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服部屋2

こちらは後編となりますのでご注意下さい。

前編の読み飛ばしの無き様に。

 服部屋に来ている俺は、店員さんに聞いたサックスブルーのワイシャツがあるか?と言う問いに。笑顔で店員さんから。


 「はいはい、ちょっと待っててね〜ちゃんとお客さんの体に合うサイズの物を置いてあるから。」


 そう言うと、1人店の奥に入っていく。そして数分後に奥から姿を現した若い女性の店員さんの手には、3枚の透明なビニールの袋に包まれたサックスブルーのワイシャツを持ち、俺の元に戻ってきてくれた。


 「お客さんのサイズに合う色の物が今は3枚しか無かったよ〜ごめんね〜。」


 と謝りながら話す店員さんに、俺は心の中で「3枚もあるのか。流石問屋さんだな。」とサイズの問題で服を自由に買うと言う事にずっと悩まされ続けて来た俺は複数枚ある事自体に非常に喜んだ。



 「それで……っと。先ずは普通に無地の物と、細い白のストライプが入っている物、後は色が少し濃くて鮮やかな物。この3枚だけしか無かったよ。ごめんね。どれにする?」


 と聞かれた俺は。洋服を沢山ある種類の中から自由に着たい物、着てみたい物を選んで来れなかった事により、いまいちファッションセンスと言う物を磨けて無い自覚があった事から、部屋で事前に用意をしていた物を、目の前に立つ若い女性の店員さんにそよの用意しておいた物を見せる事にした。


 スマホをチノパンのポケットから取り出した俺は少し操作をして画像を保存しておくアプリを立ち上げると、その中から1枚の画像を選び、スマホ画面いっぱいに拡大された、姫神さんからプレゼントされた高級ブランドの臙脂色のスーツが写った画像を見せ。


 「このスーツに似合うサックスブルーのワイシャツが欲しいんです。」


 そう言うと、若い女性の店員さんは俺の見せているスマホの画面を食い入るように見た後に顔を上げて。


 「え?これってアルマーヌのスーツじゃない?この色なら淡いピンクとかの方が良くにあうと思うよ?」


 と言ってきた。それを聞いた俺は内心驚いた。何故ならば高級ブランドのこのスーツを買う事になった時にその高級ブランドのショップの店員さんも今の目の前に立つ若い女性の店員さんと、全く同じ事を言っていたからだ。そして俺はその同じ言葉を聞き目の前に立つ店員さんは高級ブランドショップの店員さんと同じ感性を持っているんだと。何故かこの店員さんの言う事を素直に聞き入れて言われた物を買おう。と決めた。


 「うん。淡いピンクがいいって言われてその色はもうあるんだ、だけど替えが欲しくて。それとこの色のスーツに合うワイシャツとネクタイも欲しくて。」


 そう言ってスマホの画面を横にフリックさせ成人式の時に着たネイビーのスーツの画像も見せ素直にココに来た理由を話した。


 「なるほど〜お兄さんセンス良いね。このブランドのこの色のスーツに合う替えのワイシャツにサックスブルーを選ぶなんて。」


 そう言われた俺は頭をポリポリとかきながら「実はショップの店員さんが、淡いピンクとサックスブルーがこのスーツには似合うって言ってたのを覚えてただけなんだよ。」


 と答えると、若い女性の店員さんは「なるほどね」と言った顔を見せた後で少し笑顔を向けて。


 「この色のスーツなら、ストライプの入ったワイシャツがいいと思うよ。このワイシャツならスーツの高級感を邪魔しないし、かと言ってワイシャツの存在感が無くなる訳でも無く、お互いを引き立たせてくれると思う。そしてネクタイは……サックスブルーの補色でもある【イエロー】か【オレンジ】上に着るスーツとパンツがこの色ならイエローよりも少し濃い目のオレンジの方がいいと思う。」


 と、スーツに似合うサックスブルーのワイシャツとネクタイの色まで教えてくれた後に、続けて。


 「2枚目に見せてくれたネイビーのスーツも物は良さそうだしお兄さんに良く似合うと思う、ワイシャツはそうだなぁ……。定番になっちゃうけど色も被っちゃうしな……だから【白】がいいかな。本当は淡いピンクとかサックスブルーなんかの方が合うんだけど、お兄さん淡いピンクは持ってて今からサックスブルーは買うんでしょ?なら白のワイシャツも持ってたら、さっきの1枚目の高級スーツにも合わせられるし、3枚のワイシャツ全部を2着のスーツに着回し出来るよ。」


 と教えてくれた。その後は信頼を寄せる事に決めた若い女性の店員さんのアドバイスに従い。

臙脂色のスーツ。明るめのネイビーのスーツ。この持っている2着のスーツに合うワイシャツを、サックスブルー。白。の2着を買う事に決め、持っている淡いピンクのワイシャツと合わせ3着全てが2着のスーツに良く合うから使い回して替えにする事を前提にして、最後にネクタイのアドバイスを聞いていく。


 「ネクタイだけど、最初に言ってたサックスブルーのワイシャツに合う濃いオレンジ色はどちらのスーツにも合うから。それと、臙脂色のスーツに合うからって最初に買ったって言ってたネイビーのネクタイも、このネイビーのスーツにも合うから。同系色でまとめる。ってのは良く使うオシャレの手段だから大丈夫。後は白のワイシャツを着た時に、どちらのスーツの色にも合うネクタイは、薄いグレーのネクタイがいいと思う。」


 と色々とアドバイスを受け、結局俺は。現在持っている2着のスーツ全てに替えが効く。

【サックスブルー】【白】のワイシャツと【ドット柄のオレンジ】と【小紋(こもん)柄のグレー】のネクタイを購入した。若い女性の店員さんのどんな組み合わせでも大丈夫!のお墨付きを貰い。


 ワイシャツ2枚にネクタイ2本を買いまして、お会計が驚異の¥15.000だった。


 「安い!安すぎるだろ服部屋!儲けあるのか?」


 とちょっとだけ心配になりながら家路についた。

近い内に【登場人物設定】を1話に纏めて、投稿でもしないと作者の貧相な語彙力の限界が先に来そうな予感。笑


明日19時予約投稿済。

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