一日の終わり
今日はもう時間もあまりないので体験は明日からということになった。先輩には約束どおり玄関まで案内してもらい、先輩は用事があるとのことなので校舎内に踵を返していった。玄関に向かうときに思ったがここはいくら何でも建物の構造が複雑すぎる!たぶん今までにも迷子になっている生徒は何人かいるだろう。
「おー奏斗、部活動見学どうだった?ちなみに俺はとりあえずバスケ部に体験に行くことにしたわ」
正樹は小学生から今までバスケ続けてたもんな。そう考えるとバスケ部に入るというのも当たり前か。
「俺も少しだけ興味がわいたところを見つけたからそこに体験に行くことにする」
「マジか、、いったいどういう風の吹き回しだ?」
学校の中で迷子になってそれを助けてもらう代わりに体験を決めたなんてことこいつに言えるわけがない。
「まぁ気まぐれってやつだ」
「ふーん。ま、お前がよければいいんじゃないか?ちなみにどんな部活なんだ?」
どう形容すればよいものか。音楽同好会とそのまま言ってもいいのだが、部活でないことについて聞かれたら面倒だからそれはなしだ。よし、ここは無難な感じで乗り切ろう。
「趣味を互いに共有しあえるところってかんじだな」
少し正樹は疑問を持ったような顔をしたがすぐにいつもの笑顔に戻った。
「そっか。いいじゃん、そんなことできる場所なんてめったにないだろうし」
「ああ、そうかもな」
その後、部活の内容については正樹は触れてこなかった。きっと気を使ってくれたのだろう。
「話変わるけどさ、俺たちのクラスどう思うよ奏斗」
「自己紹介だけじゃクラスみんなの性格なんてわかるわけないけど、少なくともみんな明るいやつなんだなってことは分かったよ」
「だよな!この一年間楽しくなりそうな気がするわー、、、勉強以外はな」
そのあとも俺たちはこれからの生活の楽しみなことや不安なことについて話しながら帰った。
「ただいまー」
「おかえり奏斗。高校はどうだった?」
家に帰ると母さんが出迎えてくれた。
「高校は面白そうだったよ。ただ、、」
「ただ?」
「デカすぎだわあの学校」
「いいじゃない。その分設備もしっかりしているんでしょう?」
「まぁそうだけど。そういえば父さんは?」
「今日は帰ってくるのが難しそうって連絡があったわ。お父さんったら奏斗から高校の話を聞くのすごく楽しみにしてたのよ?」
「そっか。それじゃあ明日はたっぷり聞かせてあげるか」
俺は夕飯や風呂などを済ませた後二階にある自分の部屋に行き、眠くなるまで暇をつぶすことにした。
俺が暇をつぶす方法は主に三つ。本を読むこととゲームをすること、そして音楽を聴くことだ。
今日はもう疲れているので音楽を聴いて時間をつぶすことにした。何を聴こうか。俺はいつも曲を聴くとき、最初に何を聴くかを重要視する。『デルモ』、『瞳の住人』、『生きてく強さ』…
迷う。すごく迷う。いつもならこんな長考することはないのに。そういえば朝、高瀬はバラードを聴いていたっけ。 バラードにするかぁ。
その後俺は2時間程度時間をつぶしたところで眠気が襲ってきたので眠りについた。
とりあえず無事一日を書ききることができました。初めてなのでいろいろと至らない点があると思いますが頑張ってまいります!気が向けば感想を書いていただけると幸いです。




