↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妻と田舎でスローライフは難しいようだ  作者: 甘海老男
1-2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/86

83.ダンジョン再び

ドロップアイテムで判明したがヘビのモンスターはバジリスクという名前だった。

僕でも聞いたことのある名前だった。

石化されたのも納得だ。


「容器に入ってるドロップアイテムもあるんだ」

僕はバジリスクの目が1つ入った容器を持ちながら言った。


「そうですね。血や体液とかも容器に入ってることが多いです」

ザンは優しく教えてくれた。


その裏で小町の怒鳴り声が聞こえてくる。

シゲ爺とダルン達がお説教を受けてる。


いつもなら小町とシゲ爺が喧嘩を始めるが、今回の功労者がアデスという事もあってシゲ爺も素直に反省してた。


クリフが心配そうにやってくる。

「ん?どうしたの?」

「テツジ様。あちらの会話の流れが良くないです」

「どういうこと?」

クリフは説教を受けてる4人を見ていた。


僕は耳を澄ます。


「負けたままでいいの?」

「ダメじゃな」

「アデスに守られるんじゃなくて、私達が守ってあげないとでしょ?」

「でも小町、あの息はどうするんじゃ?」

「哲ちゃんがいるから大丈夫!」

何故かバジリスクともう1度戦うような流れになっている気がする。

ボスモンスターは数時間ごとに復活するらしい。


「ザン、階段がなかったからここが最下層だよね?」

「はい。バジリスクの背後にあった水晶のようなものがダンジョンコアです」

「壊してきて。すぐに帰還のポラロイドカメラで帰るよ」

「わかりました」

ザンは僕の考えを理解し、存在感を消してボス部屋に飛んで行った。


▽ ▽ ▽


無事にダンジョンを消滅させて島に帰ってきた。

小町とシゲ爺は少し不満そうだったが、僕の意見を尊重してくれた。


もう太陽は沈んで夜になっていた。

「よかった。みんな無事に帰ってこれた」

「そうですね」

「ダルン達はこの後説教です」

ザンとクリフに睨まれて、ダルン達は縮こまっていた。


「テツジ様」

「ん?どうしたのプロール」

「バジリスクの目玉をいただけないですか?」

「え?何に使うの?」

「石化を解除するポーションが作れないか試してみたいんです」

「あーなるほど」

アデスの魔法のおかげで石化は解除出来た。

だけどアデスがいない時にあのような状態になるのは避けたい。


「よろしくね」

「はい」

僕はプロールにバジリスクの目玉を渡した。



僕達は夕食を食べる為に準備を始めた。


▽ ▽ ▽


今日は楽しかったー。

最近は変な奴が島に来て大変だったからテツジ達と出かけられてよかったなー。


モンスターもいっぱい倒せたし。

みんなで楽しくお出かけが出来た。


カーレとリーヌ様は留守番だった。

今度はみんなで行けたらいいな。


テツジからもらったお酒を呑もー。

はぁー美味しい。


そういえば見つけたダンジョンがまだ2つある事をテツジに伝え忘れてた。

また今度でいいかな?

お酒飲み終わってから考えよー。



▽ ▽ ▽



翌朝。

オクトンが何やら伝えたがっていたので、意思疎通を図った。

するとダンジョンがまだある可能性があった。


「本当にあるの?」

キュー!


「1つ?」

……。

「2つ?」

キュー!


ダンジョンが2つもあるなんて想定外すぎる。

僕はザンとクリフに相談することにした。


「え!?2つですか?」

「うん…」

「昨日のバジリスクのようなモンスターがいると大変です。少人数で攻略するのは危険ですのでやめましょう」

「そうだよね」

僕達は悩んだ。


悩んでいると、オクトンがリーヌを頭に乗せてやってきた。

「テツジ。ダンジョンの1つをリーヌ達で行ってもいい?」

「「え?」」

リーヌの急な提案に僕達は驚いた。


「オクトンがみんなで行きたいと言っているんだ。エレとジラとマオ、それにブッちゃん達やユキ達を連れて行きたいな」

「えーっと危険はないの?」

「大丈夫。リーヌがいるんだよ?」

リーヌは炎のトリの姿で誇らしげに胸を張った。


「じゃあ1つは任せようかな」

「おお。よかったね、オクトン」

キュー!キュー!

オクトンは嬉しそうにリーヌを胴上げしながらどこかへ行ってしまった。


「もう1つはどうしようか…」

「昨日のように私達で行くしかないかと」

「そうだよね…」


ザンとクリフと話し合い、もう1つのダンジョンは希望者のみで行くことになった。


▽ ▽ ▽


なぜか僕と小町は引率としてダンジョンに行くことになった。

オクトンの希望で僕の参加が決まり、ブッちゃん達の希望で小町の参加が決まった。


リーヌのおかげでテイムモンスター達の言葉がわかるのはありがたいが、まさかオクトン達がこんなにも一緒にダンジョンに行きたがっているとは思わなかった。



僕達は海斬丸に乗り込む。


「よーし、みんなで頑張るぞー!」

小町はノリノリだ。


「小町。みんなに潜水クリームを塗ってあげておいて」

「そうだね。今のうちにやっちゃうね」

小町はウキウキでクリームをみんなに塗り始める。


海斬丸の操縦はエレがやってくれている。


「ユキ達もいるから僕も手伝うよ」

「ありがと、哲ちゃん」

僕も潜水クリームをみんなに塗り始めた。


キュー!キュー!


オクトンが声をあげ、リーヌが口を開く。

「ここの海底にあるらしい。カーレ、みんなを縛ってくれ」

リーヌがそう言うとカーレがみんなに巻きつく。


「ではオクトン。案内を頼むぞ」

キュー!


僕は海に飛び込み、海斬丸を回収した。

そのままカーレに引っ張られダンジョンへ連れて行かれた。



海中を数分移動して、ダンジョンに到着した。


「よし。みんな進め!」

「お、おい!」

リーヌの掛け声でみんなは地下1階層に続く階段を降りた。


「行くよー!」

小町もしゅわしゅわラムネを構えて階段を降りた。


「展開!」

僕は聖盾を出し、みんなの後を追った。


▽ ▽ ▽


地下1階層はサバンナのような空間になっていた。

ここにはアサルトヴァーチャーとロックアルマジロとロックボアというモンスターがいた。


テイムモンスター達の戦闘力は想像以上だった。


エレとジラとマオはアサルトヴァーチャーに石を剛速球で投げて地面に落として攻撃をしていた。

オクトンはロックボアを何度も殴り、ブッちゃんとバウンドピッグ達はロックボアの上で跳ね続けている。

そして岩のように丸まって動かないロックアルマジロをユキ達ピュアスライム軍団が囲んで少しずつ溶かしていった。


「すごいね」

「うん…。みんなこんなに強かったんだ」

僕と小町は想像していなかった光景に驚愕していた。


そんな僕達を気にも留めず、オクトン達はどんどん進んでいった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。