478話 噴火地域
アル達の支配するギルバートの町は、多くの種族が行きかい発展している。その発展を苦々しい思いで見ている者も多い。
アル「ギルバートの町はこのまま広げてい行くとかなり大きな町いや都市になるだろう。このギルバートを中心に小人の拠点と連携を取りその間も開発を進めていくぞ。」
騎士「他の種族も続々と傘下に入ってきています。もう我らを侮る者は居ないでしょう。」
アル「甘いな、この影星は戦闘大好き種族の集まりだ。天使などが画策しているようだ、反抗勢力をかき集めているのだろう。その内このギルバートに攻めてくるかもな。」
騎士「攻めてくるのですか、無謀と思いますが・・・」
アル「あの天使どもを甘く見るなよ。あいつらは今力をつけている。」
騎士「はっ。」
アルの懸念する天使たちは、今確実に力を蓄えている。
天使は、アルと小人の勢力から追い出されてしまった。もと支配者たちをかき集めている。白オークの一部、エルフの一部、狼人の一部、そして一部の小人たちまでいる。
どの様な種族でも全てが一致団結する事は難しいだろう。小人族の結束をもってしても反抗勢力が存在している。
アル「この中央大陸の南部地域はギルバート(町)と小人の拠点を中心に発展していく、まぁ懸念の天使はいるがまだまだ力でこちらには対抗できるほどではない。今少し時間がかかるだろう。
今俺達に大きな敵はいない。そこで噴火の治まった元上陸した地域に拠点を作る。」
騎士「兵力をどのくらいお考えですか。」
アル「まずは100人連れて行く。あの地域から多くの所属が逃げ出しているからな、戦闘などにはならないだろうが一応な。」
騎士「流石に100人は少ないのではないでしょうか、広範囲ですからせめて200は連れて行く方がいいのでしょう。」
アル「いや100でいい。全ての地域は別の者に調査を割ているから問題ない。」
アル達が上陸地に選んだ場所は理想的な場所であった。地形と気候から選んだ場所であり、移住するには最適と判断されている。アルは今後押し寄せてくる今日からの移住者の町造りを行う予定であり、早急に造り出す必要があったのだ。
騎士「ダンジョンから移住者を連れてくるのですか。」
アル「そうだな。それが一番安全だろう。」
騎士「まだこの星のダンジョンを探索できていません、早急に攻略部隊を編成いたします。」
アル「そうだったな、ダンジョンは何所も変わらないと思うが3小隊ぐらいでいいか、ローテーションで攻略させろ。」
騎士「はっ。」
山の大噴火により周りに火山灰や溶岩が流れ込みかなりの被害が出ている。森は溶岩で埋め尽くされ木々などは1本も生えていない。そんな地域が直径15キロもありその周りは火山灰などは降り注ぎ灰色の大地となっている。
アルは、大噴火を甘く見ていた事を少しだけ後悔している。目の前に広がっている大地は灰色一色であった。
アル「これほどの被害なのか、聞くと見るではでは違うな。」
戦士「アル様、この灰の除去だけでもかなりの時間がかかります、どこか別の場所にした方がいいのではないでしょうか。」
アル「・・・・・ここにする。ここならば他の種族もいない。これほどの場所を争い無く手にすることは不可能だろう。」
戦士「そうですな、山を中心にすれば半径3、40キロに人はいません下手したら50キロまでいないかもしれません。しかしこの火山灰は厄介です。ゴーレムを使って除去は可能ですがかなり時間が必要です。」
アル「心配するな解決策はある。この地にダンジョンを造る。それもフィールド型ダンジョンだ。」
戦士「フィールド型ですか地下に潜るのではな1層(平面)という事ですか。」
アル「ダンジョンには何が必要なのか分かるか。」
戦士「分かりますよ、魔力です。」
アル「そうだダンジョンを成長、維持させるんは魔力が必要だ。人の魔力を吸ってダンジョンは生きている。まぁこれは今までの常識だな。」
戦士「今までの常識ですか、もしかしてこれからは違うのでしょうか。」
アル「フフフフ、これからは変わっていくよ。噴火した山を中心にダンジョンを造り出す。その魔力の財源は山の中にある溶岩とこの火山灰だ。溶岩の中には大量の魔力が存在している、火山灰自体も魔力その物が灰に形を変えただけだからな。」
戦士「魔力ですか、この灰が・・・」
アル「形が灰になっているだけだ。まぁ魔力の元と考えるといい、その方が理解できるだろう。」
大噴火により地上へ飛び出した溶岩などは多くの魔力を含んでいた。影星の中心から噴き出した溶岩の多くは近場に灰や溶岩石となりとどまっているが、一部は風に乗り各地に広がっている。この時期影星では多くの山々が大噴火を起こしている。その為に大量の魔力が地上に出てきていた。
多くの種族がその恩恵を受けている事を誰も知らない。
先日の4本腕の蟻人が強くなり腕が生えたのもその影響である。
アルはダンジョン生成で魔力を含んだ溶岩石(魔力)や火山灰(魔力)を変換する事で一気に開発を進める事にしていた。
アル「これだけの魔力があれば故郷ならば400層のや500層のダンジョンが出来るぞ。アハハハハやりたい放題できるぞ。」
戦士は思ってしまった。あっこれはかなり拙いのではないか、やりたい放題、アル様がやりたい放題などしてしまったら、この星自体が壊れてしまうのではないかと思ってしまった。
戦士「ご、ご自重してください。やり過ぎはいけません。」
アル「大丈夫だ。誰にもバレないから安心しろ。今この場所には俺達しかいなんだ。各所属も魔物もそして植物までいないんだ。」すぐにばれる事をアルは言わない。
戦士「で、ですが・・・・・」
アル「まぁ見ていろ。」
アルはにこやかな笑顔をしている。楽しくて仕方がないという顔であった。
アルはまず山の頂上へ溶岩を観察するためにやって来た。
アル「ほーーー以外に穏やかだな。もっと溶岩はボコボコいって噴火しそうな状態かと思ったが。」
戦士「十分ボコボコ言っていますよ。何にか刺激すれば溢れそうに見えるのですが・・・」
アル「気のせいだろう。この溶岩は穏やかな状態だよ。噴火によってマントルが地上に出たのだこの山(噴火口)からは4,500年は噴火はないだろう。まぁ永遠になくなるがな。」
戦士「そうなのですか・・・」




