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第74話

 よく考えれば考えるほどわからない。

 何で異世界人二人を日本にいさせるために俺が異世界に行かなきゃいけないのか?。

 まぁ、一人で考えなきゃいけない事なんかもあったし、レダちゃんがパーティに入ってから出来てなかった事もあるから良い機会ではあったんだけど。

 異世界に転移して『鍵屋』に向かう。

 こっちくるなら向こうで食わなきゃ良かった。

 まぁ、トレーニング終わるまで晩飯食えないのはしんどいか。

 『鍵屋』につくと灯りがついていて「アレッ?」と思った。

 警備部門は24時間体制で動いているので、少しは灯りはつけているとは思ったが、建物全体の灯りがついている。

 「何やってるの?」俺が盗賊達に声をかけた。

 「よくわからないんですけど、警備の仕事から戻ったら家の中がこんな感じで荒れ果ててたんですよね。

 何があったんでしょうね?。

 アイアさんもいないし・・・。」盗賊達は年下なのにアイアちゃんの事を『アイアさん』と呼ぶ事にしたらしい。

 良い事だ。

 『最低限、公私混同しない姿勢』とでも言うのだろうか?。

 曲がりなりにも社長だからね。

 「オーナーは何か知ってますか?。」と盗賊達。

 俺、オーナー?。

 「いや、まあ、天狗のしわざじゃないかな?。」と俺ははぐらかす。

 「テンガ・・・ですか?。」

 天狗というものは異世界にはいないらしい。

 盗賊の一人の女の子は『テンガ』と聞き間違えた。

 結構可愛い女の子が『テンガ』と言うだけで、俺はあと三年は頑張っていける。

 「ありがとう!。」俺は盗賊の女の子の手を固く握る。

 それから俺も手伝って部屋の掃除をする。

 二人は街の警備でパトロールに出ているけど、四人で掃除、しかも四人とも身体能力がハンパじゃないとくれば、短時間で本当に綺麗になった。

 「・・・で、オーナー何の用事なんですか?」と盗賊達。

 「今日、アイアちゃんが他所で泊まるんだよ。

 その間、俺がアイアちゃんの部屋を借りたの。

 ・・・って訳で今日は泊めてね。」と俺。

 「この建物はオーナーの持ち物です。

 間借りしてるだけの我々に許可なんて必要ないです。」と盗賊達。

 ・・・という訳で、俺はアイアちゃんの部屋に泊まる事になった。

 だが、女の子のベッドで寝る訳にはいかない。

 俺は部屋のソファで寝る事に。


 横になって自分のステータスを久しぶりに確認する。

 

 『テム=レイ』

 職業:格闘家

 年齢:19

 性別:男

 レベル:50

 力:70×204

 身の守り:78×226

 素早さ:85×245

 魔力:70×138

 賢さ:40×22

 かっこよさ:48×47

 HP:100+159

 MP:97+112


 ステータスは上がっている。

 間が開きすぎで、何が原因でどのステータスがあがったか、イマイチわからない。

 やはり特筆すべきは『魔力』と『MP』、今まで何をやっても日本では上げる事が出来なかったこの2つのステータスが爆発的に上がっている。

 やはり今回の悪霊退治の成果だろう。


 魔力が上がり『キュア』の威力が上がったのはわかる。

 『補助魔法』の威力は上がったのだろうか?。

 具体的に言うと、防御力や素早さなどが魔法の効果として大きく上がるのだろうか?。

 こればかりはやらねばわからない。

 俺は眠りについた。

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