表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
494/545

494話 トラブル発見

アルは、ドラゴンに乗り込むと西へと旅立っていった。


中央から山脈を上空から観光しながらゆっくりと空の旅と楽しみながら移動している。


アル「アンネ、あれはどう思う。」

アンネ「えっ、あれですか。どう見ても逃げているように思いますけど、助けましょうか?」


アルとアンネが上空から眺めている先で、必死になって逃げている一組の男女がいる。追っている者は同じ種族の様でアル達にはどちらが悪者であるのかは判断できていない。

一般的には逃げている男女と追っている男達で見れば男たちが悪であり、助けるのは男女の方と思われる。

アンネも同じの様でドラゴンで男女と男たちの間にドラゴンが降り立つ。


ドンという激しい衝撃と共に突然現れてドラゴンに男女も男たちも驚き腰を抜かしてしまう者もいた。


アンネ「あのですねー、女の方を追うのは良くないですよ。話合いましょう。」


アンネの間の抜けた声とこの星には絶対に合わない提案で皆、こいつ何言ってんだと顔をしている。

だが、男女からしてみれば渡りに船状態であった。追われている男女は逃げ切る事が出来なかっただろう。それがアンネの登場で逃げる事の可能性が出てきたのだ。


男女の女の方がアンネに声をかける。「助けて、お願い。」


アンネ「取りあえず、話をしましょう。アルー、降りてきてー。」


アンネは上空医いるアル達に声をかける。上空には、アルと護衛騎士4人が空を旋回していた。


男女と男たちは、上空を始めてみたようで皆顔が引きつっている。まさかドラゴンが6体もいるとは思ってもいなかったようだ。


男女と男たちを囲むように降りて来たドラゴンたちは静かに寝そべっている。


アル「余計なお世話かもしれないが、女性が追われていたのでな。話によってはどちらかに協力する。」


アルの言葉に男たちの目が大きく見開いていた。男女方も驚いている。男女は、追われている状況から当然味方してくれるものと思っていたようだ。


アル「何故男女を追っていたのだ。」

男「この男女は、我が一族の裏切り者だ。処刑するために追っていた。」

女「裏切り者はあなた達よ。」キッとした目つきで睨んでいる。


アルとアンネは、双方から話を聞いていく。アルは男達から少し離れた場所で聞き取りを行い、アンネは男女から話を聞いている。


男たちは、アルに対して反抗的な目で見ているがドラゴンが周りにいる状況である為に話し始めた。

その内容は、よくある恋のもつれと種族内の争いであった。


逃げていた男女は恋人同士であり周りにも好意的(一部)に受け入れられていた。だが恋人の男の兄が、女に手を出そうとして返り討ちに合い負傷してしまった。

男は次期族長という立場であり、女に負けた情けない男となり、生き恥をさらしてしまった。兄はこのままでは拙いと思い。女の親に対して罪をでっち上げて牢に入れ女を脅したのだ。


怒った女は、牢を破り両親を助け出した。種族間であまり評判の良くない兄であった為に種族で味方になる者もいた。助けた両親と味方になった種族は固まり抵抗する事となった。

女の恋人である弟は、当然恋人側に着いたが、兄弟である事で受け入れる者と受け入れない者が出てしまった。


種族間での争いであるのだが、評判の良くない次期族長(兄)対弟勢力となってしまった。

所が弟勢力内でも争いが起こってしまっていた。受け入れる者と受け入れない者であった。

受け入れる者は、弟を次期族長に押す者たちであった。受け入れない者達は、女に惚れている者達であり弟を排除したい者達であった。

兄も嫌いだが弟はもっと嫌いな者たちであり、男女を追っていた者達である。



アルは黙って話を聞いていたが、追っていた者達がどう見ても悪い。


アル「男女は恋人同士何だろう。祝ってやればいいではないか。」

男「ゆ、許せるかー、俺は女に毎週貢物を送っていたんだー、返せー。」

男2「俺も貢物を送っていたんだー。」

男3「俺は、金が無いから偶に送っていたー。」

男4「俺も渡していたぞ。」

アル「貢物を送っていた?何故送っていたんだ。」

男「うっ、それは・・・・」


男たちは皆恥ずかしそうに顔を赤くしている。モジモジしている者もいる。

(やってはいない。男たちの願望である。貢物でいつかは振り向いてくれると思っている)



男たちは女といい事をするために必死で貢いでたのだ。(妄想)


男たちの話を聞く限りでは、女が悪いとなるが話はそう単純ではなかった。

女の家は没落している家であり、女は必至で足掻いていた。

没落してしまった家を何とか復活させるべく女は体を張っていたのだ。


女の家は、種族の中でも有数の家柄を誇り、族長も排出している家柄であった。だが祖父に時代に当時の族長と対立してしまった。族長は女の家に対して罪をでっち上げて財産などを奪っていった。その事実は種族内では公然の秘密であり、族長に逆らう事はできなかった。


事実を知った女は当然のように復活を目指すのだが、何もない状態となってしまった女には如何する事も出来なかった。女は成長し美しく成った。よってくる男達は女に貢物を持ってくるようになっていた。

女の恋人である弟も最初は貢物で振り向かせようとしていた。だが女は族長一族であることを知った事により恋人となった。(経緯はともかく今は愛し合う男と女である)


弟は恋人となり、没落から復活するために協力する事を誓い合っていた。

弟は恋人に対して族長になると誓ったが、何をする訳でもなく恋人同士として楽しむだけであった。

そこで兄が恋人を襲う事件が起こってしまった。


次期族長である兄の力は絶大であり、種族の次期族長としての権力はかなり強力であった。


次期族長の兄は、弟の物は自分の物という理論の元からの行動であった。



争いは、次期族長の争いと弟を推す勢力が二つに割れて争いとなっている事であった。


次期族長の争いでは、弟勢力は仕方なく協力し合うがそれ以外は全く協力的ではない。特に女の恋人である弟とは完全に敵認定であった。

それでも弟勢力にいる訳は女に惚れているからだ。だがそんな状態が長く続く事等ありえない事である。男たちは、弟に協力する見返りに女をみんな共有物にする事にしたのだ。

皆の共有物とは男たちの都合よい女にするという事であった。

そんな事に同意するはずもなく、女は抵抗していたが、どうにもできなくなり取りあえず身を隠すことにしたのだ。そして不運にも見つかり逃げてきたのが今の状況であった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ