入れるか。


「十六夜、【水魔法】で、お湯を張るのは簡単だけど、掛け流しにしたいけどなんかいい方法あるか?」


「そうですね、弘隆様は魔法をお使いになられますので【魔法具作成】などはいかがでしょうか。」


 《【魔法具作成】のスキルを取得しました。》のメッセージが流れ俺の頭のなかに【魔法具作成】の知識が流れ込んできた。


「良い感じだな。なになに、掛け流しにするには常時魔力供給をしなくてはいけなくなるのか。でも、魔石がバッテリーになるのか。これだと充電切れになる可能性があるのか。ソーラーパネルみたいなもので充電出来ないかな。魔力を魔石に充填することは出来るのに。大気中の魔力が集まり魔獣になるなら。あーイライラする。なんか良い方法ないかな。大気中の魔力を収集することが出来る魔法具が作りたいな。」


「あの、弘隆様、差し出がましいですが、その事なら先ほど得た知識の中にあります。大気から魔力を吸収するで考えてもらうと出てくると思います。」


 あー、出ました。収集とか充電なんかで考えてた。こんなちょっとのことでイライラしていた自分が恥ずかしくなり顔が赤くなった。


「あ、ありがとう。あったよ」


 早速俺は浴槽のはしっこの方に【岩石変形】で蛇口の様なものを創った。そして【魔法具作成】で魔法を蛇口に張り付けていった。そう、【魔法具作成】は意外と簡単なのであった。まず、蛇口の水の出るところに43度の水が出る【水魔法】をイメージすると光と共に小さな魔方陣が張り付いた。このままではお湯は出ない、が、この魔方陣に触り少し魔力を込めるとチョロチョロとお湯が出てきた。魔力をもう少し込めるとお湯の勢いが増した。これにより込める魔力量によってお湯の量が決まるのがわかった。


「あっ、これ、面白いな。」


 俺は子供のように魔力を強くしたり弱くしたりしてお湯を出して楽しんでいた。が、風呂づくりが終わっていないことを思い出し、作業を再開した。


「よし、次は魔力を出す装置かな。これは魔石を繋げたら良さそうだ。」


 魔石を【岩石変形】で蛇口の中に埋め込み、【魔法具作成】で、さっきの魔法陣と魔石を指でなぞるとなぞった所が髪の毛ぐらいの太さの青白い線が光り繋がった。しかし、何も起きなかった。


「ん?」


 難しい顔をしていると十六夜が


「弘隆様、この魔石に魔力は入っておりません。」


「えっ、そうなの、」


「魔石は魔獣から取り出すと一度魔力は空になってしまいます。」


「そうか、じゃ、魔力を充填するかな。」


 そして、手を魔石にかざし魔力を流し始めるとお湯がチョロチョロと流れ始めた。そして、魔力を流すのを止めてみる、するとお湯は変わらずチョロチョロと流れつづけた。


「おおっ、いいぞ、でもちょっと勢いがないな。原因は、」

 

 俺は、魔方陣と魔石を繋いだ線太さを1ミリ位にイメージして繋ぎ直すと蛇口から結構な勢いでお湯が出だした。


「よしよし、いいぞ」


 しばらくするとお湯は止まった。


「充填切れか。湯量はこんなもんで良いかな。次に取り掛かろう。」


 俺は大気中から魔力を吸収する魔法陣を魔石の近くに貼り付け、それと魔石を2ミリぐらいの線で繋いだ。するとお湯が出始めた。


「なぁ、十六夜。これって間に魔石を入れる意味あるのか?」


「そうですね。この状況なら魔石を入れなくても、支障はありません。大気中の魔力吸収の方が使用魔力より上回っておりますから。」


「スキルを持っていても上手に使えるとは別物だな。経験不足だな」


「ちなみに魔石に魔力がいっぱいになっても破裂したりはしませんので。」


「ありがとう、十六夜。」


 そんなこんなでぼちぼちお風呂にお湯がたまりだした。


「良い感じだな。順調だ。でも、あまりにも周りから丸見えか。防犯用の柵ではなく、目隠し用の低い塀でも造るか。」


 俺は木材ブロックを取り出し石の床板の周りに【木材変形】で高さ1.5メートルほどの壁を造り始めた。すると木材ブロック1つでは足りず追加のブロックを出し壁を創っていった。


「すごいな継ぎ目なしの一枚板の板壁だな。ありえないな。さすがファンタジー世界だ。これって割れてくるかな。割れてきたらまた直したらいいか。」


 そんな事を考えているとお風呂のお湯が溢れ出し、徐々に床板に水がたまりだした。


「まずい。排水を考えていない。床板の勾配も考えていない。」


 とりあえず壁に穴を開けて垂れ流しでも良いが、家の周りが水浸しになるのは勘弁してほしいので、色々考えてみた。排水口に入った水を蒸発させる。駄目だ、湿度が上がりすぎる。ブラックホールみたいな穴を創ってみる。駄目だ、危険すぎる。生き物も吸われるな。お湯の水位が上がってきた。このままじゃ部屋に入っていく。


「十六夜、なんとかならんか。」


 困ったときの十六夜さん。


「それではこんなのはいかがでしょう。【アイテムボックス】と排水口をリンクさせてしまうとか、後は」


「はい、それいただき。これなら、生物は飲み込まれないし湿度が上がることもないからね」


 俺は慌てて【岩石変形】で床版に勾配をつけてお湯が一箇所に集まるようにし排水口を創り【魔法具作成】を使い【アイテムボックス】とのリンクの魔法陣を創り貼り付けた。


「うぉー、お湯が減らない。あー、魔力を流さないと。」


 慌てて、お湯を出す工程を思い出し創り始め、事なきを得た。


「焦ったな、まさかこんなことになるとは思わなかったな。後はシャワーを創り後、鏡か、それとドライヤーかな、それとタオルか。なんか全部クリーンの魔術で片付きそうだな。」


 俺は気づいてしまった。排水口【アイテムボックス】とリンクしなくてもクリーンで消せたんじゃ無いのか。試しに排水口の魔方陣をクリーンに変えてみた。ハイ、成功です。クリーンって何者?まだまだ研究の余地あり。


「でも、とりあえずこんなもんだ。浴槽のさえ出来ればいい。シャワーはまた今度だな。」


 俺は、時間を確認すると21時を回っていた。慌ててみんなの所に戻りお風呂が出来たことを言った。


「おーし、風呂できたぞ。入ろう。」


「パパ凄い!」


「ヒロヒロお疲れ!」


「あいよ。俺、最後な」


 俺達は隣の部屋に向かった。


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