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底辺職の下剋上 〜見捨てられた4人でパーティーを組んだら、理不尽な世界が崩壊し始めた〜  作者: yamayo8


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17/21

限界突破の光、そして「超越」へ

35階層のモンスターハウス。そこは、絶え間なく湧き出る魔物の奔流と、それを紙一重で捌き続ける俺たちの戦場だった。


「ウル、正面の三体を固めろ! リナ、広域殲滅!」


「はい、アラト様!」


「まとめて消し飛ばしてあげる!」


ウルの盾が鋼の壁となって魔物を押し留め、リナの放つ最適化された水圧の刃が、一瞬で空間を断ち切る。その背後で、俺は立ち昇る瘴気を『不浄なる循環』で効率よく呑み込み、自身の糧へと変えていた。


その瞬間だった。


俺の脳内に、これまでのレベルアップとは比較にならないほどの激しい衝撃が走った。


【レベルが10に到達しました】


【警告:基礎ステータス合計値が250を超えています。ハードモード条件を達成】


【種族:人間ヒューマンとしての魂の器が満たされています。種族進化を実行しますか?】


目の前に浮かび上がったステータス画面。そこには、俺がかつてゲームで辿り着いた「ハードモード」限定の進化ボタンが、黄金の光を放って鎮座していた。


「……ようやく来たか」


俺は迷わず『承諾』のボタンを押し込んだ。


直後、全身の血液が沸騰するような熱が駆け巡る。それは骨を削り、肉を練り直し、魂の型そのものを一回り大きなものへと鋳直すような劇的な肉体改変だった。まるで、小さなパズルのピースを無理やり削り、より大きな絵を描くための土台に作り変えるような、不可逆的な変革。


光が収まったとき、俺の視界は以前よりも鮮明になり、身体は羽が生えたように軽くなっていた。


「アラト……? 何だか、雰囲気が変わった?」


リナが驚きに目を見開く。


「ああ。次のステージへ進んだんだ。……リナ、ウル、お前たちもすぐだぞ」


その数時間後、続けざまに二人の身体も光に包まれた。


リナは知力の限界を突破し、より真理に近い存在へ。ウルは銀狼としての血脈をさらに濃くし、精霊の加護を受ける霊獣種へ。


「……すごい、身体の中に魔力が溢れて……止まらないわ」


「アラト様、私……もっと、アラト様を守れる気がします!」


限界という天井が消え去った俺たちは、さらに深き深淵へと、その歩みを加速させた。


パーティーステータス(第13話終了時点:種族進化完了)


【 アラト 】


レベル:10


種族:ハイヒューマン(進化!)


職業:【無名の器】 / 特殊:【不浄なる循環】


基礎ステータス(進化ボーナス込):ちから 85 / 耐久力 92 / 素早さ 88 / 知力 65


【 リナ 】


レベル:10


種族:ハイヒューマン(進化!)


職業:【薬草摘み】


基礎ステータス:知力 120(限界突破!) / 素早さ 75


【 ウル 】


レベル:10


種族:霊獣種:銀狼族(進化!)


職業:【デコイ】習得度 100%


基礎ステータス:ちから 65 / 耐久力 115(限界突破!) / 素早さ 72 / 知力 55

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