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底辺職の下剋上 〜見捨てられた4人でパーティーを組んだら、理不尽な世界が崩壊し始めた〜  作者: yamayo8


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王都ギルドの悲鳴、そして「いつもの」

「アラトさん! お帰りなさい!」


ギルドへ入るなり、受付のミーナが明るい声を上げた。俺は挨拶もそこそこに、大量の換金を依頼する。


「出張所でやらなかったんですか? あ、もしかして転送された手紙を読んで急いで……?」

「いや、手紙のことは知らないが、量が多すぎて向こうじゃ無理だと言われたんだ」


俺がテーブルに魔石を広げ始めると、ミーナの笑顔がみるみるうちに凍りついた。


「なんですかこれ……!? まだあるんですか?」

「ああ、素材はここでは出せない。溢れちゃうかもな」

「ここでは絶対出さないでください! 解体場の倉庫へ移動しましょう!」


移動した倉庫で、俺は『無限収納』の中身をすべて吐き出した。

「これは……30階層ボスの素材!? 鑑定結果が最高品質だ……」

解体職人たちが絶句する。中にはリナの『青炎球』で黒焦げになったものも混ざっていたが、それでも量は尋常ではない。


「……査定には時間がかかります。魔石分だけでも今日中に出しますので、改めていただけますか?」


ようやく解放された俺たちは、少し遅い昼食と宿を求めて馴染みの場所へ向かった。


「ナナ、ただいま!」

『白い燕亭』の扉を開けると、看板娘のナナがいつもの笑顔で迎えてくれた。

「アラトさん! おかえり!」

「まだお昼大丈夫か? あと部屋もお願いするよ」

「もちろん大丈夫だよ! 部屋は何部屋?」

「うーん……金に余裕もあるし、3部屋に……」


「1部屋で!」


リナが食い気味に割り込んできた。


「せめて男女で2部屋に……」

「1部屋で!」


「あはは~、リナさん強いね~……3人部屋用意するね」

ナナは若干引きながらも鍵を渡してくれた。俺はなかば諦めて鍵を受け取り、食堂の席に着く。


「それじゃ、いつもの3つ頼む」

「はいよ!」


ダンジョンの泥臭い空気から解放され、俺たちはようやく一息ついた。だが、あの時出張所に届いていた「騎士団の紋章」入りの手紙が、平穏な日常に波乱を呼ぶことを、この時の俺たちはまだ知らなかった。


パーティーステータス(王都帰還時)

【 アラト 】


レベル:15


種族:ハイヒューマン


職業:【無名の器】


基礎ステータス:ちから 92 / 耐久力 101 / 素早さ 97 / 知力 77


装備:【深淵の黒外套】、【死を退ける指輪】


解析状況:


勇者の加護(光属性防御):85%


腐食:40%


神聖魔法(基礎):5%


硬化、分身、毒牙:習得済み


【 リナ 】


レベル:14


種族:ハイヒューマン


職業:【不変の瞳(慈悲)】


基礎ステータス:ちから 55 / 耐久力 67 / 素早さ 88 / 知力 138


装備:【叡智の銀首飾り】


スキル:真理魔眼、静謐の聖域、不変の愛、【天恵の慈雨ヒール・レイン


【 ウル 】


レベル:14


種族:霊獣種:銀狼族


職業:【静寂の盾(忍耐)】


基礎ステータス:ちから 72 / 耐久力 125 / 素早さ 85 / 知力 61


装備:【白銀の騎士盾】


スキル:天命の守護、金剛不壊、銀狼の祝福リジェネ

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