534話 密談する者達
大陸中にある一画で、密談する者達がいる。
この者達は、小人族やアル達が建設中の地下都市を力で奪おうとする者達の集まりであった。
虎人「どうだ敵の様子は。」
虎人2「順調に地下都市を作っているようだ。」
獅子人「おー、ならば問題ないな。いずれ我らのものとなるのだ、キチンと造ってもらわねば。ガハハハ。」
牛人「それより、兵士は順調なのか。」
虎人「問題ない。訓練に訓練を重ねている。合計で7万の兵士を各所で訓練している。」
牛人「食料は問題ないのか、7万人の食料は大変だぞ。」
獅子人「フフフフ、全く問題ない。10万人の奴隷を確保している。多少死んでも奴隷はそこら中にいる問題ない。」
虎人2「農作業と狩りをさせているのか。小人に見つけられないか。」
獅子人「問題ない。中央の奥深くに村を作っているしな。それに各所に別れているんだ問題ないだろう。万一発見されても小人などに負けることは無い。」
虎人「小人には負けないが、妨害されることも考えんとな。」
そこに1人の大男が入ってくる。
王「皆の者、ご苦労。」
「「「「「「「はっ」」」」」」」」
この男は、虎人、獅子人、牛人たちを一つに纏めたものであった。戦闘狂達の集団をまとめ上げる者事はもの凄く困難なのだが、この王と呼ばれる者は、元々身分が高く、強者であった。
そして氷河期が到来する事が大陸中に広がると男は行動に出たのだ。
男は、各種族の最強者たちを人目のない所で次々に倒していく。そして配下に組み入れていった。
各種族の強者たちは、強者に負けると普通は殺されてしまう。だが今回は人目のない場所で負けた事でまだ対外的には無敗であり。種族の最強の座にいる事が出来ていた。
各種族の最強の座争いは過激であり、少しの隙も許されない。
その為に負けるという事が許されないのであった。
王「戦力の強化をする。」
「「「「「「「はっ」」」」」」」
王「各種族は、少数で働けるもの達を連れて来い。方法は任せる。」
「「「「「「「はっ」」」」」」」
王は、虎人、獅子人、牛人へと指示を出す。他にもサイ人や鰐人などもいる。
最強戦士たちの集まりであるが、王の言葉は絶対となっていた。
各種族は、労働者確保の為に少数精鋭部隊を組織して各所に攻め入る事となった。
それは小人やアル達に知られることになるが王の言葉は絶対である。
そして地下と建設を行っている者達は、襲われることが無かった。
其れにはやはり理由があった。
地下都市建設は、大陸の生き残る為に生命線であり、最も重要な施設建設である。
各種族が争う事は戦いの本能であり、誰も止める事はしない。
だがその者達にもルールがあった。いいやルールというよりもいずれ自分の物にするために暗黙のルールとなっていた。
地下都市には手を出すなであった。
その為に地下都市建設に関わっている。種族(労働者)と小人族、アル(中人)に戦いを挑む者はいない。
それ以外の者達の戦いは日増しに激しくなっていた。
小人「アル様、外がかなりやばいです。」
アル「各種族が争っている事か。」
小人「負けると奴隷兵にされているようです。その奴隷兵たちも上下をつけて戦わせているようです。」
アル「・・・・・・・」
小人「それに最下層達は農作業をしているようです。食べる事も真面に出来なくなっているようです。」
アル「よく調査できたな。」
小人「逃げ出した者が数名駆けこんできました。」
アル「スパイなのか。」
小人「多分、いいえ間違いなくスパイです。」
アル「地下都市建設の情報収集だろうな。」
小人「そう思われます。地下都市が出来上がれば個々を占拠しようと考えているのでしょう。」
アル「馬鹿な奴らだだが、従わせいる者達もかなりの数になっているだろうな。」
小人「推定ですが、3億人は敵対すると予想されます。」
アル「一か所に集める事は不可能な数だな。そうなると各所にばらけて襲い掛かって来るな。早急に対応をしなければ間に合わんだろう。」
小人「はい、ですが地下都市建設情報を逆手にとって建設が遅れていると情報を流します。氷河期ギリギリでないと完成しないとうその情報を流します。」
アル「アハハハハ、それはいいな。完成したとこの地に来たがもう誰もいないという事か。」
小人「無駄な戦闘をする必要はありませんから。」
アル「そうだな。流石小人族だな。俺なら戦う選択しかしないだろうな。」
アルは、改めて小人族が優秀であることを認識していた。
小人族はこの影星内で迫害され馬鹿にされて生きていていた。アルの移住によってその地位は劇的に高められたが、各種族はいまだ小人族を下に見ている。表面的には対等になっているが、それは食料や酒を供給している運び屋だからだ。
バカにせず、普通に話ば小人族はニコニコと酒や食料を運んでくると思ってるのであった。そしてこの氷河期問題が出てくると、その状況は一気に変わっていく。
小人の町から地下都市建設の為に町のルールが変わってしまった。今までかなりの自由度があった町が、小人族の監視の元に置かれた。
各種族にとって屈辱であるが、現実を見て従う者が大半となっていた。
それでも反発者が出てくる。反発者はその都度小人族によって始末されていく。その状況も街中という事で住民たちの知る事となる。町で小人を下に見る物はいなくなっていく。
小人の町では食料と酒が大量にある為に各種族の者達は、食べるために小人の町で労働をする。
氷河期が来ることで小人とアル(中人)の町だけが平和を維持している状態であった。それ以外の町や村は、人狩りや強盗団と日々戦っている。
そに為に小人の町に労働者としてやって来る者が後を絶たない状態となっていた。
小人「労働者を振り分けないと拙いね。」
小人2「新しい建設現場に送り込むようにするよ。」
小人3「それってあの現場だよね。」
小人「へへへ、そうあの現場だよ。スパイはみんなあの現場に送っているしね。」
小人2「可哀そうだよ。いい人たちも居そうだし、もう少し選別しないと。」
小人「それは止め問うた方がいいよ。今は大局を見て行かないといけないんだよ。」
小人2「分かったよ。」




