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LUKで世界最強!  作者: 夢幻
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冒険者

2日過ぎてしまってすみません。

内容も薄いものになってる気がしますが、気にせず呼んでくれるとありがたいです。

「俺が、ですか」


 国王に呼ばれた。何かをやらかしたわけでもないため訝しみながら謁見の間に訪れたのだが、言われたことが意外だった。


「そうだ。そなたは1番勇者の中で腕が立つと聞いた。だから、そなたには冒険者になってもらおうと思う」


 なんでも、冒険者間でのコミュニティには王城では知りえない情報がたくさん存在するという。その情報集めのためと真剣の経験を得させるために、全員に冒険者としての立場も与える予定だったらしい。だけど、誰も経験がない状態だともしもの場合が拭えない。1人くらい経験者がいる方が進めやすいだろうとのこと。まあ、言いたいことはわかるんだけど………。てか、冒険者はやっぱり存在するんだな。


「しかし、それならばユウトでもよかったの思うのですが--」

「それなのだが、ユウトには別のことをさせる予定だ。ユウトの方が今やらせていることに適性があると思われたので、そなたに選ばれたのだ」


 なるほど。ちゃんとした理由があるみたいだ。ユウが何をするのかは気になるが言わないということは秘密にしたいことなんだろう。………後でユウに訊いておこう。


「分かりました。ですが一つ質問が」

「ん? なんだ?」

「冒険者というのは依頼の対価にお金を貰うんですよね? そのお金はどうすればいいのでしょうか?」

「そんなのそなたが稼いだのだからそなたが持っておればよかろう」

「…………ですよね」


 正直、財政の足しにしたいとか言われるんじゃないかと思ってました。すみません。


 その後、みんなにはその話がジークから言われることとなった。みんなと別行動となるわけだから言うべきだということらしい。みんなには心配と羨望と嫉妬の目を向けられた。一人でなのだから心配され、一足先というのが羨ましがられ、どうしてあいつなんだと思われているようだ。嬉しいんだけどさ、みんなわかりやすすぎ…。


 ただ、この時にユウのことは言われなかった。ついでに言うのかなと思ったのだが。みんなに伝えなくてもいいことなんだろうか…。ほんとはないんじゃないだろうな? 疑いたくなってくる。ほんとに訊きにいってこよう。








「ああ、魔法学校の偵察だよ」

「………魔法学校?」


 聞きなれない単語が聞こえたので思わず訊き返してしまった。まあ、なんとなくわかるけど。魔法、だしな。


「簡単に言うと魔法の技量を磨く学校だな。内容はお前と同じような感じだ」


 つまり、そっちに入学させる人もいるってことか。今は魔王のために進軍するよりも力をつけて万全の状態にするってことか。堅実だが戦術家としてはどうか気になるところだ。


「てことは騎士学校にも誰か行ってるのか?」

「ああ、朝比奈が行ってる」

「……あの子か」


 朝比奈玲。剣道部所属の女子で、全国で優勝したことのあるスーパーガールである。学校でも人気が高く、主に女子からの告白が絶えないらしい。ちなみに髪型はポニーテールである。剣道にポニテ………やっぱり最高だな!


 朝比奈とは何度か話したことがあるくらいだが、人当たりがよいことくらいしかわかんないんだよな。まあ、関係ないことだけど。


 騎士学校というのは様々な剣術や戦法を学ぶ学校だ。魔法学校があるのだから騎士学校も当然ある。魔法だけが力の全てではないしね。


「剣道がこの世界の剣術に通じるのか?」

「この世界からすれば全く知らない型だからうまく嵌ればいきそうなんだがな」

「………でも、剣道って竹刀だろ? 重さとかで感覚が違ってなんてこともあると思うんだが…」

「そこらへんは大丈夫みたいだぜ。元々重い模造品だけど刀で振ってたみたいだし、前のダンジョンでもパーティーを支えてたみたいだし」

「まあ、それなら大丈夫か」


 クラスメイトだしな、心配はするよ。信頼はしないけど。








「燃え散ろ!」

「グオオォォォ………」


 そして今、俺は森の中にいる。中の薬草や実を日常的取りに来る人が何人もいるため、滅多に強い魔物は出なくなっている。だが、ごく稀に出現することがある。そういう時にギルドに依頼し、俺達(・・)冒険者が解決するのだ。


「はい、おしまい」


 依頼の魔物、マウントゴブリンの討伐を終えた。


 魔物にはランクが存在し、F~A、Sの7段階に分けられていて、また冒険者のランクも同じである。そのランクに到達すればランクの一つ下の魔物は一人でも倒せるとギルドが保証している、という感じらしい。そういう風にみんな(・・・)解釈している。


 実際はそうでもなく、採掘などの討伐以外のことをしている人や弱い魔物を倒しまくってランクをあげる人もいるため、これには当てはまらない。ランクアップの方法も自分と同じ、または一つ上の依頼を一定数達成することだと言ってたし。


 俺はあれから二日間、実力をつけようとたくさんの依頼を受けたため、Eランクになった。あれでも結構受けたはずなのだが、まだ一つしかランクが上がっていない。………先は長そうだ。


 おっと、あぶね。マウントゴブリンの後処理をしなきゃな。


 ダンジョンの魔物は光の粒子となって消えるが、こういう道端や森の中にいる魔物は消えずにそのまま残る。死体がいろんなところで散らばっていると嫌でしょ? なら自分の分はやってくれ、ということらしい。


 まあ、結局防具などを作る素材として優秀なものとかもあるから剥ぐついでにやるんだけど。後、討伐依頼を受けたときはその魔物の指定された部位を持って帰らなければならない。依頼を受けたときも必然的に処理するというわけだ。


 ただ、違う魔物に襲われたなどといったできない状況もあるため基本おまかせらしい。してほしいと言われたが。どれだけしてほしいんだよ…。てかしない人そんなに多いのか。してやれよ…。


 討伐依頼の達成のためマウントゴブリンにある一本角を回収する。……か、硬えなおい!


 その後は特に問題もなくギルドに帰ることが出来た。


 昼間ということもありギルド内は人が少なかった。朝受けて夕方あたりに帰るのが普通らしい。3つある受付の空いていた一番左に並ぶことにする。


「依頼達成を確認しました。ではまたよろしくお願いします」


 すぐに前の人が終わり自分の番となった。


「お待たせしました。どうされましたか?」

「………いや、わかってていってるでしょアリアさん。依頼達成の報告ですよ」


 俺が最初にここへ来た時からお世話になってるギルド役員だ。いつも無表情らしいが俺の前ではいつも笑顔だ。………さすがに二日でフラグは立てらんねえよ。ピンチを助けたわけでもねえし。


「いえいえ、お話がしたいだけですよ」

「はぁ……まあいいか。ほい今回の依頼の角だ」


 俺が角を渡すと本物かすぐに確認する。俺が疑われてるんじゃなくてみんなされてることだ。前に魔法でそういう幻惑を見せ依頼をこなしていた人がいたらしく、それから確認するようになったとのこと。世の中、抜け道はたくさんあるからね。……こういうことを最初に考え付く人って凄いよな。俺には無理だもん。それはいいとして仕事をテキパキこなすアリアさん。仕事は優秀なんだよな…。


「確認できました。依頼達成おめでとうございます。今後とも我がギルドをよろしくお願いしますね!」


 妙なアドリブがあったが俺は気にしないことにした。

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