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526話 大精霊たち

この影星内で、大精霊と言う者はかなりの信用度を持っていた。

大精霊は神に等しく敬われている。地上にいない神より地上で暮らす大精霊の方が各種族にとって大事であり信用できるものであった。


虎人「まさか、本物なのか。」

鹿人「大精霊様・・」

獅子人「信じられない。」



アルは、大精霊の元へ族長、重鎮などを強制的に連れて行った。


大精霊「分かったかしら、この星はねー、氷河期に入るのよ。地上で暮らせる場所は馬鹿亀の上か私のオアシスだけよ。ホホホホホホホ。」


アル達が100度説明するよりも、大精霊が氷河期が来ると1回説明する方が効率的であった。


アル達は何度も何度も大精霊の元へと各種族の代表格を連れて行き説明をさせていく。その度に大精霊は尊大になり各種族たちからは敬われていく。


鼠族「大精霊様、我らからの貢ぎ物です。」

大鼠人「こちらは我らからの貢ぎ物です。。」


大精霊「オホホホホホ、良い心がけね。あなたた達は私のオアシスに住む事を許可しようかしらー。フフフフ。」


大精霊は皆から敬われ、貢物を運んでくる各所属に対して上から目線で対応をしている。

アル達が、大精霊に対して気軽に接している為に各種族は、対立するような構図が出来てしまっていた。



小人「アル様、氷河期到来は浸透してきましたが、その代りに大精霊を崇拝する動きが活発になってきています。」

アル「気にするな。氷河期が来ている事が分かれば成功だ。。」




アル達が見つけたオアシス(大精霊)以外にも各地にオアシスの存在が確認されていく。その都度、小人とアルは、大精霊に逢うために足を運んでいる。


アル「此処が新しく見つかった場所か。」



大精霊「やっと来たわね。」



アル「来ることが解っていたような言い方だな。」

大精霊「分かっていたわ。私たちは地上の動きが見えるのよ。精霊や妖精たちが星全体に居るのよ。」

アル「あーそうだったな。目に見えない者達がいるんだったな。」


今回見つけたオアシスは他のオアシスと少し違っていた。

今迄のオアシスは、半径150m程度の物であったがこのオアシスは、半径400Mもある巨大なものであった。そして村であった。


大精霊「此処にはもう住人がいるわ。移住者は無理よ。」

アル「その様だな。」


大精霊と村人(中人)たちは、皆平和そうな表情をしている。この場所だけは何物にも犯されることは無いと思っているようだ。


アル「こんな無防備そうな場所ならば、他種族が縄張りにしようと来ないのか。」

大精霊「こないわ。この地に来るまでの道を知らないの。あー、空から来たから知らないのね。」


アルは改めてこの場所の地図を見て納得した。この地は周りを崖に囲まれている為に大軍での進行は不可能であった。一人二人ならば侵入は可能だがそれでは何の意味もないだろう。




そして驚愕の事実を知る事となった。


アル「えっ、中人と精霊が融合しているのか。」


大精霊「少し違うわ、言葉的には融合だけど大精霊と中人の間に生まれた子よ。」


アル「えっ、精霊も子供を生めるのか。」

大精霊「それが私の母は生めたのよねー、不思議よ。」

アル「まさかあなたも子を産もうとすれば生めるのか。」

大精霊「多分、いいえ生めるわ。でも生む気は無いわ。好きでもない男の子なんて要らないわ。」


アルは大精霊にも恋愛事情がある事に驚いていた。


アル「そうか、それでこのオアシスは他より大きいようなんだが理由は有るのか。」

大精霊「あなた馬鹿なの、私に力があるからよ。」

アル「その力は、もっと強力に出来るのか。」

大精霊「あなた本当に頭悪いわねー、人が強くなるには訓練、修行してやっと力が持てるのよ。私たちも同じよ、長い年月をかけてやっと力が使えるようになったのよ。」


アル「すまん。そうだな。」


アルは少し反省している。融合という言葉で力が加わったと思いたかった。

地下都市計画やオアシス問題でかなり行き詰まっていたのである。


大精霊「いいわよ。気にしないでそれよりあなた達が地下都市を作っているようだけど失敗するわよ。」

アル「理由は」

大精霊「空気(酸素)が持たないわ。」

アル「地下だから空気が無くなるという事か、それは対策をしている地上に空気(換気)棟を作る事になっている。」

大精霊「はぁー、煙突のようなものね。でもしれでは倒れたらおしまいよ。氷河期は地上のあらゆるものを破壊するわ。人の手で作られる物なんて簡単に塵となるわ。」

アル「煙突が塵となり塞がれるという事か・・・・・・」

大精霊「フフフ、大丈夫よ。オアシスに煙突を造りなさい。それならば壊れることは無いでしょう。」

アル「助かる。ありがとう。」


其れからあると大精霊は、今後の事に着いて話し合いを重ねていく。

オアシスと連携させなければ地下都市は50年と持たずに死に絶える事になると言われ計画の変更が決まっていく。

そして人工の精霊を作り出す事に話が変わっていった。


大精霊「そのダンジョン核一つ頂戴。」

アル「協力してくれるのであれば譲る。」

大精霊「するわ。協力するわ。」


アルは大精霊がなにを考えているのかは、わかったていたが何もいう事は無かった。アルは、大精霊とダンジョン核が融合できれば都合が良かったからである。


だが大精霊は直ぐに融合はしなかった。大精霊なりに色々とダンジョン核を調べているようであった。


その間にも地下都市計画は進んでいく。オアシスの周りに地下都市を作るという変更はあったために今作成中のギルバートからの地下と都市と蜘蛛の巣都市からの地下都市は工事の縮小していた。完全に止める事はしていない。



その為にギルバートの町に集められていた人々は各地に振り分けられていく。


小人「工事個所が多くなりすぎて困っています。」

アル「そうだよな。各地のオアシス近くでないと地下都市が出来なくなっているからな。」

小人「アル様に考えがあるのでしょう。このギルバートをいまだ捨てていない事でここにオアシスを作り出すのでしょうか。」

アル「やっぱりわかるよな。ダンジョンから精霊を作り出そうと考えている。」

小人「そんなこと出来るんですか。」

アル「俺の考えでは出来る。」




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