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LUKで世界最強!  作者: 夢幻
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2/14

ステータス

一応、オリジナルスキルは本家と変更しました。

これくらいはしないとね、書く意味ないよね(笑)

「ようこそ、アイゼンへ」


 豪勢な人がそう言った。アイゼン、か。どこだ?


「なあ、アイゼンってどの地方にあるんだ?」

「さあ? アフリカあたりか?」

「………何かあったらあまり覚えてないアフリカの方って言うのやめようぜ」


 まあ、僕もそう思ったけどさ。南米とかヨーロッパは案外わかるのにどうしてあそこは覚えたりないんだろうな!


「ここは、あななたち勇者がいた世界とは異なる世界、つまり異世界となります。あなたたちは勇者として選ばれたのです」


 うん、アフリカ云々じゃなかったな。異世界だって(笑) 嘘にも程があるだろ(笑) どこにそんなのがあるってんだよ(笑)………ここでしたね。


「そ、そんなの噓に決まってる! ここはナイジェリアとかそのあたりなんだろ!?」


………みなさん、アフリカ大陸に住んでる人らに謝りなさい。偏見はいけないよ。全くこれだから最近の若者は………(ペコリッ)


「残念ながら、これは事実です。その証拠に―――」


 そう言って手を前にかざし目をつぶり、何かを呟いている。何か意味のある言葉に聞こえる。すると終わったようで目を開け、


「[フリーズ]!」


 高々と叫んだ。ちょ、国王さん(笑) ここってまさか厨二の国ですか(笑) マジですか(笑) ヤベッ、超笑え………ん? これは、雪? 少量ながら飛んできている。バ、馬鹿な! ここは部屋の中だぞ! 一体どこから―――


「これで信じてもらえましたか?」


 国王の手から放出していた。ま、マジで? これって、魔法? リアルの? まさか、本当に異世界!?


 クラスの皆は黙っている。そりゃあ、こんなの見せられたら驚くし呆然とするだろ。俺もビックリして何も言えないし。


「そろそろ説明に入りたいので理解していただいたということでよろしいかな?」


 沈黙を肯定と取ったのか、この世界の説明をし出した。やっぱり長かったのでまとめるが、


〇ここは異世界マグナというところのアイゼンという国である

〇日本みたいにとは異なり、国と国、村と村の距離が離れている

〇人族、魔族、獣族の3つの種族があり、3つの関係は共に悪い

〇魔物が存在し、最近魔物を従える魔帝が現れた

〇過去、魔帝が現れ世界を破滅させようとしていたらしい

〇僕たち勇者は女神アマン(・・・・・)の名のもとにその魔帝を滅ぼすために召喚された


とのことだ。………女神?


「魔帝と唯一渡り合えるのは勇者のみとされている。なので期待している」


 なんとも他人任せだし、倒してもらって当たり前のような発言をしている。俺は少しイラッときた。


「あ、あの! 召喚が出来たのなら、逆のことはできるのでしょうか?」


 お、女性だ。確か………立花さんだったかな?


「いや、残念ながらこれは一方通行だ。私たちアイゼンの人は送還方法を知らない」


 え? ちょ、つまり、俺らは一生帰れないってこと? 周りからも「おかしいだろ!」「俺にだって事情があるんだぞ! 何でそっちの勝手でここにいなきゃいけないんだよ!」と最もな声が挙がってる。そんな国王の対応だが―――


「すまない…。ただ、私も国を、世界を守るので必死なのだ。本当にすまないと思ってるが、勘弁していただきたい」


 頭を下げられた。仮にも国のトップだ。そう簡単に頭を下げるはずもない。相当参っているようだ。


「ただ、この召喚方法は女神様が作られたものだ。てことは逆もまた叱りということであろうと私は思っている」


 みんなは救われたような顔をして、その後覚悟を決めた顔をした。………みんな大丈夫? これ、やってること詐欺と同じだよ。信用していいの? それに女神なんているかわかんないものを信じてもいいの? ………いいんすね。知りませんよ。


「諸君には悪いが魔帝討伐を頼まれてくれないか?」


 みんなが顔を縦に振る。もう俺知ーらない。どうなっても知らんからな。


「納得できません! ただの子供にどうしてこんなことさせないといけないのですか!?」


 あれ? 沙耶香先生だ。あの時クラスにいたんだ。知らなかった。5時間目が数学だったしその時に巻き込まれたのかな? 背がちっこくて行動がいちいちかわいいので、みんなから親しみを持って『さやちゃん』と呼ばれている。臆病なところがあるが生徒のことは大事にしているので、こういう時は先生の本領発揮ということだ。…俺はさやちゃんなんて呼ばないぞ。先生、だからな。


「それに関してもすまないと思う。勇者として素質がありそうな人がいる場所に転移門が開かれるからこちらは誰が呼ばれるかわからなかったのだ。将来の素質がある子供が呼ばれたのはすまないと思うが、こちらも四の五の言っていられないのだ。だから頼む…」

「…」


 あ、先生が黙ってしまった。あちらも偶然であり悪気があったわけでもなく、ましてや世界のためなので言いづらいのだろう。駄々こねても無理な状況だろうけど…。これだともう無理か…。


「すみません、ひとついいですか?」


 今度は………って横にいたユウか。こいつ、時々抜けてるけど頭も顔も性格もいいからきっといいことを言ってくれるはず! …後の二つは関係ないな。


「俺らのいた世界は争いが日常的ではない世界です。ましてや魔法は存在していませんでした。何かしらの訓練とかはしてくれるのでしょうか?」


………確かに重要だけど、何? もうこっちで頑張るの前提? まあ、そろそろ腹を括らないといけないだろうけどさ。


「その点は問題ない。明日からそういった面の訓練はする予定だ。強くないと魔帝は倒せないわけだしこちらが頼んでるのだから、それくらいはさせてもらわなくては逆に困るってもんだ」


 なんだか、最もなことを言っているようでそうでない気がする。まあ、俺はあまり信用してないけど。詐欺用法は信用値を下げるってもんだわ。


「うむ、では頼んだぞ!」








 今俺たちは兵の訓練棟にいる。意外としっかりと作られているようで、レベルも高そうだ。


「ここからは騎士団長であるジークムントが引き継ごう。かったるいのは嫌いやからジークって呼んでくれ」


 大きな声でジークが挨拶した。なんか、初っ端から脳筋の疑いが挙がってくるぞ。そんなんがトップで大丈夫か?


「では、みんなにはステータスを取得してもらう」


 異世界から来た俺らは、この世界とは適合されない異質の存在としているだけで様々な障害を及ぼすらしい。そこで、ステータスを取得することでこの世界に認められる、ということらしい。様々な障害というのは、魔力の過剰接触による酔いといった個人に影響のあるものや、魔物の過剰生産といった世界に影響を及ぼすものがある。どちらもバッドステータスでしかないな…。


 後、ステータスを取得しないと全ステータス1でスキルのない雑魚なだけらしい。どちらにしても取得しないといけないってさ。…これって取らなかったら異質な力に目覚めるやつじゃね? やんないけど。本当に何もなかったら死んでまうし関係ない人に迷惑かけてしまうしな。


 ステータス取得には《神界の宝珠》というアイテムを使うらしい。これに約1分間触れ続けると取得できるとのこと。…ただの観測機だった、とかはないよな? 疑いしか持てなくなってるアキである。


 このアイテム、ここには3つしかないらしい。1クラス40人+1人ということなので20分くらいで全員取得できるっということだ。なおやりたい人から順にということらしいので俺は後の方にさせてもらった。並ぶのがめんどいからな。


「どうなるんだろな」

「………さあな」


 みんなが並んでいる中、ユウが話しかけてきた。俺は列から外れているのだからこいつも後でいいというわけだ。


「さっきの説明、何か気になることあったか?」

「嘘は言ってなかった。ただ、やっぱり女神に関しては怪しいな」

「やっぱり? つまり帰れるかは―――」

「ないと思う。それに知っているだけだしな…」

「だな」


 ユウ相手だとそれなりにマトモな話ができる。一番信用しているっていうのも理由の一つだな。いつも裏がありそうな気がして仕方ないけどな。何か得体のしれない感じがするんだよな。


「おうお前ら。ステータス取ったのか?」

「いや、まだだよ。並ぶのだりぃんだよ」

「右に同じ」

「そうか。そろそろ空くから行ってみたら?」

「そうだな。………お前、この状況楽しんでるだろ?」

「まあな! だってファンタジーだぜ! 楽しまない方が損だっての!」

「そうか…。よくあるやつだが―――」

「命の危険性、だろ? 多少は覚悟してるさ」

「なんならいいけど」


 死ぬ覚悟があっても困るけどな。





 みんなが終わったっぽく残りは俺とユウだけとなった。俺は《神界に宝珠》を眺めた。パッと見た感じ胡散臭い占い師が使ってる真珠なんだけどな(笑) まあ、この世界にはいくつも不思議なことがあるってことか。あまり時間をかけると迷惑になるので俺は宝珠に触れた。


 宝珠から光が出て眩しい。思わず顔を背けてしまう。光が少しずつ弱まってきたので片目で見たところ、宝珠内に黒い電流が走ったように見えた。あれは、何なんだ?


 光が収まり無事ステータスを取得できたようだ。隣を見るとユウも終わったようだ。


「ステータス オープン!」


 僕は自分のステータスを見ることにした。




name 翼明人

age 16

male


level 1

HP 30

MP 40

STR 21

VIT 10

AGI 26

INT 15

LUK 10


称号

勇者

新米魔術師

〈オリジナル〉


スキル

〈幸運値操作〉 レベル1


魔法

闇属性 レベル1




「………は?」


 え、何? オリジナル? いわゆるユニークスキル? 最初から? これって強いのか?



〈幸運値操作(ライフライン)〉

  幸運値を操作できる

  レベルの上昇に伴い幸運値が上昇する(値:1~10)



「………」

 …これって、強いのか? 幸運値を操作できたって一体何が出来るっていうんだ? わかんね…。そして、当て字が超不気味なんだけど! これって、生死に関わるスキルなの!?


「どうだった?」


 ユウが訊いてきた。とりあえず俺も訊いてみるか…。


「いいのかどうかわかんね…」

「何かあったのか?」

「ステータスって一般人の平均が10なんだよな?」

「ああ、そうだけど。まさか、オール10――」

「いや、全部10以上だ。そこには問題ないんだけど…」

「スキルか?」

「ああ。なんだよ幸運値って…」

「………お前、それ見えるのか?」

「? ああ、そうだけど」

「………」

「どした?」

「…いや、なんでもない。俺にはないからさ。幸運値なんて」

「…は? ない? どして?」

「オリジナルスキルだからじゃね?」

「そうなのか………ん? どうしてオリジナルってわかったんだ?」

「俺にもオリジナル、あったから」

「おお! ちなみにどんなの?」

「…言霊を事象に変換するスキル」

「………セコくね? 明らかに主人公のスキルじゃん」

「…だな」


 どうやらユウはチートらしい。いいな~、チート。あ、話逸れてた…。


「………そろそろいいか?」

「「!」」


 ジークさんか。後ろからだったからびっくりした…。そういや最後だもんな。はしゃいでたら迷惑だよな…。






「今からステータスについて説明する」


 知らない人のための初心者講座のはじまりらしい。おっさんの説明はめんどいのでまとめてみた。


〇ステータスには、HP、MP、STR、VIT、AGI、INTの6つある

〇一般人の平均値は10で、勇者は特典としてふつうよりは高くなっている

〇称号はスキルのレベルなどによって得られるものは様々である

〇スキルには戦闘スキル(剣術etc...)、非戦闘スキル(鍛冶etc...)の二つに分類される

〇どちらにもエクストラスキル(珍しい)やオリジナルスキル(とても珍しい)が存在する

〇スキルは自分の想いの丈によって習得できるのがほとんどである(オリジナルも該当)

〇レベルの上限は不明、スキルレベルの上限は10である


 …オリジナルってそこまで珍しくないんだな。想いの丈によっては同じのを習得できるわけだし。勇者はは全員持ってましたよ、何かしら。俺のと同じのはいなかったけど。後、LUKはやはりみんなにはないんだな。…折角だし何に使えるか考えないとな。


「――以上となる。わからないことがあったら後日直接訊きに来てくれ」


 ? 今じゃ駄目なの?


「私は今から仕事がある。本日中には終わるものだから明日のことはわたしがやるので安心してくれ。あと、今日はこれで終わりとする。みんなも疲れているだろうし、今日はゆっくりするといい」


 ………案外周りが見えているらしい。心の整理だとかそういう時間に使ってくれってことだろうな。馬鹿ではないようだ。脳筋言ってごめんな。


「では、解散!」

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