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12 取得経験値10倍

「じゃ、次行くぞ、」


「おう!」


 まだ2戦しかしていないのに、楽勝ムードを醸し出している。男二人が居た。


「次もゴブリンが一匹だ。」


「了解であります!」


 逸樹はご機嫌で敬礼をしてきた。


「でも、次はホウベの突撃はちょっと中止な。」


「オッケー、どうするの?」


 逸樹がそう言うと俺はニヤリと笑いながら、


「あの石の床板使ってやる。」


「あのでっかい板か」


 逸樹があきれた顔で俺を見ていた。


「今までの感じだとゴブリン位なら楽勝だろうな。」


 そう言うと、歩き出す二人と一匹だった


 10分も歩くとゴブリンに近づいた。相変わらずショートソードを持っていた。距離にして15メートル草が邪魔してあまり見えないが目視で確認し身を低くし静かに背後に回った。距離7メートル。ここであえて立ち上がりゴブリンに発見させた。


「ギャギュ!」


 なんか叫けびながらショートソードを構え走ってきた。俺は落ち着いてゴブリンにの頭の上に床板を出した。出した床板はなんの抵抗もなく地面に落ち大きな音を立てた。実に呆気なかった。


「逸樹、終わったぞ」


「みたいだね」


 とりあえず床板を収納した。


「げっ!親父最低だ」


 俺も見た。最低だ。オーバーキルだった。


「そうだな、原形がないな、あっ、そこにショートソードの残骸があるぞ」


「マジか、俺取りたくない」


 逸樹は凄い形相で拒否ってきた。


「はいはい!俺が取りますよ。俺がやったんだし。」


 そう言ってゴブリンの残骸に近づいたとき、その残骸の中に、石の見たいな物を見つけ、ショートソードでほじくり取り出し、逸樹に見せた。


「なぁ!逸樹、これって魔石か?」


 そう言って、魔石を逸樹に放り投げた。すると逸樹は体を横にずらし魔石を避けた。


「親父、汚いな、せめてクリーンで綺麗にしてから投げてくれよ。」


 そう言うと逸樹はクリーン綺麗にしてから手に取って見た。


「そうだろな。魔石って言うけど石っぽくないな。どちらかと言うとガラスの塊?」


 逸樹は魔石を俺に投げ返した。その瞬間、ホウベがジャンプしそれを加え、どうだって感じで逸樹の方を見ていた。


「ナイスキャッチ。って、違うし。ホウベ親父に魔石を渡して」


 そう言うとホウベは俺の前に来て魔石を渡してきた。


「ありがとうホウベ。」


 俺はホウベの頭を撫でて魔石を受け取った。


「思えば前の二匹は解体してなかったから気づかなかったな」


「帰って解体するか。親父がな、」


「はいはい、分かってますよ。でも、このゴブリンどうする」


 逸樹にショートソードでゴブリンの残骸を指しながら言った


「こいつはなかった事にしよう。」


 逸樹もうなずき同意した。


「親父、ショートソードも折れてるから。持って帰っても勇気の材料になるだけだね。」


「そうだな。で、逸樹、床板攻撃は有りと思うか?」


 真剣な顔で聞いた。


「有りだろ、でも、これからの事を考えると素材がね。」


 冗談無しで答えた。


「そうなると、もうちょっと攻撃方法考えないとな。」


「それが良いと思うよ親父。」


 少し悩み逸樹に聞いた。


「で、逸樹、この世界の魔獣って息してると思うか?」


「どうだろうな、たぶんしてるんじゃね。」


「やっぱりそう思うか、それなら水魔法で窒息死とか出来ないかな?あーでも酸欠の肉は不味くなるとかなんとか、なんかで読んだ気が、アドレナリンがどうとか」


「マジか!でも他の素材は最高だろ」


「ベストなのは脳を一瞬で潰し、血抜きするのが良い肉になるかな」


「そんないい魔法って有るのか?」


「そうだな、電気で脳を焼くか」


「親父、そんな高電圧出るのか?」


「う~ん、脳に直接ならそんなに電圧要らなかったかな」


「でも直接、脳に電気とか無理じゃね」


 その答えにちょっとがっくりし、


「俺もそう思う。他には弾丸で撃ち抜くとか、高温の熱線で焼くとか、マイクロ波で脳を焼く、振動系で脳を揺らして脳震盪を起こさすか、即死魔法とか。色々あるけど。」


「どれも難しんじゃね」


 手当たり次第言ってみたが逸樹にバッサリ切られた。


「やっぱりな、俺もそんな気がする。悩むよな、いろいろ考えて魔法研究にのめり込む奴がいるのも分かるな。」


「それでも親父、圧倒的なレベル差があったらそんなの考えなくてもいいんじゃね。」


「それはそうなんだけど、せっかく異世界召喚だろ。」


「まっ、いいじゃん、まだ異世界来て半日だよ、ぼちぼち行こうよ。」


 どっちが親なのか分からない感じで逸樹に言われた。


「それもそうだな。そうなると【クリエイトスキル】のポイントが1、残ってるから何にするかな。」


 そう言うと逸樹が即答してきた。


「親父、こんなの定番でいいんじゃね。経験値アップで、しかもパーティー内適用とか、そうしたら【クリエイトスキル】のポイントが貯まるの早くなるし。」


「そう、それだ。ナイスアイデア。」


 逸樹を指差し言った。


「確かに定番だ。盲点だった。サンキュウな逸樹。」


 そう言うと早速取り掛かった。


「【クリエイトスキル】【パーティー内取得経験値10,000倍】!」


 やはり無理だった、呆れた顔で逸樹が見てた。


「親父、欲張り過ぎっしょ」


「やっぱりか、でもな、レベルが足らんだけでこのスキル創れるんだぞ」


「マジか!訳わかんね、どんなレベルがいるんだよ。」


「じゃ、気を取り直して【クリエイトスキル】【パーティー内取得経験値1,000倍】!【クリエイトスキル】【パーティー内取得経験値100倍】!【クリエイトスキル】【パーティー内取得経験値99倍】!」


 逸樹が驚いた顔で見てきたが、気にするか!


「【クリエイトスキル】【パーティー内取得経験値10倍】!や、やっと、出来た。」


「お疲れ、10倍で落ちついたね、まさか1づつ下げるとはやるな親父。」


 ちょっとかわいそうな物を見る目で見ている逸樹に言われた。だが、気にしない。


「ありがとう、叫び過ぎて喉かわいたぞ。」


 おれはプチウォーターで直接水を飲んだ。


「で、あれだけ叫んで出来たのが【取得経験値10倍】だったよ。パーティーの文字はどこ行ったんだよ」


 ステータスで確認したらパーティーはオプションで設定出来た。


「パーティーはオプション設定だったぞ。じゃ行くか」


「だね、でも、かなり楽出来んじゃね」


「そうだな、次はオーク行っとくか」


「了解」


 【探知】のおかげで一行は迷うことなくオークの元に行った。


 オークが居た。やっぱり豚鼻だ、身長は2メートルぐらいかな意外と大きいな。一応武器として槍を持っていた。


「逸樹、潰すぞ。」


「了解!」


 俺はいつも通り、オークの後ろに回り込み、そっと近づき、オークの頭の上に床板を取り出した。床板は地面に落ちオークを潰した。


「やったな、親父。」


「ありがと。」


 すると音に気づき50メートル位離れていたオークがこちらに向かってきているのに【探知】で分かった。


「逸樹、一匹オークが走ってきたぞお前の左手方向から」


「マジか!親父、頼む。」


 そう言いながら、俺の方に走って来た。すぐさま床板を収納し、オークが向かってくる方向を見た。残り5メートル俺は槍を突き出そうとしているオークの頭上に床板を出し落下させた。


 俺のレベルは10も上がり12になった。


「逸樹もレベル上がった?」


「12になったよ、経験値10倍さすがだ。それでも、一気に10ってすごいな。オークはちょっと経験値良かったのかな、ゴブリンとは大違いだ。」


「たぶんな、ゴブリンと比べて体型が大きいだろ、その分、攻撃力も有るから危険度が高いから経験値も良いんだろ、それにレベル2の奴は挑まんだろう。それからパワーレベリングでもレベル低いときは一気に上がるだろ」


「それもそっか」


 俺は逸樹と喋りながら床板を収納し、潰れたオークから魔石と折れた槍を回収した。


「なあ、逸樹、レベル上げめんどくさいな。」


 ちょっと飽きてきた、俺が言うと。


「そうか?よく分からないけど。いや、親父、ゲームだともっとガンガン倒さないとレベルあがらないぞ。簡単に上がりすぎだろ。」


 逸樹にそう言われて、そうかもなって思いながらも、


「そうだよな、でも、移動速度が遅すぎてイライラするな。ゲームのマップと実際歩くのは偉い違いだな。」


「言われて見ればそうかな。歩きだしね」


「そうだろ、高速移動か転移か飛行魔法とか無いとめんどくさいな。あ~しまったな、勇気に50メートル角の床板創らせて飛行魔法とったら魔獣が多い所に上空から落としたら良かった。」


「でも、親父、肉採れないぞ」


「しまった!忘れてた。」


 やっぱり肉は大事だよな。


「それと、親父、俺らまだレベル12だからな、どう見ても弱いんじゃね、ただ床板の破壊力に助けられているだけじゃね。」


「ガーン!逸樹に諭されてしまった。確かに床板頼みの戦術だよな、もうちょっとレベル上がったら剣術稽古するかな。」


「それが良いんじゃね。」


「とりあえず、【クリエイトスキル】【転移】、あっ、ヤバい、出来た。なんだこれ、転移って言ったらかなりのチートスキルだろ。女神アイシャこれまずいだろ」


 俺ががっくり感を出していると


「いいじゃん、親父、気にすんな、あと9ポイント残ってるじゃん、何にするの?」


「そうだな」


 そう言って、次のスキルを考え始めた。

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