4.束の間の休息
戦闘後、ミアンナとテルテのところに戻り、
トレスト村の入り口に辿り着く頃には日が昇っていた。
「おーい」
ミアンナが門の上の見張りに手を振る。
「ミアンナか。
その鎧の人たちは?」
初老の見張りがこちらに気付き質問してきた。
「騎士様を無事見つけられて、
下の妖魔の群れを退治して頂きました」
「なんと!
すぐに門を開ける」
見張りは下へ降りながら村の方へ何かを叫んでいた。
しばらくすると門が開き、
その先には数人の村人が待ち構えていた。
「ミアンナ。
よく無事で。
それで、本当に妖魔の群れは居なくなったのかね?」
中央にいた老人が声をかけてきた。
おそらく村長だろう。
「はいっ。
この目で見てここまで来ました。
本当に強いんです、騎士様達は。
でも、その前に病人がいるので、
まずはおばばのところに行きたいのですが」
「そうか。
じゃあ歓迎の支度をしておくから、
まずはおばばのところへ行ってくるがいい」
ミアンナはテルテの事を考えてくれて本当にありがたい。
村人たちの好奇の視線を浴びながらミアンナの案内で村の中を進む。
「ここがこの村一番の薬師の家です。
おばばー急病人だよー!」
ミアンナの案内で着いたのは村の一番奥の小さな家だった。
ミアンナの呼びかけに腰を曲げた老婆が出てくる。
「そんなに大声で呼ばんでも聞こえるわい。
それで急病人はどこだい?」
おばばと呼ばれる人物に言われて、
デュエナがテルテをゆっくりと降ろす。
ミアンナはテルテを抱きかかえるとおばばの家に入っていく。
ルミルもふよふよとその後に続く。
「皆さんも来てください」
ミアンナに言われて二人は鎧を降り、
マントを纏ってからおばばの家に入った。
「これは酷い状態だねえ。
下層に長時間いたのかい?」
「はい、大断層を超えてきたので。
一応口元は隠してはいたんだが」
「大断層を!
そこに生えてる植物や生き物は食べたかね?」
「ええ、寝ているテルテがそういうのに詳しいので、
なるべくそこにあるものを使って料理を」
なんかアミアは責められている気分だった。
「そうか。
確かに下層の植物や妖魔も食べられる部分はある。
ただし、そういった生き物も毒を体内に蓄積して、
それが予想以上に残ってるんじゃ。
わしでもそういった毒を取り除くのは難しい。
大断層では地上の食べ物を持ち込んで食べるべきなのじゃろう」
おばばの説明が正しいか分からないが、
テルテだったらもう少し細かい話が出来たのだろう。
「しかし困ったのう。
熱を冷ましたり体力を回復させる薬はあるが、
肝心の毒を取り除く薬が今は無い。
森はもう使えんしな」
「村のどこにもない?」
「セカリ草は貴重な植物でなあ。
数は少ないし、保存も長期間出来ん。
もう村には残っておらんよ」
「そんな。
だったら私が取ってくる」
ミアンナは勢いよく言った。
「無理じゃ。
森に入って帰ってきた者はおらん。
森のご神木の加護は無くなったのじゃ」
「ご神木の加護って何ですか?」
リンリが聞きなれない言葉について質問する。
「この村が昔から栄えたのは森の奥の大樹、
ご神木が悪い妖魔や獣を追い払い、
我々村の者を守ってくれていたからなのじゃ。
それが大異変から年々その力が弱まり、
ついには我々人間すら拒むようになってのう。
今では森へ入って薬草を取る事すら出来なくなってしもうた」
「私も森の入り口までは行った事はあるのですが、
入ろうとすると枝が伸び、蛇のように襲ってくるんです」
二人の言葉は本当なのだろう。
「だったら私たちで薬草を取って来ればいいんじゃない?
ねえ、アミアちゃん」
「そうだな。
森の場所と薬草の形を教えてくれれば、あたしたちで行ってこよう。
そもそも仲間の為だしな」
助かる見込みがあるならそれ位なんでも無いと二人は思った。
「そんな。
村を救ってもらって、
薬草まで取ってきてもらうなんて申し訳ないです」
「ミアンナちゃん。
私たち強いから全然問題ないよ」
「薬草を持ってくるだけで助けられるなら、
こっちはお安い御用だ」
「ミアンナ、ここはお願いした方がいいんじゃないかね。
大断層を超えてきた方なら森に入るのも難しくはないと思うぞ」
「分かりました。
でも、まずは少しでも休んで下さい。
テルテさんの状態もここなら数日間大丈夫ですから」
「そうだな、少しだけ休ませてもらおう」
相手の好意に甘えるのも一つだと思った。
また、久しぶりにベッドで寝れるならそれはそれで嬉しい。
外に出ると搭乗姿勢の二人の鎧の周りに村の子供たち4,5人が集まっていた。
「お姉ちゃん動かしてみてー」
「乗せてー」
子供たちがアミアとリンリの周りを取り囲み口々にお願いする。
「こら、迷惑かけちゃ駄目でしょ!
それに鎧は危ないから近付いてはいけません」
ミアンナが言うと子供たちは素直聞き入れたようですぐに離れ、
遠くからこちらをちらちら見ていた。
「すみません、外からのお客さんは珍しくて。
それに鎧を見るのはみんな初めてで興奮してるんです」
「いや、大丈夫だ」
「うん、みんな可愛いね」
それから二人の鎧をとりあえず村の中央広場に移動させ、
そのまま村長の家に案内された。
ルミルはテルテの元から離れなかったのでそのままにしてきた。
昔見た町に比べれば小さい村だが、
それでも村長の家はそれなりに大きく、立派だった。
ミアンナは少し身支度してくると案内した時点でいなくなった。
「改めまして。
わしはトレスト村の村長のジロームです。
この度は村を救っていただきありがとうございます。
ささやかな食事ですが、好きなだけ召し上がってください」
大きなテーブルには様々な料理が並び、
アミアとリンリは並んで座り、
とりあえず近くのものから手を付けてみた。
「美味しいな」
「うん、美味しい」
食材が乏しいのは西側も東側も同じだが、
それでも感謝の気持ちのこもったごちそうは美味しかった。
数少ない穀物と獣肉、果物をふんだんに使い、
かつ、薬師の村という事で香辛料にも詳しいのだろう、
味付けがテルテの料理ともまた違った味わいだった。
「食料事情は厳しいでしょうし、
こんなにたくさんの料理を用意してもらってありがたいです」
「いえいえ。
下の妖魔が追い払えなかったらどのみち村は滅んでいたでしょう。
それを騎士様が退治してくれたのです。
村民誰もが感謝しております」
村長の言葉に嘘偽りは無さそうだ。
「せっかくのおもてなしだし、
存分に味わっちゃおうよ、ね」
リンリは村を助けられた事が嬉しそうだ。
「村の料理はどうですか?
今、私たちに出来るのはこれぐらいですので」
青いワンピースの長身の綺麗な女性が入ってきて喋りかけてきた、
と思ったら、それは私服に着替えたミアンナだった。
髪型も戦士の時と変わっていて、同一人物には見えなかった。
「ミアンナちゃん!
凄く綺麗。
戦士姿よりそっちの方がずっといいよ」
「いえ、私は戦士の恰好の方が落ち着くんです。
ただ、食事の席では着替える必要がありまして」
ミアンナは恥ずかしそうだった。
それから村長とミアンナ、アミアとリンリの4人でテーブルを囲い、
食事をしながらこれまでの経緯と、村の情報などを話した。
周囲の情報はミアンナから聞いた通りで、
そもそも数年前に逃げてきた人が最後の村外の情報になり、
それ以降村の外の情報はまるで分からないそうだ。
「おお、まさか大断層を超えてきたとは。
騎士様というより勇者様ですな。
それで西側からの救援はあるのですか?」
「はっきり言うと無いと考えて下さい。
西側も妖魔に各都市は分断され、
今も妖魔は増え続けていてそれに対応するので精一杯です。
あたし達は逆に東側から西側に助けが出せるかを調査しにきたのです」
調査の目的は嘘だが、救援が無い部分は事実だ。
そもそも大断層を何とかしない限り、
東西のやり取りは今後もあり得ないだろう。
リンリには前もって言っておいたので、
村では騎士団の調査で来た事で話を合わせてもらっている。
「騎士様に今後も村に留まってもらう事は出来ますでしょうか?」
「村長!」
村長の言葉にミアンナが声を荒げる。
「もちろん無理なお願いだとは思います。
しかし、いつ大型妖魔がまた来るか分からない。
見ての通りこの村の唯一の戦士はこのミアンナだけになってしもうた。
豊かな村とは言えませんが留まっていただければご不便はおかけしません。
少しだけ考えていただけませんかな」
「すみません。
でも、村にいて貰えたら、というのは本当の気持ちです」
村長もミアンナも真剣だった。
「東の蛮族の国がどうなっているかは知ってますか?」
とりあえず回答はせず、気になっていた質問をする。
「東の国!
駄目です、あそこは危険過ぎます。
噂で聞いただけですが、あの国は妖魔が出た後、
対抗出来るように独自の機械の鎧を開発したようです。
それで妖魔を撃退したのはいいのですが、
王国を助けてくれなかっただけではなく、
王国の領土を奪い、捕まった王国の民は奴隷にされたと聞いとります。
とても会話が出来る相手だとは思えませぬ」
村長は引きつった顔で答える。
村長の言っている王国とは大異変前に存在した、
ここら辺一帯とアミア達のいた西側の街々を含んだ国の事だ。
西側は大異変で王都と分断された事で自然崩壊し、
こちら側もミアンナが城塞都市が妖魔に占拠されたという事で、
現在は存在しない国になっている。
「そうですか。
あたし達の調査の目的は東の国を含めて、
状況を確認する事だったので、実際に目にしたいと考えてました」
「とりあえずテルテちゃんが元気になって、
それからどうするか考えてもいいんじゃないかな」
リンリは村長とミアンナの言葉に心動かされているんだろう。
もちろんアミアも魅力的な話だとは思った。
「そうですな、とにかく今日はゆっくりしていって下さい」
「温泉もあるんですよ。
行きたくなったら声をかけて下さい」
これからの話は先送りされ、
とりあえずアミアとリンリは村長の家にある客間に案内された。
夕飯まで好きに出歩いて下さいと言われたが、
外に出たら好奇の目で見られそうで、二人は客間で過ごす事にした。
「見て、大きいベッドが二つもある」
村長の家は薬師の村として栄えていた時に建てられたのだろう、
与えられた客間は高級な宿屋と同じぐらい立派な部屋だった。
「それに大きい鏡。
そうだ、髪の手入れしよ」
リンリに引っ張られて鏡台に座らされる。
教団を出てから髪を切っていなかったので、
前髪も後ろ髪もそれなりに伸びていた。
教団にいた頃は床屋を呼んで適当に短く切ってもらっていたな、
とアミアは思い出した。
「前髪は切るとして、
アミアちゃん後ろ髪伸ばさない?」
リンリに言われるが正直どちらでもよかった。
「リンリに任せるよ」
「よし、じゃあ伸ばそう。
本当に綺麗な金髪だよね」
リンリが櫛でアミアの髪をすく。
ずっと昔は姉に切ってもらっていたな、
と、なんだか気分は落ち着いていた。
「前髪は、こん位かな。
あとは全体を切って、
後ろ髪は揃えるだけ、っと」
チョキチョキと鋏が鳴り、髪が床に落ちていく。
こんな時間も悪くないな、とアミアは思っていた。
「よし、完成。
お客様、これでよろしいでしょうか?」
リンリがふざけながら手鏡を渡してくれる。
鏡で見ながら、少しだけ姉に似てきたかな、
とアミアは思うのだった。
さっぱりしたのでベッドで横になっていたアミアは、
リンリが自分の髪を切っている鋏の音を聞きながら、
いつの間にか寝てしまっていた。
数時間後、気が付くと横にはリンリも寝ており、
すでに夕方になっていた。
テルテの様子が気になったので、
リンリを起こして様子を見に行く。
テルテは相変わらず寝ていたが、
前よりもずっと顔色も良くなっていた。
今後も薬師のおばあさんが面倒を見ていてくれるというので、
そこは任せる事にした。
ルミルもテルテのそばから離れる様子は無く、そのままに。
その後昼食にもまして豪華な夕食を食べ、
ミアンナに案内してもらって温泉に行ってみた。
「場所によって温度が違うので、
好みの場所で浸かって下さい。
置いてある布は何枚でも好きに使っていただいていいので。
今夜は貸し切りにしたので、誰も入ってこないですよ」
そう言ってミアンナは去っていった。
「久しぶりのお風呂楽しみだね」
脱衣小屋で服を脱ぎながらリンリが言った。
教団にいた頃は自由に使える浴場はあったが、
部隊全員で使う物なので一人でゆったりは出来なかった。
それでも水すら貴重な状態で、
浴場を使えたのは贅沢ではあったのだけれど。
そもそも不死鎧に乗る事で身体の汚れすら綺麗にしてくれるので、
基本的には身体を拭く事も風呂に入る事も不要なのだ。
なのでアミアは自然と浴場にも行かなくなったのだった。
「そうだな、本当に久しぶりだ」
そう言いながらリンリの方を見ると、
初めて見る裸体がそこにあった。
今まで下着姿や身体のラインが分かるスーツを見ていたので、
よく知っている筈なのだけれど、
実際に全裸の姿を見ると、その胸やお尻の大きさ、
ウエストの細さに見入ってしまう。
そんなアミアの視線に気付いてか、リンリが微笑み返すと、
アミアは恥ずかしくなってしまい、
急いで自分のスーツを脱ぐのだった。
「わー、広いねー」
温泉の浴場は想像よりも広かった。
お湯を汲む桶が奥に積んであり、
その横に椅子と石鹸が置いてあるので、
そこが身体を洗うスペースだろう。
それより向こうはいくつかの温泉があり、
お湯が沸き出しているようだ。
「せっかくだから洗いっこしようか」
「いいけど」
リンリが乗り気なのでアミアは断れず返事した。
「じゃあ座って」
リンリはそう言ってアミアを椅子に座らせ、
自分とアミアの髪を持ってきた布で縛って濡れないように結ぶ。
次に桶にお湯を汲んできて、石鹸を布で泡立てる。
「洗ってくよー」
リンリはアミアの背中から洗い始める。
首筋、腕、背中、腰、そして椅子のお尻の方まで丁寧に洗っていく。
むずむずするが、アミアは声を出してはいけないと我慢する。
「じゃあ、こっち向いてー」
「え?」
と思っているうちに身体を持ち上げられ、
リンリの正面に座らされる。
胸も下半身もリンリに丸見えだった。
そしてもちろんリンリの方も。
自分の子供っぽい身体つきとリンリの立派な身体を見比べ、
少しだけ劣等感を感じてしまう。
「この格好で洗うのか?」
「だって見ないと洗えないでしょ」
そう言いながらリンリは首から洗い始める。
アミアは身動き取れず、リンリの成すがままだ。
やがてリンリの手はアミアの胸にかかり、
そのまま、へそ、下半身と洗っていく。
「ちょ、そこはいい。
自分で洗うから」
「いいからいいから」
リンリは容赦なく、アミアを全身くまなく洗うのだった。
途中から恥ずかしくてよく覚えていない。
「はあ、はあ…」
最後にお湯で洗い流し、アミアは綺麗になった。
ただ洗われるだけでこんなに疲れるとはアミアも思っていなかった。
「じゃあ、次はアミアちゃんにお願いしていい?」
そう言うとリンリが背中をこちらに向けていた。
洗い合うのだからもちろんこれで終わりではない。
ここまでしてもらってリンリは自分で、とはさすがに言えない。
「分かった。
じゃあ、洗うから」
そう言ってリンリの背中を見る。
髪を上げたうなじは今まで見ていたリンリを感じさせず、
ただ大人の女性を感じさせた。
そして背中から腰のラインはただ、美しいと思ってしまう。
(って、今は洗う事に集中して)
布を石鹸で泡立て、リンリにしてもらったのと同じように、
背中を上から洗っていく。
「ん、ちょっとくすぐったい・・・」
「自分だってやったんだから我慢しろ」
そう言いながらリンリの声がいつもと違って色っぽく感じてしまう。
雑念を払うようにとにかく洗う事に集中していく。
「あんっ!」
と、腰の方を洗っていた手がリンリの大きなお尻を揉むような形で動いていた。
「ご、ごめん」
「あ、別に痛かったわけじゃないから・・・」
リンリは少し顔が赤くなっていた。
「それじゃあ正面向いて」
「うん・・・」
前と同じように向かい合って座る。
そういえば胸はどんな感じで洗えばいいんだろう。
アミアは自分の胸はほぼ筋肉で平たいので、
あんまり気にして洗ったりはしていなかった。
強く押したら痛いのだろうか。
ちょっとだけ慎重になりながら首から洗っていく。
首を洗い、鎖骨を洗い、手をその下へ。
なるべく優しく、ゆっくりと。
「アミアちゃん、ちょっとくすぐったい・・・」
リンリが吐息を漏らすように囁く。
とりあえず痛くは無いようなので、
軽く揉むようにリンリの胸を洗う。
直に触るリンリの胸はとても柔らかかった。
そのまま下へ、おへそ周りを洗い、さらに腰から下へ。
なんだか見てはいけない気がして、
目を少し逸らしつつ、その下を優しく洗う。
「自分のを洗ってもらうと恥ずかしいんだね・・・」
「ああ・・・」
リンリもやっぱり恥ずかしいみたいだ。
急いで終わらせたい気分だが、デリケートな部分なので、
雑には出来ない。
リンリの吐息を感じつつ念入りに洗っていった。
「・・・ふぅ」
「アミアちゃんありがとうね」
その後足の先まで洗って、洗い流して終了になった。
いくつかの温泉の湯船の温度を触って確かめ、
あまり熱くない温泉に二人並んで浸かった。
「いいお湯だね」
「ああ」
お互いの身体を洗う事で張っていた気が抜けていく。
テルテの件を忘れてはいけないが、
それを抜きにすれば本当に久しぶりの休暇になる。
「生きてここまで来れてよかったね」
リンリが肩を寄せてくる。
「そうだな。
こんな時間が来るなんて考えられなかったな」
アミアもリンリに寄りかかる。
「・・・この村に住んじゃおうか」
「それも悪くないかもな。
ただ、テルテの件と、村の周辺の状況次第だとは思うが。
森の薬草が普通に取れるように戻れば、
この村も生き残れるかもしれない」
本当にそんなにうまく行くのかアミアはまだ懐疑的だった。
「うまく行くといいね」
リンリはアミアと頭をくっつけた。
空には星が輝いている。
本当にここだけは平和な世界なのではとアミアは錯覚してしまいそうだった。
温泉で温まった身体のまま、二人は与えられた部屋に戻り、
一つのベッドでいつものように二人で寝ると、
安心感からか、すぐに眠りに落ちるのだった。




