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480話 大都市予定

大都市予定の開発は順調に進んでいる。

山峯の蜘蛛の巣都市は、ダンジョンコアを中心に広大な広さとなっている。その都市の周りはまだ火山灰に覆われているが全て開発予定地となっている。


アルの計画では大都市の周りには、畑や魔物牧場、薬草畑に森の再生を予定している。

森の再生と言っても普通の森とは考えていない。ダンジョン化した森であり、魔物や木の実、貴重な薬草や鉱石なども取れるようにする予定である。


騎士「アル様、この計画ですと都市の裏側の峯はどのようになりますか。」

アル「そうなんだよな。山の南斜面に大都市で東西に畑や魔物牧場を広げていく予定だが・・・どうするかな。」

騎士「森のダンジョンではどうでしょうか。」

アル「それも考えたが、都市の真裏ではダンジョンに行くまでに時間がかかり過ぎるだろう。」

騎士「そうですね。森のダンジョンは貴重な財源になりますからきちんと管理したいですな。」

アル「そうなんだよな。森のダンジョンは大都市と畑などを囲う様に作る方がいいだろう。」

騎士「都市を囲んでしまうですか。」

アル「そうだ、だから悩んでいるんだ。山全体も囲みたいからな。」

騎士「アル様、この山はそれ程貴重な物なのでしょうか、私には只の山としか見えないのですが。」

アル「アハハハハ、そうだろう、そうだろう。誰もそう思うだろうな。だがな、この山は星の力魔力や貴重な鉱石を運んで来ているんだ。卿もみたであろう、ダイヤモンド、ルビーにサファイヤを。」

騎士「見ましたが・・・・・」

アル「まぁ鉱石はおまけみたいなものだ、一番重要な事は魔力だ。溶岩内の火山灰の魔力は資源だ。この星中にある魔力は元は星の地下から溢れて来たものだと思われる。人も魔力を作り出しているが星の規模と比べると微々たるものだろう。」

騎士「星の魔力を使いダンジョンの能力で都市作りですか、いやはや大したものです。」


色々と検討した結果、山の裏側は通常の森とする事となった。ダンジョンとなれば管理運営をしなければならない事もあり、もし他の種族の縄張りとなればかなり厄介な相手となる事で通常の森となったのだ。アル達はこの地を支配するつもりだが、大都市自体が未完成であり、この地はまだ人も住んでいない状態である事で、普通の森とする事が最適と考えられた。いずれは開発を行い広げて行けるようになればいいと思っている。


アルは少し高い位置からまだ人の住んでいない大都市を眺めていた。蜘蛛の巣を思わせるこの都市はまだ中心部分しか建物が存在していない為、道がかなり目立っている。


アル(石畳の道もいい雰囲気が出ているな。側溝も下水も出来ているから雨が降っても問題ないだろうけど処理はダンジョンでやらないとな。下手に垂れ流しなんかできないしな。

あっそうだ、魔物牧場は牛系と豚系、後は鶏系に羊かな。新しく家畜として造り出してみるか大人しい性格にしないといけないからな。)



大都市の開発は一段落したことでギルバートの町に戻る事となった。アルの連れて来た100人は居残りとなり、ゴーレムと一緒に開発を続ける事となっている。





アルはギルバート迄戻ると移住者の募集を開始する。ギルバート内に住む者達はこの募集に誰一人応募する者がいなかった。これにはアルの予想外の出来事であった。


アル「一人もいないのか。」

騎士「はい移住募集は一人もいません。」

アル「マジか、いくら何でも一人もいないとは思わなかったな。それだけこのギルバートの町が住みやすいという事なのだろうな。」

騎士「そうなりますが、移住者を如何しますか。」

アル「他から募るしかないだろう。だが選定を厳しくしないと乗っ取られるかもな。」

騎士「ありえる事ですが、今各種族は分裂している種族が多くなっています。アル様の影響でありますが、今は横に置いておきましょう。各種族の分裂は族長争いが多いようです。戦って縄張りを広げていく昔ながらの者たちと交易を行ない生活を豊かにしたい者達との争いてなっています。このギルバートの町は交易を中心に栄えておりますので、後者の者たちとかなり親しくなっております。武器の提供なども行っていますので交易派の者達がかなり有利な状態です。」

アル「・・・・・その様だな。交易派と言ったか前者の昔ながらの者達は何派と言われているんだ。」

騎士「保守派と我らは呼んでおります。ちなみに交易派は、改革派とも呼ばれております。」



一人も移住希望者がいなかった事で外で移住者を探す事になったが、小人の拠点で少数希望があったがそれ以外では全く見つける事が出来なかった。アルとしてもこれほど難航するとは思ってもいなかった。


アル「故郷からの移住差だけになりそうだな。」

騎士「それもいいのではないでしょうか、無理をして移住させなくとも宜しいんではないですか。」

アル「そうなのだが・・・・・」

騎士「新たな争いの種になるとお考えですか。」

アル「それもあるが、種族同士の争いを無くしたい。あの都市には、戦闘狂共も納得するダンジョンが幾つもある。種族の戦いではなく楽しめる戦いもあると分かってほしかったんだがな。」

騎士「だから移住者なのですね。其れであれば体験させましょう。」

アル「そうだな一度経験させてやるのもいいかもな。」



こうしてアルは、ダンジョンを一つ公開する事となった。森のダンジョンを公開する事となり宝箱や各薬草、果物などを豊富に配置していく。目玉は勿論スキルオーブであり魔物を倒すと現れるようになっている。魔物も一般的なものから高価に売れる魔物も配置していく。

中心に向かって強くなっていく配置であるがダンジョンコアのある場所にはドラゴンが守っている。

森のダンジョンは事実上撃破不可能にしている。万一撃破されてしまうとダンションマスターとなってしまう事で最後の守護者はドラゴンとしたのであった。


騎士「流石にこのドラゴンに勝てる者は居ないでしょう。何ですかこの大きさは。」

アル「あの超巨大亀を参考にして造った。どうだ凄いだろう。このドラゴンは基本鋼だが、一部はミスリルや特殊な鉱石が使われている。そして大きい事でドラゴンに勝つことはできないだろう。何しろドラゴンが立つと全長1000Mもあるからな。アハハハハ。」

騎士「だからドラゴンの足元が鱗3枚重ね何ですね。」

アル「一応、挑戦者にも利益が無いとな、倒すことはできないだろうが貴重なドラゴンの鱗が手に入るんだ。」

騎士「踏み潰されて終わりのように思えますが・・・・・」






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