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最強の殺し屋、異世界で魔王になる  作者: 竜堂さくら
第1章 『黒衣の転生者編』

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第5話 A級冒険者レオン

ギルドの扉が開く。


重い足音。


一人の男が入ってきた。


長身。


灰色の外套。


腰には長剣。


短く刈った黒髪に、鋭い眼。


空気が変わる。


冒険者たちがざわめいた。


「レオン……!」


「A級冒険者だ」


「帰ってきたのか」


男――レオンは、壊れたギルド内を見渡す。


砕けた机。


崩れた壁。


倒れているガルド。


そして。


中央に立つ黒コートの男。


レオンの眉がわずかに動いた。


「……何があった」


ガルドが苦笑する。


「負けた」


「誰に」


ガルドが士郎を見る。


レオンの視線も向く。


数秒。


沈黙。


レオンは静かに聞いた。


「お前がやったのか」


「ああ」


「素手で?」


「問題あるか」


ギルド内が静まり返る。


だがレオンは笑わなかった。


士郎の立ち方を見たからだ。


隙がない。


脱力しているのに、いつでも殺せる姿勢。


ただ立っているだけで分かる。


危険。


レオンはゆっくり士郎へ近づく。


「名前は」


「西園寺士郎」


「冒険者か?」


「違う」


「なら何者だ」


士郎は少し考えた。


そして。


「殺し屋だ」


空気が止まった。


冗談に聞こえない。


レオンの目が細くなる。


「……なるほど」


妙に納得した。


この男の空気は、冒険者じゃない。


戦場の人間。


もっと言えば。


“人殺し”。


レオンは腰の剣へ手を置く。


周囲が緊張した。


「レオンまでやる気か……!?」


リゼが青ざめる。


「ちょ、ちょっと待ってってば!!」


だが士郎は平然としていた。


むしろ。


少しだけ目が細くなる。


「お前、強いな」


レオンは答える。


「お前ほどじゃない」


「試すか」


「……」


殺気。


空気が軋む。


ギルド内の冒険者たちが後退る。


ガルドが汗を流した。


まずい。


この二人が本気でやれば、ギルドが吹き飛ぶ。


その時だった。


受付嬢が半泣きで叫ぶ。


「やめてくださいぃぃぃ!!」


沈黙。


士郎とレオンが同時に視線を向ける。


受付嬢は涙目だった。


「修理費が……!」


レオンがため息を吐く。


「……確かにな」


士郎は興味を失ったように拳を下ろす。


「つまらん」


緊張が解ける。


冒険者たちが一斉に息を吐いた。


「寿命縮んだ……」


「死ぬかと思った……」


レオンは近くの椅子へ座る。


「で?」


士郎を見る。


「何が目的だ」


「強い奴を探してる」


即答。


レオンは苦笑した。


「本当に戦闘狂なんだな」


士郎は否定しない。


事実だった。


レオンは腕を組む。


「この街より先に行け」


「どこへだ」


「王都」


レオンの目が鋭くなる。


「本物の化け物がいる」


士郎の口元が、わずかに歪んだ。


「いいな」


その笑みに、ギルド内の何人かが寒気を覚える。


まるで猛獣が獲物を見つけた顔。



その夜。


酒場。


士郎は一人で肉を食っていた。


異様な量。

山盛りの肉料理が、次々消えていく。


店主が引いていた。


「……どんな胃袋してんだ」


リゼは呆れている。


「ほんとよく食べるね……」


士郎は淡々と食う。


腹が減る。


異世界へ来てから、異常なほど。

理由は分からない。

だが身体が求めていた。


その時。


酒場の扉が勢いよく開いた。


冒険者だった。


息を切らしている。


「た、大変だ!!」


酒場がざわつく。


男は叫んだ。


「東門の外にオークの群れが出た!!」


空気が変わる。


冒険者たちが立ち上がる。


「何匹だ!?」


「三十以上!!」


悲鳴が上がる。


オーク。


人を喰う魔物。

しかも群れ。

村なら簡単に壊滅する。


レオンが舌打ちする。


「クソ、数が多いな」


ガルドが立ち上がる。


「総出か」


酒場が慌ただしくなる。


だが。


士郎だけは座ったままだった。


肉を食いながら聞く。


「強いのか」


レオンが答える。


「数が厄介だ」


「そうか」


士郎は立ち上がる。


黒いコートを羽織る。


リゼが嫌な予感を覚えた。


「……士郎?」


士郎は静かに言った。


「暇潰しにはなるな」


レオンの目が細くなる。


「一人で行く気か?」


「問題あるか?」


酒場が静まり返る。


三十体以上のオーク。


普通なら討伐隊を組む規模。


それを。


一人で?


だが。

誰も笑わなかった。


グレイブウルフ。


ガルド。


もう見てしまったからだ。

この男が、常識の外にいることを。


士郎は酒場を出る。


夜風がコートを揺らした。


その背中を見ながら、レオンは小さく呟く。


「……黒狼かよ」


その言葉を聞いた瞬間。


なぜか全員の背筋が寒くなった。

ChatGPTに書かせてましたが、プロットぶち込んで書かせても、プロット通りになかなか書かず、修正の手間がかなりかかるので、補助だけしてもらうことにしました。

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