「災禍」の元になった事故について
各解説でも軽く触れたのですが、エディアの災禍には複数の事故を組み合わせて最悪の人的災害を考えてみた感じになっています。以下に主にモデルにした事故を列挙してみました。よければ詳しく調べてみてください。
・テキサスシティ大爆発(1947年)
1947年4月16日、テキサスシティ港に停泊していた貨物船から出火。積み荷は硝酸アンモニウムで消火活動により水をかけられたくなかった船長が「船倉を密閉して蒸気を注入して消火する」という判断をしたことにより状況が悪化、大爆発に繋がった。死者581人、負傷者は5000人以上と言われる。なお硝酸アンモニウムによる大爆発事故は近年だとベイルート港爆発事故(2020年)が挙げられる。
・ハリファックス大爆発(1917年)
1917年12月6日、カナダのハリファックス港の水路で貨物船と高性能爆薬を積んだ船が衝突した。その際に生じた火災の火が爆薬に引火、大爆発を引き起こした。死者は約2000人、負傷者は約9000人と言われている。爆発事故により失明者が多かったことで失明治療の中心地となったことを筆頭に、公衆衛生や医療制度の改革の引き金にもなった。
・糸魚川市大規模火災(2016年)
2016年12月22日、新潟市糸魚川市の中華料理店から出火。出火した店舗のあった一帯が木造住宅の密集地帯であったこと、出火当時は最大風速約14m/s、当日に観測された最大瞬間風速27.2m/sと強い南風が吹き込んだことで大幅に飛び火が巻き起こり、大規模火災になった。負傷者は17人、147棟に被害が及び約4万平方メートルが類焼したとされる。
・千日デパート火災(1972年)
1972年5月13日、大阪府大阪市の千日デパートビルで閉店後に行われていた電気工事により出火。デパートは閉店していたが、建物7階で営業していたキャバレーにいた従業員と客に避難指示が届かず、停電のためエレベーターが作動せず多くが避難できずに一酸化炭素中毒死やパニック行動による窒息死、または避難器具の使い方を知らずに落下死などした。死者118人、負傷者81人。被害が拡大した理由は火災発生時にキャバレーに報知されなかったことや、従業員のほとんどが火災時の避難経路を知らなかったことなどが挙げられている。なお数名の女性従業員が非常階段の位置を知っており、手探りでそこに辿り着いたことで生還している。
・明石花火大会歩道橋事故(2001年)
2001年7月21日、兵庫県明石市で行われた花火大会で歩道橋一箇所に客が集中、群衆雪崩が発生して死者11人、負傷者183人の大惨事となった。実質会場と駅の間に当該歩道橋しかアクセスがなかったが対策はなく、また暴走族警備に力を入れるあまりに雑踏警備を軽視するなどずさんな警備計画が事故の要因とされている。




