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オフ・リミッツ  作者: 霜前七七五
第二部
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0   モノローグ

第二部です。1/3くらいが4年前で2/3が最近書いた。どこから時代が飛んだか分かるものなのかしら。



 オフ・リミッツ 2



 その日 とうさんが死んでしまった

 かあさんは泣いてた

 ぼくはよく分からなかった


 かあさんがおばあちゃんに何か言ってた

 おばあちゃんもかあさんに何か言ってた

 ぼくは何も言わないで

 とうさんのことを考えていた


 死ぬってことは もう会えないってことなんだ

 だから春詠にはいろんなことを教えてやる

 とうさんは 少し前からそう言っていた

 ふたりで台所で料理をした

 楽しかった

 楽しかったのに

 なんでか とても悲しくなった


 かあさんとおばあちゃんが話しおわった

 かあさんがぼくに言った

 ハル だいじょうぶ

 これからはふたりで暮らしましょ

 かあさんは笑って ぼくを抱きしめてくれた

 ぼくは泣いていたのだ

 かあさんも きっと泣いていたのだ



 ――――だから僕は願う。


 生き別れても死に別れずに、再び道が交わったなら。

 彼らにとってもう一度、幸せな日々が始まればいいと。



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