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11 初狩り

「逸樹、行こうか」


「あいよ」


「と、その前に」

 

 と、言うと、俺はさっき収納した床板を目の前の高さ3メートルの所に出した。すると床板は地面に向かって落下しドーンと大きな音を鳴らし落ちた。


「ヒロヒロ、なんの音、びっくりしたよ」


「あ~ごめん、実験してた。」


 落ちた床板を再度収納した。すると、そこは5×5の広さで少しへこんでいた。


 実験は成功だ。これを魔獣の上に出現させたらなんとかなるだろう。これを使うと肉は食べられないだろうな。レベル上げ用だな。


「一番近くはこっちで200メートル先のゴブリンだ。ホウベは居るか?」


 俺はずっと【探知】を発動している。だから、絶えず魔獣の位置と距離が表示されている。


「居るよ」


「じゃ、行こう。静かにな」


 少し歩くと茂みの向こいうから、ゴソゴソ動く音がする。もちろんゴブリンだ。姿は見えないけど、【探知】で分かっている。逸樹に小声で


「あの茂みの向こうにいる15メートル先だ、多分向こうはこっちに気づいてない、そっと近づき目視で確認、武器の有無、のちにホウベで強襲、武器が無ければ、俺たちも突撃、武器が有れば最悪床板で潰す、行くぞ」

 

 俺はちょっとカッコよく命令してみた。そして、俺達はゆっくり近づきゴブリンを確認、武器は錆びたショートソードらしき剣を持っていた。イメージ通りだった。1メートル位の背丈、肌は緑色、耳と鼻は尖っており醜悪な顔つきだった。


 静かにそっと近づき距離7メートルそろそろだな、手を上げ逸樹に合図、挟み込むようにゴブリンの背後に静かに回り込んでいたホウベが飛び込んでゴブリンの腕に噛みついた。ゴブリンはその反動でゴブリンは剣を落とし倒れた。


「グギャ!ググギャレ!」


 なんか叫んでるが、知ったこっちゃない、それを見た俺は短剣を手に突撃し、倒れて起き上がろうとしているゴブリンの背中の方から首もとに短剣を突き立てた。首と鎖骨の間に刺さった短剣はびっくりするぐらい抵抗なくゴブリンの体に飲み込まれた。


 ゴブリンは動かなくなった。短剣を抜き、俺は速攻で収納をイメージした。短剣を抜いた一瞬血が飛び散り少しかかったが、収納したお陰で少しですんだ。収納したのは生死の判定が難しいから収納しただけだ。収納出来なかったら。反撃の可能性が有るから警戒しようと思ったからだ。。


「おう!逸樹お疲れ」


 そう言いながら【生活魔術】のクリーンで付いた血を綺麗にした


「親父もおつかれ」


「意外とあっけなかったな」

 

 自分でもびっくりだった生き物を殺したのにこんなに冷静なのは、


「だね。」


「レベル上がらんだな」


「もうちょっと倒してまわろう」


「そうだな」


 そう言うとゴブリンの落としたショートソードを拾い手にもって素振りをしてみた。刀身は錆びて刃こぼれしていたが短剣よりはましだろう。


 しまった、勇気に石の剣でも創ってもらっとけば、あいつは材料があれば木の剣、石の剣、鉄の剣、ダイヤの剣を創ることが出来たんだった。


 そして拠点よりは移動したが目新しい魔獣は出ていなかった。それに拠点の方に魔獣は近付いていなかった。


 俺達は次の獲物のホーンラビットに向かった。


「逸樹、次はホーンラビットだ」


「了解」


「要領はさっきみたいにだ基本背後からの強襲のホウベで体勢を崩さし、俺らでとどめだが、逸樹は近接戦闘嫌だろうから、俺がやるな。」


「ありがとう、親父」


 二人と一匹はゆっくり歩き出した。


 しばらく歩き、俺が手で止まれの合図を出すとみんな止まった。俺が指で獲物のいる方向を指差して慎重に近づき、目視で確認、居た!大きいウサギ、さっきのゴブリンよりは小さいが70センチはありそうだ、やっぱり角が付いてる。何か食べている最中だった。

 

 俺達は作戦通りし、ホウベは獲物の後方に回り込みそっと近づき、行動開始の合図、ホウベが飛び出しホーンラビットの首の後ろに噛みついた。ホーンラビットは振りほどこうと暴れまわっている。


 俺は振りほどくことに必死でこちらに気づいていないホーンラビットの横まで行きショートソードをホウベに当たらない腹目掛けて刺した。


 ホーンラビットは刺されてはじめて俺に気づき頭に角で攻撃しようと頭を振るが届かない。ショートソードで腹を裂こうと横に動かそうとしたが無理だったので一度抜き今度は喉元突いた。


 すると、ホーンラビットの動きはゆっくりになり動かなくなったので、ショートソードを抜き、ホウベを下がらせて、収納した。


「よし、終わった」


「おっつ~!」


 すると、《レベル2になりました》の表示と音声があった。逸樹の方を見たら逸樹もこっちを見ていた。


「レベルアップか?」


「うん、そう」


「俺もだ、基本的に経験値均等割りのフィニッシュボーナスなしだな」


「そんな感じかな」


「分かりやすくて良いな、後でパワーレベリングやり易い。でもよく考えたらパーティー作成もしてなかったのにお互い経験値入ったな、パーティーメンバーってお互いの感覚なのか、それかエリアなのか?」


「エリアは不味いよ、おこぼれ貰うやつとか大発生だよ」


「そりゃそうだ。お互いの認識だな」


「そんなとこじゃない」


「じゃ、綺麗にして次行くか」


 俺はクリーンで血を綺麗にした。


「でも、ショートソード、刃こぼれで錆び錆びあかんな、一撃目、刺して腹を裂こうとしたが無理やった」


「親父、ゴブリンのやで、贅沢言ったらあかんで」


 そんなこんなで次の獲物へ向かった。


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