第21章『残酷』
サリは怪我をしていてとても走れそうになかったので、タクがおんぶして連れて行くことになった。
僕らは速度を落とさず走り続ける。
ダリアタルはまだまだ光線の撃ち続ける。
ただ奇跡的に王城はまだ、残っていた。
王城まではあと。3kmほど。
間に合う………!
たまに僕らの近くも大爆発して爆発に巻き込まれそうになる。それをすべて避ける事がとても難しい。
「お兄さんたちは、お母さん、いないの?」
「俺らは旅してっからな。お母さんはすげえ遠くにいる」
「そぉなのー?」
「僕もだよ」
別の世界にいるよ。
「私は……お父さんならいるわよ。お母さんはいないけど…………」
「ふぅーん」
その時、僕らの近くが大爆発を起こした。
「なんだ⁉」
「もうなれたでしょ……」
「まあな」
僕らはこんな会話をしながらその爆発を避ける。
異常なまでの実力をもった3人組、といろいろな地域で噂になっているらしい。
30分後。
「ついた………!」
「やったー!」
「とーちゃくしたのぉ?」
「うん。そうだよ」
ここからが本番だ。
王城を何が何でも守り抜く必要があるよね。
僕らは未だに生き残っていたたくさんの人を見て元気になった。
兵士の方々もたくさん生きている。
戦闘位置についた。
「おお、お前らが噂の3人組か! おかげで助かるぜ。全員でダリアタルを倒そうっつうの!」
「そうですね!」
とても明るい人柄。
「お兄さん。サリを一人にしないでー」
「ごめんごめん。じゃあ、ここにいていよ」
ここは城の屋上。
「落ちないようにね」
「うん!」
その刹那。2つのことが同時に起きた。
1つ目。僕ら3人が屋上から落ちた。
2つ目。王城が燃えた。
火属性魔法。魔法によって焼き払われた。
僕らは見事着地に成功。
とは言ったものの、タクは擦り傷ですんだけど、ハユは右腕をおそらく骨折。僕は右足を。
「あ!」
僕はある事を思い出した。
__サリ__
僕は涙が溢れかえった。
ちょうどその時、燃えているサリの死体が、上から落ちてきて地面にぶち当たり砕け散った。
「あ……」
「マジかよ……」
辺りはまさに、地獄だった。残酷すぎる地獄。
はいみなさんこんにちわさようなら。
今日は時間がないのでこの辺で。まあ明日。




