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459話 おかしい

アルは、カイン達と合流するために拠点を出る準備を行っている(事務仕事)だがまた拠点で問題が起きてしまった。


騎士「アル様、大変です。兵同士で刃傷沙汰が起きました。」

アル「・・・まさかと思うが、サキュパス人を取り合ってなんてことはないよな。」

騎士「・・・・超能力者ですか。その通りです。」

アル「馬鹿でもわかるわ。刃傷沙汰だぁ。娼婦に惚れてどうすんだ。」

騎士「で、ですが両名とも真剣に愛の言葉をサキュパスに伝えているようで、サキュパスもにっこりと笑いながらプレゼントを受け取っていました。」

アル「お前らいいように使われているな。それに気づかないお前も相当だな。」

騎士「えっ、サキュパスは、どちらを選ぶかで悩んでいるのではないのですか。」

アル「どうしてそう考えられるんだ。今の話だけでもいいようにあしらわれていることぐらい俺でも分るぞ。」

騎士「えーーー、マジですか」ガックリ


アルは、この戦闘狂達は、影星に連れてきてから大分変ってしまった事に多少悩みだしていた。もういい年の男達であるが、魔力の力かスキルの力かは分からないが皆若い容姿を保っているが、見た目だけではなく脳まで若返っている節がある。本当にいい年の親父たちがだが、物事の考え迄若返ってしまっている。

(皆ハイヒューマンである)


アルは、ある仮説を立てた。元は(仮)普通人40歳だが、ハイヒューマンとなり新人種となった事でまだ8歳(年前)、9歳、年を取っていても15歳と若者と考えれば今の行動も一部は納得できる。

「まさかな。体は大人、中身は子供なんてことが・・・・」


アル達が連れて来た騎士や戦士などの多くは数年前にハイヒューマンとなった者が多く、何十年前にハイヒューマンとなったアルやカイン達とは違っていた。

アルやカインはまだ子供時代にハイヒューマンとなった事で感じが解らなかった事もあるが、今の状況を見てみるとあながち間違いでは無いようだ。


アル「アンネどう思う。」

アンネ「そうね、子供に戻っているという考えは間違いではにと思うわ。」

アル「そうだよな。それがこの星が原因かそれともほかに何か原因があるのかは分からないが、おかしいのは確かだな。」

アンネ「この星の影響かもしれないわ。だってこの星は産めよ増やせが基本だもの。」

アル「戦いで減った人を補うために子作りしている種族が多いからな。」

アンネ「そうね戦う事が基本のこの星では各人種個人では無くて種族の為ですものね。」

アル「そうだな、まずはその考えを変えていかなければな、まだこの拠点はましな方と思いたい。」

アンネ「ねーアル、みんなこの所あまり戦闘をしてない事も影響しているんじゃないかしら。」

アル「戦闘狂達が発散の為にサキュパスに走ってしまったという事か。」

アンネ「それも一つの理由かもしれないけど、それだけじゃないわ。愛がほしかったのよ。」

アル「・・・・・まさか」


それからアルは2時間ほどベットに入り、行為の後も4時間ほどアンネローゼの愛について講義をされてしまった。アルはアンネローゼの講義に聞くしかなく、反論は一切できなかった。少しでも違うような態度を示せばアンネローゼはアルに愛について10分、20分と抗議が延びていく。


アル「アンネ、もう寝ようか。明日も仕事がるしな。」

アンネ「フフフフ、さっき×××したじゃないのー、もうアルったら好きなのねー。フフフ。」

アンネローゼはベットの上でまた何かゴソゴソとし始めてしまった。アルは違う違う違うだろうと心の中で叫んでいた。


アルは翌日カインの元へと旅立つつもりであったが、アンネローゼとの激戦の為、一日延期となってしまった。


艶々のアンネローゼとは対照的にカラッカラのアルは、朝食に家臣たちから心配されるほどであった。


アンネ「大丈夫よ、昼には元通りよ。フフフフ。」

ルビー「いいなーいいなー、アンネはいいなー。」


ここで不幸は俺だけではだめだと、アルは思ってしまった。

アル「ルビー、カイン兄の所に行くか。」

ルビー「行くわ。」

アンネ「ルビーが行くなら私も行くわ。」


そして二人の準備のために又2日出発が延びてしまった。その間にもアルは拠点の仕事を片付けていっく。


騎士「アル様、サキュパスの事は如何いたしましょうか。」

アル「ほっとけ。今何を言っても聞かないだろう。いいかもしだ万が一罪を犯せば罰しろ、絶対だよいな。」

騎士「はッ了解しました。」






アルは、影を雇っている。それはお庭番とも言われている者達である。そのお庭番から一つの報告がなされた。


アル「マジか。」

影「・・・・」

アル「嘘だと言ってくれ。」

影「事実です。」


影の報告はアルに衝撃を与えていた。アンネローゼとルビーの行動であった。アンネローゼとルビーは、小人の商人にある注文を出していた。

それは大きなウォーターベット2つとキラキラの小型のお城であった(ラブホともいう)

その事実にアルは膝をつき、ガックリとうな垂れてしまった。


本当に皆が、体は大人、中身は子供になってしまったのではないかと本気で疑ってしまった。

以前のアンネローゼでは考えられない行動であったからだ。

アル「この星がおかしいのか、それとも本当に子供に戻っているのか・・・」


影「全て荷物としてマジックバックにしまっておりました。」

アル「・・・・・・・影、俺は一人で旅立つぞ。後は頼む。」


この言葉が発せられると同時に周りにいるすべての人が動いた。そして逃がすものかとアルを拘束していた。

アル「お前たちの主人は俺だぞ。何故皆主人を拘束するのだ。」

影「アル様、自分勝手はいけません。奥様のご意向です。アル様は確かに我らの主人でありますが、国ではなく家庭ではアンネローゼ様が実権を握っております。最高権力者はアンネローゼさまです。我らは最高権力者に逆らう事はできません。」

アル「・・・・・・」

影「アル様が、アンネローゼさまと共に過ごすことが我らの幸せです。」

アル「俺の体は、心配しないのか。俺がカラカラになってもいいのか。」

影「何をおっしゃいますか、アル様もカイン様も最強人種ですよ。すぐに元通りになる事は誰でも知っています。一日10発や20発、何の問題もないでしょう。」

アル「絶対に無理だろう。普通に考えろ、いいか普通に考えろ、お前たちは今おかしな考えになっているんだ。前を思い出せ。」

影「・・・・前ですか、・・・・・・・・・・アンネローゼ様の寝室にご案内せよ。丁重にだぞ。我らの主人の今日の本番はこれからだ。」

アル「待て待て、待ってくれー、頼む今日は無しだ。本当に疲れているんだ。昼は仕事、夜も仕事はしたくない。待ってくれー。」


アルの叫びは虚しく消えていった。



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