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女神様と現代モンスター討伐戦線  作者: 式・シロノス
第7章「三つ巴決戦 決着編」
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第154話「血の秘密 精神世界その肆 紫電side」

 三つの刀がぶつかり合い、これからの戦いが激しさを増すことを示す鈍い音が白い世界に響き渡る。


「この敵との戦いで時間をかけてられない。最初から飛ばしていくわ! 合わせなさい紫電!」

「了解!」

「――――――」


 紫電が白銀乙女の真正面から仕掛ける。

 紫電の刀を今度は受け止めるわけではなく回避を優先し始めたようで最低限で受け止め、残りは足が止まらないようにしっかりとした回避行動をとっている。


「ちょっ、こらにげんなぁ!」

「急に動きを変えてくるわね。受け止めたその隙をつくつもりだったけど、こっちの考えは御見通しってわけ? それならもう関係ない。真っ正面から連携で倒させてもらう」

「足が凍ろうが関係ない! 体勢崩せオラァ!!」


 紫電の蹴りが白銀乙女の足を直撃するが意にも介さず紫電の脚に向かって氷刀を振り下ろす。


「あっぶなーい!! 体感も思った以上にしっかりしてるし!?」

「結構な威力だったと思うけど、それでも揺らぎすらなく斬り返してきたわ‥ね!」


 白銀乙女の刀を何とか避けた紫電と攻撃を仕掛けていたネルは相手の体感に驚いている。

 ネルの刀を受け止め、間髪入れずに仕掛けてきた紫電を氷の柱を生成し迎撃する。


「マジでさっきまでとは全然動き違うんですけど! もしかして俺手加減されてた!?」

「でしょうねぇ。ある程度の力を示せば合格ではあったのでしょうが、私が参加したことで難易度跳ね上がっちゃったみたいね」

「そこは融通利かせてくれませんかねぇ!!」

「本来想定して無い事でしょうから無理でしょ。どうやったら他の世界の女神が宿ってますなんて状況想定できるってんのよ」

「急なド正論パンチ!?」

「それにしても‥今の私じゃ特に有効な手段が無いわねぇ…。どうしたもんかしら」

「取り敢えずあの氷の柱使っての攻撃をどうにかしよ? 流石に多すぎるよ足元からどんどん出てくる! 人の精神の中どんだけ冷やすつもりだごらぁ!!」

「目覚めたとき性格変わってないといいわね」

「怖いこと言わないでくれる!?」


 さっきまで攻撃は出来ていたのに今は白銀乙女のすぐそばで氷の柱によって妨害され上手く本体に攻撃できないでいる二人。

 この氷をどうにかできなければ負けが確定する。

 先程まで戦っていたから身体が温まっており気付かなかったが今は周囲の空気がやたらと冷たい。

 温度がかなり下がってきている様だ。

 当然と言えば当然、本体では無いとは言え相手は氷をつかさどる女神。

 それが力を一部開放し、その開放された力を最大限使って試練として立ち塞がっているのだ。

 そして温度が下がれば下がるほど相手の氷の強度や精製速度が上がっていく。

 逆にこちらは寒さにより動きが鈍ったりする等デメリットが複数存在する。

 時間がかかればかかるほど勝てる確率がどんどん減っていくのだ。


「やるしかないか」

「ネル?」

「耳貸しなさい紫電。考えがあるわ」

「本当? どんなのだい?」

「だから耳貸しなさいって言ってるの。これで決められなかったらもう諦めるしかないわね」


 ネルは紫電にこの一手で勝つための作戦を伝える。


「う~ん」

「無理そう?」

「いや、けどそれだとネルの負担が重すぎない?」

「とどめは貴方じゃないと意味が無いって考えだし、少しなら私一人でも問題ないわ」

「分かった。無理しないでね」

「無論よ」





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