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417話 今後の行方

蜥蜴人と白オークの防衛戦が終わり、この地域が少し変わってきている。拠点と接する元蜥蜴人の縄張りがアル達の縄張りとなり、その向こうの蜥蜴人たちとは敵対関係ではなくなった。それは死兵となり戦った蜥蜴人たちの功績と言えた。凄まじい戦いで周りの種族たちが蜥蜴人を恐れている事が分かる。その蜥蜴人たちを対等な交易相手として接する事で、周辺の種族たちは蜥蜴人の領地は一切侵入する事が無くなった。


アル達の拠点は豊富な食料と強力な軍事力が備わっている事は誰にでもわかる。そんな相手と交易を開始した蜥蜴人たちは、周りから見れば恐怖の対象となってしまっているのだ。




蜥蜴の女王「死兵達に感謝しなければなりません。」

蜥蜴人1「我らを生かすために礎となった蜥蜴人5000人は我らの誇りであり、英雄たちです。」

蜥蜴の女王「本当に感謝しかありません。もう一つの集落はどうなっていますか。」

蜥蜴人1「順調とは言えません。死兵にあこがれる者たちがいるようです。」

蜥蜴の女王「はー、死兵にあこがれるですって・・・」

蜥蜴人1「死兵の噂が広がった事で周りからの蜥蜴人を見る目が変わってしまった事で英雄扱いしてくる者がいるようです。」

蜥蜴の女王「そんなにいい者ではに事を分っていないようですわね。」

蜥蜴人1「死兵として戦った蜥蜴人のおかげで今の我らの立場があります。その英雄たちにあこがれる事は仕方ないとしてもキチンと真実を教え、導かなければなりません。」

蜥蜴の女王「そうですね。死をもって蜥蜴人の未来を切り開いてくれたのです。生かさなければならないでしょう。」

蜥蜴人1「この集落で拠点ともう一つの蜥蜴人を繋ぐ役目をいたします。」

蜥蜴の女王「出来ますか。」

蜥蜴人1「やってみせます。」





蜥蜴人は一度敗れたが、大きくは3つに別れ生き残りをかけてアル達と戦っていた。3つの内一つはアル達に味方した蜥蜴人たちであり今も友好関係を続けている。

そして死兵となって戦った者たちとそれを支援している者達である。

直接縄張りが接していた蜥蜴人たちは殆んどが死んでしまった。生き残っている者達も支援した集落へと移り住んでいる。その支援している種族も一部が死兵となり戦って死んでいる。


そしてこの戦いで、支援していた蜥蜴人たちが、分裂の危機となっている。アル達とこれからは友好関係を築いていこうとする者と死兵に憧れ、孤高の戦士になろうとする者がいる。どこから出たのか孤高の戦士という言葉も頭に蛆が湧いている者達から出ているようであった。(俺ってカッコいい)と思っているようだ。


戦闘狂の集まりであるこの星では強者にあこがれる事は当たり前である。


そして一部の者達は集落を離れて行ってしまった。蜥蜴人の若者と言ってしまえばそれまでであるが、若い者を中心に新たな集落が作り出されていた。アル達の拠点に接していないが、周辺に与える影響力を持っている。





そして白オークにも変化があった。白オークたちはハイオークを殺したことで何故か少しだけ頭が良くなっていた。その少しだけよくなった頭は、白オークの村々に変化を与えている。先ず畑が出来上がっていた。それまでは狩りをして食料を得る事だけで生き延びていた。それだけでは足らず、別種族へ攻め入り強奪を行なっていたのだ。その行為が激減している。

畑という物が出来上がり、食料確保が出来るようになったからである。(もともと知識はあっが誰も畑を作り農作業を行なう者がいなかった)畑が出来た事によって共食いも無くなっていた。



その他にも、白オークたちは、小人族を間に挟み交易を行なうようになっている。この交易が又白オークにとって有益となっている。人口の多い白オークの縄張りは、別種族にとってほしい者が多く存在している。白オークにとって価値のない者が、別の種族では大いに価値のがある物であった。


白オークの交易は小人族を挟む事でスムーズに進んでいる。白オークの傲慢で交易が壊れることなく小人族がうまく調整している結果であった。

この小人族はアル達の拠点外の者たちであったが、全く関係のない者は無く、小人族は各集落に別れているが関係は続いている。各集落は各々が連絡を取り合い情報を共有していたのだ。



拠点


アル「小人族は、この星の支配者になるかもな。」

騎士「まさか、あの小人族ですよ。」

アル「戦いに強いだけでは国を治める事はできない。小人族のようにうまく立ち回る事が出来なければ纏まる事はできない。」

騎士「あの小人族が支配者ですか・・・・・」

アル「まぁ見ていろ、そのうち嫌でも分かってくる。」


騎士はアルの言葉を信じられない思いで聞いていた。小人族は協調性がありいつもニコニコと笑いながら話している。騎士は其れは弱者の生きる術と思っていた。だがアルは違うといっている。




拠点内小人地区



小人1「どうなった白オークは?」

小人2「上手く行ったようだ。白オークの縄張り北外の小人族が上手く取り入ったようだ。」

小人3「それはよかった。これで鉄が手に入るな。」

小人1「白オークは、鉄に価値を持っていない。あのぶよぶよ体が武器だからな、良くて棍棒しか持たないから大丈夫だと思ったよ。」

小人3「でも白オークは鉄に興味を持つかもしれないぞ。」

小人1「今までだって剣や槍を使う者達を見ていいたじゃないか、それでも興味が無かったんだ今さらだろう。」

小人2「それもそうかもしれないよな。そうなっても俺たちのやる事は変わらない。繋いで儲けるしかないからな。」

小人1「アハハハハ、違いないその通りだ。」


小人族は各種族とつながりを持っている。各種族は相手が小人族と分かると弱者への情けなのか戦う事を一切しない。逆に施しのような物迄与える種族が存在している。小人族はそんな屈辱を受けても笑いなが受け流す度量があった。この影星で戦えない小人族は、憐みの象徴となっていたのである。

そして小人族のしたたかさを理解できている者はアルたちだけであった。


小人族は今回の拠点防衛戦で武器を使えば戦えることが証明された。それは蜥蜴人たちの死兵に隠れ噂にもならなかったが、小人族にとって最重要の事となっていた。噂にならなかった事で今まで通りに行動が出来る。小人族にとって力を蓄える時間が出来たのであった。



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