表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

第三.五話〜初めての街②〜

第○話のところ間違えてましたぁ…

 リオンさんが街に向かった後、私は盗賊達の近くに武器などが落ちていることに気づき、リディと二人で盗賊達の武器や持ち物を全て回収した。目を盗んで地面を這いながら逃げだそうとする者がいたが、リディが「逃がしません」と言い、また水の矢を出現させると、盗賊達に向けて放つ。どうやら、脚を狙ったらしく、水の矢は盗賊達の下半身にばかり刺さり、盗賊達はマトモに動くことができなくなった。しかし、リディはさらに水の檻を作り出し、盗賊達は完全に逃亡が不可能になった。


 しばらくすると、リオンさんの姿が見え、後ろには荷台ののようなものを引いた鎧に身を包んだ衛兵らしき人達が数人ほどついてきていた。リディも彼らがこちらに近づいてきていることに気付き「もう大丈夫だわね」と、水の檻を解除させた。

 彼らは私達のところまで着くと、衛兵の人達は盗賊達の方を見て驚いたような顔をし、こちらの方を向いてきた。すると、衛兵の人達全員がそのまま固まったようにこちらを凝視した。


(そういえば私達の見た目は完全に美少女だったね、特にリディに視界が釘付けになるほどの美しさだから仕方ないか)


 私はそう思った。リディも分かっているのか、ニコニコしている


「こ、これは本当に君達がやったのかい?」


 一人の衛兵の方が正気に戻ったようで、そう尋ねられたので、私は「はい、そうです」と、答えた。


「見た目の割に随分とちゃんとした答えだね…さっきの水の檻も見たけど、もしかして君は精霊かい?」


「違うわよ? 精霊は私の方よ」


「そうだったのか?! すまん」


 リディがそう言うと、衛兵の方は慌てて謝罪してきた。


「見たところ翼人族だよな…」

「こんな高位の精霊を連れて?!」

「リオン、おまえよくこんな可愛い子連れてきたな…」


 他の衛兵の人達も正気に戻ったようで、何か呟いていた。翼人族?なんのことだろう?


「とりあえず、盗賊達を運ぶか」


 衛兵の方達は縄で盗賊達の手足を縛ると、一人ずつ荷台へと盗賊を乗せていく。


「そういえば、盗賊達の所持品とかなかったか?」


 盗賊達を乗せ終えると、そう尋ねてきた。


「あ、このバッグに入れてます」


「その中に? てことは、それはディメンションバッグかな?」


「ディメンションバッグ?」


「ああ、ディメンションバッグっていうのはね、見た目より沢山入るバッグのことだよ」


 どうやら神様の言っていたアイテムバッグに似たものらしい。


「とりあえず、街に着くまで持っておいてくれるかな?」


「はい、わかりました」


 そう答えると、衛兵の方が「うん、ありがとう」と言いながら、私の頭を撫でてきた。


「ふえっ?!」


「あっ、急に触ったりしてごめんね」


「いえ…少しビックリしただけなので」


「それならよかった…じゃあ、そろそろ行こうか」


 そう言って、衛兵の方は他の4人と一緒に荷台を引きながら、街の方へと向かって歩き出し、私達もそれについていった。



 * * *



 私達は門の前まで来ていた。

 ここに来るまでに、衛兵の人達にこの街のことについて少し教えてもらった。

 街の名はシフティス、先程通った「日泉の森」と強力な魔獣が多くいる「魔境の森」に挟まれており、初心者からベテランまで、多くの冒険者が集まるため、商人の出入りも多いおかげで活気あるが、その分、周辺に盗賊も多い街らしい。

 そして、私の頭を撫でてきた方がエリオスさん、他の方はガストロさん、アデフさん、ミミットさんという。リオンさんとガストロさんは親しいらしく、ガストロさんが私達のことでリオンさんをからかっていた。


「ここで、盗賊達の所持品出してくれるかな?」


 エリオスさんが袋を取り出した。ここに入れてということだろう。私はバッグから盗賊達から回収したものを全て出した。


「これで全部です」


「じゃあ、後は処理があるから3人はこっちについてきてくれ」


 私達3人はエリオスさんに門にある一室へと連れていかれた。そこはかなり簡素な所で机と椅子と一つの棚があり、机の上に置かれた水晶以外に、特に目立った物は見当たらない。


「そこに座って待ってくれていいよ。今報酬を持ってきてもらうから」


 私達はお言葉に甘えて座れせてもらう。

 しばらくすると、誰かが扉をノックして入ってきた。


「まずは盗賊達の捕獲に感謝する、これが報酬金42000リコルだ。生け捕りのこともあって報酬は上乗せさせて貰っている」


 この世界のお金の価値についてはまだ分かっていないが、それでもかなり大きいと思える数字に驚いた。中には大銅貨が42枚が入っていた。とりあえず、1/3をリオンさんに渡そうとしたが「僕は何もしてないから」と、遠慮してきたが、私は「受け取ってください」と、言いながら、少し強引に渡した。


「これで一応終わりだけどリディーネさんとハルちゃんは何か身分証は持ってないかな?」


 バッグの中に身分証は入れられてなかったので、私達は首を横に振った。


「じゃあ、200リコルで仮滞在証を発行させてもらうよ。このカードに触れたまま水晶に手を乗せてみてくれ」


 エリオスさんが私が水晶に触れると、魔力を吸われるような感覚があった。すると、片手で触れていたカードに私の名前が浮かび上がってきた。リディも同様で、その後大銅貨で支払いをした。


「よし、もう大丈夫だよ。一応ギルドカードも身分証になるから登録しておくといいよ。場所はリオンくん、教えてあげてよ」


「分かりました、ギルドへの報告もあるりますし」


「それじゃあ、そっちの扉から出るといいよ」


 エリオスさんは入ってきた扉とは別の扉を指した。


「色々とありがとうございます」


「いやいや、これが仕事だからね。それにしても、幼い割に礼儀正しい子だな」


 エリオスさんがまた私の頭を撫でてくる。


(なんかリディが嫉妬の視線でこちらを見てるんだけど…)


 その後、「気をつけてね」と言われ、私達は扉を開けて、街の中へと入っていった。

街に着きました〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] えっと、「報酬は上乗せさせてもらっている)ではなく「報酬は上乗せさせてもらっている」ではないでしょうか? [一言] こんな細かいことすみません
2021/03/05 23:05 にゃんにゃん
[一言] 久しぶりに見に来たのですが、今まだに続きをお待ちしております。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ