表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

70/113

第70話

 餅米も塩も聖水も残った分は洞窟に置いてきた。

 ホラ、いつ悪霊達が復活するか分からないからその時用に置いて来た。

 持って帰るのが面倒臭いとかじゃない。


 レンタカー屋に車を返しに行く。

 アイアちゃんは馬車が俺の物だと思ってたらしく、レンタカー屋に車を返す俺を見て、パニックに陥っていた。

 「マカオでギャンブルに負けた馬が馬車を抵当に入れていたから、質草に馬車を取られたんだ。」と教えると「ギャンブルは本当にダメだ。私のお父さんもギャンブルで借金をして姿を消した」と真顔で言っていた。

 この子、少しは人を疑うべきだ。

 何で馬がギャンブル依存症やねん。


 レベルアップのないこちらの世界でモンスターを倒したらどうなるか、疑問だった。

 その疑問のヒントになるのが、今回の悪霊退治後のパラメーター変動である。

 他人のパラメーターは見れないので、アイアちゃんとレダちゃんのパラメーターがどう変動したかはわからない。

 でも、自分のステータス変動は見れる。

 今回の悪霊退治で、ひたすら魔力だけが上がった。

 魔力が上がったという事は、霊感が上がったという事だろうか?。

 魔力はなかなか上がらない悩みのタネだった。

 もし魔力が上がるなら、日本で心霊退治をして回っても良いかも知れない。

 だけど、それを商売にしてしまうと目立ってしまう。

 心霊退治をするにしても、こっそりだ。

 

 そろそろアイアちゃんを異世界に送って行かなきゃいけない時間だ。

 「アイアちゃん、そろそろ家に送って行くよ」と俺。

 「まだ帰りたくありません。

 今日は一緒に・・・」

 「一緒に・・・?」

 「トレーニングをやっていきます」

 ズコー

 いや、わかってたけどさ。

 男って夢みちゃう生き物じゃん。


 俺らは異世界で指折りの金持ちだ。

 成功者だ。

 しかし、『川崎市指折りの貧乏人』でもある。

 本来、俺たちは日本ではあまり食事を摂らない。

 なぜなら、異世界ならかなり贅沢なものを食べれるからだ。

 今日もレダちゃんを連れて、アイアちゃんを異世界に送って行くつもりだった。

 帰りについでに異世界の酒場か何かで、二人で食べて・・・それからトレーニングする予定だった。


 アイアちゃんの『帰りたくない』発言で全てが狂った。

 使えそうなクーポン券と、手持ちの金を確認する。

 今日はカレーだ。

 トッピングは禁止だ。

 マジでアルバイト探そう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ