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第103話

 「ねえ、医者(アムロ)さん。

 『カリニュウブ』ってどういう意味?。」ギルド長はテム達パーティ一行が立ち去った後、医者(アムロ)に聞く。

 「私のいたところではね、『本入部』の前に『仮入部』するんだ。

 それで自分に合ってると思えば『本入部』、合ってないと思えば『退部』する・・・って結構自由な時期の事だね。」と医者(アムロ)

 本当は医者(アムロ)の記憶は消していない。

 洗脳魔法で『記憶がない事にしておけ。私の指示に従え。』と医者(アムロ)に言ってあるだけだ。

 なので、消えていない記憶はある程度自由に引き出せる。

 なぜ『ある程度』なのか?。

 医者(アムロ)は用心深い性格のようで、記憶のそこらじゅうに鍵があけてある。

 医者(アムロ)が治療の見返りに記憶に鍵をかける方法を複数聞いて、それらを組み合わせる・・・という医者(アムロ)にしか記憶の鍵を解錠する仕方はわからない方法で記憶に鍵がかけてある。

 なので、医者(アムロ)の言う『私のいたところ』とはどこかなどわからない事も多い。


 「本当にレジスタンスに入るの?。」とレダちゃん。

 「(レンちゃん)を連れて、現政権と敵対すると思う?。

 入らないよ。

 いざとなりゃ、医者(アムロ)だって見捨てるよ。

 助ける理由もねえし。

 つーか、レンちゃんはもうここに連れて来ないつもりだよ。

 誰が命狙われる可能性があるところに妹連れて来るんだよ?。

 レンちゃんも勝手に来ちゃダメだからね。」と俺。

 「えー・・・」

 「『えー』じゃありません。

 お兄ちゃんの言う事を聞きなさい!。

 今なら異世界に来なきゃ危険はないんだから。」

 「パパとママに言いつけてやる・・・。」

 「ちょっとレンちゃん!?。

 一体何てチクるのよ!?。」

 「『お兄ちゃんが女の子達と何かしてる』って・・・。」

 「そんなアバウトなチクり方があるか!?。」

 「だって、異世界の話って知らない人にしちゃいけないんでしょ?。」とレンちゃん。

 「だから、その素直すぎるところが異世界で騙されそうで怖いんだよ!。

 いくら強くなっても、寝ているところ襲われたり、毒殺されたりしたらどうしようもないんだからね!。

 いくら無敵の強さがあっても『燕人張飛』は寝ているところを殺されたんだからね!。」

 「パパとママに言いつけられたくなかったら、私を異世界に連れて来なさい!。」とレンちゃん。

 「レンちゃん・・・お兄ちゃんを脅すようになったとは・・・。」

 「どうなの?。

 連れて来るの?。

 『はい』か『イエス』で答えなさい!。」

 「イ、イエス・・・。」俺はつい勢いに圧されて答えてしまった。 

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