親友
前回名前思いっきり間違えていました。申し訳ございません。修正させていただきました。
難しい、中学までとは比較にならないほど授業が難しい。これ完璧に理解できる奴なんているのか?もしいたらそれはきっと人間じゃない何かだろう。
「とりあえず午前中は何とか乗り切ったな奏斗」
「本当になんとかな。まさかこんなに授業が難しくなるとは思わなかった」
「いやほんとにそれな!数学はなんか場合分けしだすわ歴史はユリウス・カエサルとかアウグストゥスとかカタカナめっちゃ出てくるわで頭パンクしちゃうよな」
「とりあえず昼めし食いに食堂行こうぜ正樹。ほら、腹が減っては何とやらっていうだろ」
「食堂って何あんのかな。楽しみ~」
食堂についたがこれは、、人が多いな。人が多いということはそれほど食堂が人気ということなんだろう。
「ひゃーこりゃ飯食うまでに時間かかりそうだぜ。しかも、もらった後席を探すのも大変そうだ」
「俺が先に探してくるからここならんどいてくれ」
「ちょっと気が引ける気もするけど、背に腹は代えられまい。頼んだぞ奏斗、俺たちのランチの命運は君にかかっている!」
さて、とりあえず大まかには見てみたがどこも空いていなさそうだ。
「あれ?南部君じゃん」
「高瀬とえっと、」
声をかけてきたのは高瀬だった。彼女も食堂を利用しに来ていたのか。テーブル席にはもう一人、肩にかかるくらいの長さの、ほんのりと青みがかった美しい髪をもち、冷涼な夜気をまとったような人がいた。確か彼女は入学式で代表挨拶をしていた—
「神波?」
「ご名答。あなたの名前は?」
「俺は南部 奏斗、よろしく神波」
「ええ、よろしく南部」
「南部君は何してるの?何か困ってそうだったけど」
「実は昼飯食う場所探してて、」
「なら私たちと一緒に食べようよ!」
「いや俺以外にもう一人いるし」
「それって成瀬君のことでしょ?二人仲よさそうだもんねー」
「でも高瀬がよくても神波はいいのか?」
「私も別に構わないわ」
ここで二人の親切を無下にするというのは逆に失礼というものだろう。ここは二人の親切に甘えさせてもらうか。
「なら相席お願いしていいか?」
「はーい!お願いされました」
「いやー助かったぜ。センキュー高瀬さん、神波さん。俺は成瀬 正樹。奏斗とは保育園のころからの付き合いだ」
「二人で食べてたってことは高瀬と神波は友達なのか?」
「そうね。私たちも保育園のころからの友達よ」
「いわゆる親友ってやつだね!高瀬君と成瀬君もそうでしょ?」
「そうだな。高校に来て環境が変わって改めて正樹のありがたみを思い知った」
「照れるぜ奏斗。でもごめんな俺はお前を恋愛対象としてみることはできない」
「告白していないのに勝手にされたことにされて振られたんだが?」
「あははっ、二人とも本当に仲がいいんだね。でも私たちも負けてないよ!ね、葵衣」
「やめてよ恥ずかしい」
「も~素直じゃないんだから」
周りからの視線を感じる。当然と言えば当然か。美人二人が野郎二人と楽しそうに昼飯を食べているのだから。いやでも人目を集めてしまうだろう。こういうのは気にしないのが一番だろう。せっかくの飯がまずく感じてしまうからな。
「今日はありがとうな二人とも。本当に助かった」
「マジで助かったぜ。このご恩は忘れません!!」
「気にしないでいいよ。困ったときはお互い様でしょ?」
優しいな、高瀬は。優しすぎて怖くなってしまうほどに、いつかその優しさが己を苦しめてしまわないか心配になるほどに。
「4人で食べるのも悪くなかったわ。だからあまり気にしないで」
神波は意外と話しやすいやつなんだということがわかった。やっぱり人は見た目で決めつけちゃいけないな。
「さて、午後からの授業も頑張りますか」




