吾輩は本日午前中で仕事を切り上げたのである!
7:00AM ダンプカーに轢かれて内臓が飛び出した夢を見る。
あまりの苦しさに悶えて目覚めるも犯人は一緒に寝る美也殿。
背骨をへし折るほど強力なベアハッグを決められていた。
それにしてもいつの間に美也殿のベッドへ入ったのだろうか。
寝る前に彼女を見たのは覚えているのだが……ハテ?
(その直後失神させられカイロの代替品としてベッドへポイー)
8:00AM 美也殿に捕まって学校へ連れていかれるのだけは勘弁。
彼女より早く仕事に出かけようと思うも発覚、追いかけられる。
脱出まであと少しの場面で美也殿の足が我輩のボディにヒット!
玄関から弾き出され、ゴロゴロ転がり道路へ飛び出してしまう。
偶々通りかかったトラックにリアル猫ふんじゃった攻撃される。
9:00AM 致命傷を負うも、なんとか脱出に成功した我輩。
悪魔の脅威から完全に逃れられるまで息を潜めて身を隠す。
10:00AM 辺りの安全を確認。
憂さ晴らしの為、バイク屋へ。
ところがまさかの店主不在。
不愉快極まる罰として宇宙船みたいなバイクで爪を研ぐ。
〝MHR900〟と記されており、隣にも同じ名前の奴が。
こっちは相当古く、ゴム類を噛むと直ぐボロボロに。
中から出てきた黄色い水が目に入り、痛さで転げまわる。
腹が立ったから椅子の上へ一本糞を垂れておく。
序にカチャカチャマシーンから英世を三枚頂いた。
諭吉がゼロだった苛立ちでマシーンに向かってネコパンチ!
肩を脱臼、前足首を捻挫するハメに。
11:00AM 今日は何となくついてないと思い、仕事をしないで帰宅。
暫くしてバイク屋ゴミ虫の悲鳴が聞こえ、胸がスッとした。
そんなに喜ばなくてもいいのに……
朝早くから仕事したかいがあったな。
12:00PM 小腹が空くも、家には今誰もいない。
そんな時こそ病院マダムと思い、家を飛び出し彼女のもとへ。
しかし玄関を出て直ぐマダムの運転する車にはねられる。
後部座席から顔を覗かせるニヤが笑っていたような……。
もう今日は一日家で過ごすことにしよう。
―― そして時間は流れ、時刻は夜7時 ――
帰宅第一号は三河家住み込みお手伝いさん。
とはいっても、寝るのは近所にある別の家なのだが。
「只今帰りましたー! あ、美也殿は今日友達の家でお呼ばれするとか言ってたな。 御屋形様はまだ帰ってこないだろうし、殿に至っては向こうの家で……」
「にゃ~んにゃ~ん……にゃーん」
「うん? どうしたニャゴロー?」
我輩の世話を含める家事全般を賄っている彼女。
口は悪いが非常に便利な存在なのである。
(決して褒める事はしないニャゴロー)
「今日はやけに私へ纏わりつくじゃないか? ハハーンあれか? 私が買ってきた〝チャオブチュール〟を狙っているのか?」
「にゃ~ん……」
「ささ、こっちへおいで。 一緒にご飯食べよう」
なんだかんだと我輩の面倒をよく見てくれるお手伝いさん。
キサマに免じて今日の出来事は全て水に流すとするか。
(完全に自業自得だがそれ等は一切無視)
「おいニャゴロー、わたしゃお手伝いと違うからな。 殿の奥さんだからそこんとこ勘違いするなよ」
「…………」




