479話 町つくり
アルは久しぶりにウキウキしている。この灰色の大地を好きなようにいじる事がよほど嬉しく思っている。
アル
(さてどうするかな、ダンジョンだから一応魔物を置かなければならないが人が住むようにしなければならないんだよな。んー、どうするかな。あっそうだ家畜にするか、魔物牧場もいいな。
さてやるか。先ずは噴火口をダンジョンの魔力減としないとな。)
アルは噴火口を中心にダンジョンを作成していく。ダンジョンコア(特大)を作り出し噴火口付近に頑丈な小さな神殿を造りダンジョンコアを配置する。小さな神殿の周りは、強力な魔物を配置する事は忘れない。この魔物たちは、基本侵入者だけを攻撃するようにしている。
噴火口から神殿の周りに堀を造り溶岩堀が完成する。
次は、山峰に大きな町を造っていく。この町には、溶岩の熱を利用して共同浴場なども造り出していく。
(ナハハハハ、面白いな。これなら大都市になるかもな。共同浴場数か所と娯楽施設(色街)と魔物牧場、畑は後回しだな。
其れと何かあるかな、あーそうだホテルも必要だよな。高級ホテルと一般ホテル、それと店舗だな。今は店なんか必要ないがいずれは商店街になるといいな。まぁ当分の間はゴーストタウンになるかもな。)
このアルの予想は大きく外れる事になる。山峯に造られた町は多くの者たちに知れ渡り大人気となってしまうからだ。
アルは、宮殿(城)と呼ばれる事になる自宅を作り出す。ダンジョンによって一瞬で出来上がるそのさまは連れて来た100人の騎士、戦士たちをびっくりさせていた。
大きく開いた口に溶岩の火の粉が入り火傷した者が出てしまった。
そんな開発も宮殿(自宅)を中心に8方向へと12Mの石畳の道を作り出し40Mごとに円を書くように道を繋げていく、まるで蜘蛛の巣のような区画割となっていた。
(各種族の長の家も必要だよな、種族が集ったりするだろうからな。少し大きな家と区画を試しに造ってみるかな。一般の家は20M×20Mの敷地に6LDKの間取りにするかな、子沢山が多いから丁度いいかもな、よしこれを基準にしていこう。
アパートも作らないとな、あまり高層にしないようにするかな。せめて3階建てだな。
アパ-トの間取りは単身者用と小家族用かな、1DKと2LDKでいいかな。
この辺をアパート群にするかな商店街の近くと公園の近くいいねーーー、夢が広がるよ。)誰の夢だろう?
アルの創り出した町は山峯の南斜面であり、全体の広さは半径1.5キロの円形となっている。街の境には防壁もなく、無防備な状態となっている。この星では考えられない事であった。いつ敵が襲ってくるか分からない地域(星柄)であり。襲ってくださいと言っているような物であった。だが山を中心としたフィールド型ダンジョンであり防衛能力は段違いに高かった。無防備に見える町ではあるが実際は全く違っている。街との境(魔物牧場と畑予定)には300Mの空地が設けられている。その空地には様々な仕掛けが施されている。流石ダンジョンと思われる仕掛けだが襲ってきた者達は皆、知らぬ間の死んでいくだろう。
アルの考えとして、この町は各種族区画は作らない。ギルバートの町では各種族ごとに別れているがこの町では皆一緒に暮らすことを前提としていた。一緒に暮らすことを同意した者だけがこの町に住む事が出来るのであった。
アルも最初から人が集まるとは思っていないが、いずれは人が集まり大都市へと変わっていく事を願っている。
(当分は、俺達だけの町だな。まぁそれも仕方ないよな設備が充実していれば住みたいと思うようにしないとな、共同浴場は10ブロックに一つと共同の炊事場は4ブロックに一つでいいかな。それと商店街を4つだな。あっメインの入り口の二つにも商店街は必要だな。6つか。)
アル「おーーい、この辺に商店街を作るけど、店はないがいいかな。」
戦士「食堂です、肉屋です。肉料理です。」
戦士2「花屋です。絶対に必要です。」
戦士3「酒場です。」
騎士「訓練場は小店ではありませんが必要です。」
騎士2「武器屋は必要です。防具や靴屋も必要です。」
アル「おう、ありがとな。」とお礼を言ったアルであったが、全く聞いていなかった。要は適当に箱だけ作る事にしていたからであった。
(建物はまだそんなに必要はないだろうが、魔力があるから作っとくかな、アパートを多めに造っとけばいいかな、それに各家も作らないとな。火山灰を無くすためだしな、よーしやるか。)
町全体に家が出来ていく。だが今この地にいるのはアルと100人のオヤジばかりである。アルは使用する一部を除いて保護魔法をかけていく。
(よし取りあえずはこれでいいかな。あとは町の外に魔物牧場と薬草畑と大麦、小麦なんかの畑だな。
取りあえずはゴーレムに作業をまたせるか、人が集まり出したら振り分けて行けばいいかな。
んーーー、後何が必要だったかなー、おっそうだ、役所が必要だった。役所は俺の家の側で、役所の出先機関を4つ造るかな。東西南北で4つだな。この出先機関で色々と行政をしていこう。中央と東西南北化、中央は別として東西南北の区画で発展を競わせるのもいいかもな、自由競争は発展するからな小人、グレイ、中人・・・誰にやらせるかな。んーー悩むな。まぁ後でいいや。それより町の外だ。この辺に湖でも作るかな。薬草畑に魔力水が必要だし、魔力水の湖にするかな。そうなると畑も魔力を流していくか、とんでもない食料になるかもな、へへへへ。)
後年アルの畑は、とんでもない価値を見出していく。畑の食材を食べれば傷は治り、病も治っていく。薬草に関しても同じでより効果が高くなっていく。
一通り造り終わったアルは、コア宮殿で一息ついていた。コア宮殿の周り(庭)には魔物を配置している。堀には溶岩が流れ、宮殿内には入れないようになっている。
騎士「アル様、この宮殿、いえダンジョンではスキルオーブは出ないのでしょうか。」
アル「スキルオーブが欲しいのか。」
騎士「いいえ、私ではなくこの地に住む人たちが欲しがるのではないかと。」
アル「あーそうだったな。欲しがるだろうな。人を集めるためにもフィールド内に通常ダンジョンでも作るか。」
騎士「おーーそれはいいですね、訓練も出来るようにお願いします。」




