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第18話

 滝行から戻り、軽く晩飯を食べた。

 筋肉のために何か特別に食べた方が良いんだろうか?。

 ステロイドとか薬物を投与するつもりはないけど。

 そして食後に昨日と同じようにトレーニングを行った。

 

 ランニング

 スクワット

 腕立て伏せ

 腹筋

 背筋

 昨日はそれプラス懸垂も行ったが、懸垂最中に職務質問を受けてしまったんで、今日はやれない。

 もちろん昨日よりかなりハードなトレーニングになってるが。

 一つわかったことがある。

 日本ではレベルアップ出来ないし、異世界ではレベルアップ以外でステータスは上がらない。

 だが、異世界で鍛えた身体を使って日本で筋トレする事は出来る。

 逆に日本で筋トレで鍛えた身体を使ってレベルアップを目指す事も可能だ。

 

 寝る前にステータスを確認する。


 テム=レイ

 職業:格闘家

 性別:男

 年齢:19

 力:4×28

 身の守り:5×30

 素早さ:7×27

 魔力:4×1

 賢さ:5×14

 かっこよさ:3×20

 HP:10+56

 MP:8+1


 やった!。

 ついに日本で魔力を手に入れた!。

 これは小さな一歩だが、俺にとっては大きな一歩だ。

 ちなみに『小さなイ○ポだ。』と伏せ字にして書くとバカにされてる気分になる、誰がイ○ポだ!ギンギンやっちゅーねん!。


 そんな話はどうでも良い。

 つい柄にもなく浮かれてしまった。

 これで補助魔法も回復魔法もスキルも覚える。

 パーティに所属するためじゃなくても、格闘家としての『スキル』が覚えられるのは大きい。


 異世界で格闘家は不当に冷遇されているようだが、格闘家のスキルを極めても良い。

 

 そして一つ問題をクリアすると、今まで目を瞑っていた問題が明確になる。

 『賢さ』と『かっこよさ』のステータスの上がり方が鈍い。

 『バカ』で『ブサイク』として生きていけば問題はない。

 ・・・いや、本当は絶対にイヤだ!。

 俺は最強のヒーローになりたい。

 だが、ヒーローはかっこよくありたい。

 ブサイクでは駄目なのだ。

 

 なんとか日本でかっこよくなれる方法を探そう。

 俺はそう誓って眠りについた。


 朝だ。

 そして金曜日だ。

 明日からはまた火曜日の夜までは異世界で過ごす。

 思ったよりハードスケジュールだ。

 アルバイトより忙しいのに、日本でも異世界でもほとんど金になっていない。

 いや、金が目的ではないが、ここまで金にほとんど繋がらないなら継続出来ないんじゃないか?・・・と、不安になる。

 金に繋がったのは冒険者ギルドでパーティを組んで、依頼をこなした時だけだ。

 しかも試用期間なので、ほぼタダ働きだ。

 ・・・いや、ほとんど働かせてもらえてないが。


 異世界にいる時は冒険者ギルドで依頼を受けよう。

 異世界の金銭を得る事が異世界で生活をしていけるという事に繋がる。


 日本でも日雇いのバイトをやろう。

 週末やっていた深夜、コンビニでのアルバイトは週末異世界に行くんで、辞めなきゃいけない。


 よく考えたら『生活する』と『最強を目指す』って両立させるのは大変かも知れない。

 そんな事を考えながら大学へチャリで行く。

 『イラン人スタイル』は止めた。

 『イラン人スタイル』じゃなくても『身の守り』が高くなったから、というのと、やはり「かっこいい」と言われたいお年頃だからだ。

 まあ、かっこいい服は持っていないが、長袖Tシャツにデニムでも『イラン人スタイル』より幾分はマシだろう。

 勿論、デニムはケミカルウォッシュじゃない。

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