同好会体験
やっっと終わったー。よし!さっさと帰ってゲームか読書するか。何か忘れているような気がするが、、
忘れているということはそれほどたいしたことではないということだろう。そんなことを考えていると勢いよく教室の扉があいた。
「南部君!南部君はいるかい?」
これだ、俺が忘れていたことは。にしても迎えに来るとは想定外だ。別に来なくても自分でいくつもりではあったのに。あっ、目が合ってしまった。
「南部君いるなら返事くらいしてくれてもいいじゃないか。どこのクラスかわからないから他のクラスも回って探したんだよ?」
「奏斗、あれ誰?めっちゃ美人じゃん」
「あの人は俺が今から体験しに行くところの部長だ」
「楽しそうな部活だね、南部君」
「君もうちに興味があるのかい?ぜひぜひ来てくれ!君、名前は?」
「高瀬 琴葉です。先輩は?」
「私は水野 三重。他の子たちも興味があればぜひうちに来てくれ!ではいくぞ南部君!」
「さて、改めてようこそ音楽同好会へ。気になることがあれば聞いてくれ」
聞きたいことか。そういえば俺はとても大事なことを知らないな。
「じゃあまず、ここでは主にどんな活動をしているんですか?」
「いい質問だ。正直に言うと今まで私一人しかここにいなかったから特に決まった活動内容はないんだ。だからこれからそれを決めよう!」
おいおい、大丈夫かこの同好会。
「ということで今から会議を行う!題して『第一回音楽同好会作戦会議』だ!」
「ドヤ顔で言っているところ悪いんですが、名前まんますぎません?」
「ふっふっふ、君にはまだこの名前の良さがわからないのも無理はない」
面倒くさ。もう無視して話すすめよ。あれ?俺ここに体験に来てるんだよな?まぁいっか。
「で?案はあるんですか?」
「聞いて驚くな?案は」
「ないんですね。わかります」
まだ会って短いがこんな時真面目に案を持ってくるような人ではないのは分かる。
「ちなみに今までは一人で何してたんですか?」
「そこにあるCDを聴いたり、一人で好きな歌うたったり、次に流行りそうなアーティストを発掘しようとしてみたり」
ただただ趣味を楽しんでるだけじゃねぇか!
「これさ、ただ趣味楽しんでるだけだね?」
自分でも言ってて気づいたようだ。
「南部君、活動内容はまた今度考えるとして、今は君にうちが魅力的であると感じてもらわなければならない。そこで君に来週までの宿題を与える!私たちのこれまでを曲で表し、それを共有するんだ。音楽ってのは人と人をつなぐ魔法のようなものだからね。私と君の仲もより深まるはずさ!てことで曲をいくつか考えてくること!」
「それ結構難しくないですか?なるべく頑張りますけどあまり期待しないでくださいね?」
「ああ!来週が楽しみだ!」




