第18章『戦争』
空には黒いオーラを放つ黒魔術師が。
そして地上には大量のオークと兵士達が。
そして連盟本部には僕らと会長が。
オークの数は1000を超える。
ここからは一言も喋らない。極限まで集中しなければならない。
「だのぅ!」
ダリアタルは魔法で隕石を地上に落とす。隕石と入ってもバスケットボールほどの小さなもの。ただとてもたくさん落としてくるので避けるのが大変だ。当たったら即死だろう。
僕らは王城に行って戦う為、王城に向かうため連盟を出ようとしとしている。その時だった。
「グハッ」
連盟に隕石が落ちたのだ。そして会長が崩れ落ちた屋根の下敷きになってしまっている。
「和紙はこの程度では死なぬ! 信用せい! 早く行くんだ!」
一時的に足を止めた僕らを会長が注意する。
僕らはみんな黙ってうなずいて王城に向かう。
なぜ王城で戦うかというと、みな強い兵士は王城にいて、都民はみな王城に避難するからだ。王城さえ守ることができれば人が死ぬのは1番少なくて済むだろう。
ただそんな事関係なく、ダリアタルはただ破壊だけをする。
ん? ダリアタルが魔法を撃つのをやめた……。
あ。
ダリアタルは手から黒い光線を出している。王城の柱程の太さの光線だ。両手から出ているから2本。その光線で撃たれた場所は完全に蒸発して廃一つ残らず消えてしまっている。
ダリアタルは手を動かし、同時に光線も動く。
正直の所今の僕らにはあれを避けるのは不可能なのでどうか当たりませんようにッ! 当たったら終わりです!
そして王城の兵士たちは未だに攻撃できていない。攻撃したらこっちも攻撃される可能性があるからだ。
地上の兵士もオークももう殆ど残っていない。残酷だった。
そこにはオークと兵士が殺し合いした痕がわずかに残っているだけだった。
魔法で攻撃したから建物や道は壊れ、稀に死体がある。ただ、空だけがとても晴れていて綺麗な青。
この都も、昔はあの空と同じくらい綺麗だったのにな。
連盟の建物は破壊されていない。
と、思ったその瞬間。何という奇跡的なタイミングだろうか。連盟の建物に光線が当たり破壊された。これによって………言いたくない! 認めたくないっ!
「ヤダッ!」
「そんな……会長……」
「都民や私達の事を1番に思ってくれていたわね」
「短い間だったけど。本当に」
「俺の怪我も治してくれたし……」
「「「ありがとうございましたッ!」」」
この時、僕らは必ず、ダリアタルを仕留めると決めたのだった。
その時だった。
「ーーーーーーー」
はい! 今回は少し残酷な会でございます。
前作ではこの戦争の場面は殆ど出てきませんでしたが、今回はせっかく出し足す事にしました。
「僕はこの世界を守るんだ………!」
これはガトの伝記の1番最後のセリフですね。
実はこのセリフを言っているのはガトじゃないんです。
まあ誰かは言いませんけど。
それではさいなら。




