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LUKで世界最強!  作者: 夢幻
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始まり

ノリで連載してみることにしました。


まあ、ダメ元でやるのでどうなるかはわかりませんが、俺、頑張ります!


※ちょっとした付け加えをしました。少し、見やすくなった、かな?

「………………ん……」


 空腹を感じ目が覚めた。どうやら居眠りをしていたようだ。昨日の夜更かしが効いていたらしい。


 前を向くと先生が、4限目である古典の授業をしていた。活用形がどうこう言っているが俺には関係のないことだ。どうせ勉強しないのだから。(一応平均はとってるので問題はない)


 窓側の一番後ろ端ということで寝てたことはバレてないようだ。二度寝しようかと思ったが、何か悪寒を感じた。一体なんだ⁉︎ と首を振って周りを見ていると、先生と目があった、気がした。


(バレた…!)


 体を起こして周りを見ると反応はない。少しホッとした。だが、前を見るとまた目があった、気がした。俺は顔を背けるかのように窓の外を見ることにした。



 高校生になり新しい何かを期待していた俺だが、そんなことは起こるはずもなく自堕落に過ごす日々を送っていた。


 友達と遊んだり、買い食いしたり、カラオケで8時過ぎまで歌ってみたり、高校生でできることをいくつもしてみたが、結局単なる暇つぶし程度にしかならなかった。そんなものは勿論だが長くは続かない。


 かといって部活をしているのかと訊かれれば勿論だがしていない。部活をしたいとも思わなかった。俺は、青春を謳歌しきれていなかった。





「今日のニュース見たか?」

「ああー、見た見た。あれだろ、交通規制が変わるってやつ」

「今までなら注意くらいですんだけどよ、今じゃ補導されるんだろ?」

「うわ、めんどっ…。なんでそんなん作ったんだよ…」

「そりゃー、自転車スマホでの事故とかそんなんが多発しているからだろ。やってるやつ、もうちょい周り見ろっての」

「それな! アキはどうよ、規制改定」

「………ん? ああ、まあしゃあないんじゃない? それくらいしか方法ないってことだし」

「そうかな? なんかしらありそうなんだけどな」

「いっそのこと自転車無くしちまえば楽なんだけどな」

「確かに」

「「「ハハハ」」」

「…」


 俺があまりしゃべんない(というかしゃべるのがめんどくさい)のを知ってるため、基本は三人で話している。なんで三人で食べないんだろうな。俺といて楽しいか? 俺だったら「空気が…」とかであまり居たくなくなるけどな。


 じゃあなんで一緒にいるかって? 知るかよ。だって、自分達から俺の席に集まってくるんだよ。まあ、ぼっち飯を避けれるだけ感謝してるけどな。あれは少し寂しいからな…。後、アキって俺のあだ名な。本名は翼明人。…どっちか名前かわからんって? 知らんわ。


 てかお前ら、自転車無くせは止めてくれ。俺、自転車ないと家から半径500メートル圏内しか動かねえぞ。俺を運動不足にさせないでくれ。


 三人でしゃべるのに夢中になったようなので、また窓の外を見ていた。少し田舎よりの学校なので空がよく見える。今日は残念ながら大雨である。外が真っ暗に近い。…雷でも降るんじゃないか?


 突然な話だが、俺はオタクである。まあ、オタク知識を齧ったレベルのミーハーなんだけど、世間一般的にはオタクである。アニメやゲームを見たりしたりするのが大好きな男の子である。あまり公にはしてないので知っている人も少ないのだが。だって、オタクに対するいじめって今でもあるじゃん? 最近は減ってるらしいけど。それに、公表したからって何にも得はないし。だから、な。


 実際…


「おい、ヒゲタク。ちょっとジュース買ってきてくんね?」

「い、いやだよ。だってもう金ないもん…」

「あ゛!? ふざけてんのか? てめえみてえなキモオタはおとなしく命令訊いてりゃいいんだよ!」

「ひぃ! い、行ってきます!」

「おう行ってこい! ガハハハ!」


 窓から覗けば下でそんな光景が見えた。そんなに怖くはないけど、喧嘩とかしたくないしね。やっぱり安全でいるのがいいよ。ちなみに、ヒゲタクの由来はその男の苗字が「日下(ヒゲ)」だかららしい。………うん、意味わからん。なんでそんなあだ名なんだろうな?


 俺は上を見た。…天井じゃないぞ、空な。暗くてもうやべえな。外も曇り空での夜明け前、みたいな感じで暗い。普通なら、ああ嫌だなって感じなるんだけど、なんというか…


(すげえ興奮する!)


俺は異常だった。


 小六くらいからかな? 急に暗いところとかが好きになったんだよね。それとか、寝ようとしたらやたら興奮して寝れない、とか。なんでだろうな…。別に性を持て余してる訳ではないぞ? いや、彼女はいないけど…。うわ、言ってて虚し!


 とにかく、俺にもわかんねえしかといってこんなん病院でわかるようなもんではないし、とかでまあ現在まで引き継いでいるのである。…厨二病ではないぞ。


 でもさ、黒っていいよね。だって、カッコいいじゃん? ダークフ〇イムマスターとかカッケーな、って思わない? それに、禁獄の力とかそんな感じで使われてるけど、あれって強くない? 上手く使えば普通にチート級だと思うのは俺だけ?


 とまあ、俺も末期症状になってたりしている。気づいてはいないだけで。うん、将来が心配になってきた…。





 三人はジュースを買いに購買へ行った。


(やっと一人になれた…)


 みんなでいるのも悪くはないが、一人でいる方が好きなタイプである。時計を見ると後10分くらい昼休みの時間がある。


(寝とくか…)


 寝たりなさを感じた俺はもう一度寝ることにした。周りが騒がしいいつもを耳にしながら…。そして、それが最後に見た日本の(・・・)景色となった。








 不思議な景色だった。真っ白な空間。先にずっと続いてそうな場所で俺は一人、そこに立っていた。俺以外に誰もいない。何もない。ただ、真っ白な空間。もちろんこんな場所を知る由もない。


(不思議な夢(・)にきてしまったもんだ…)


 夢だと自覚した状態で見る夢、明晰夢ってやつみたいだ。普通、明晰夢を見る人はここでいろんなことをして楽しむのだが、こんなところにいてもつまらないため俺は寝るのをやめて起きようとした。その時


(―――待って)


 どこからか声がした。はて? こんな場所に誰かいるのか?


(―――私の話を聞いて)


 まただ。どこにいるんだ?


(―――あなたには私は見えません。ただ、私はあなたの目の前にいます)


 うむ。前には誰もいない。夢だから仕方ないのかな?


(―――私はあなたが心配です)


…急にどうしたんだ? 会ったこともない人にそんなこと言うやつはだいたい詐欺だぞ。


(―――そうやって誰とも深く関わろうとせず上辺だけで接していることが不安です)


 何のことだか…。


(―――あなたにはもう少し他人との心を開いて楽しく生きてほしい)

(―――今は無理でも、少しずつでもいいから、変わっていってほしい)

(―――前向きに生きてほしい)


「…」


(―――それが私からあなたに伝えたかったことです)


「………それは無理な話だな」


 俺はもう、誰かと深く関わりたくない。これ以上増やしたくない。また、あの時のように悲しい目に遭いたく、ない。もう、あの時のようには…。


(―――そうですか………残念です)

(―――ですが、あなたが分かり合えることを祈っています)


 あなたはほんとに何なんだ? 修道女か? 詐欺師か? 変人か?


(―――………酷い言われようですね)


若干落ち込んでいるようだ。ただ、それでも笑顔でいるような感じがした。


(―――私は、単なるおせっかいやきです!)


「………そうかよ」


 変わった人がいたもんだ。


(―――そろそろ目を覚ますことをお勧めします)


 そういや、もうすぐ5時限目だもんな。起きた方がいいかもしれない。


(―――いえ、そういうわけではなく…)

(?)

(―――みんなが待ってますよ)


 みんなが? どうして?


(―――起きればすぐにわかります)


 よくわからないが早く行った方がよさそうだ。


「わかった。じゃ、帰るわ」

(―――はい、さようなら)


 俺は夢の世界から消え去った。




(―――あなたに女神の御加護があらんことを祈っています)








「…い、起きろって!」

「………あと5分…」

「いいから起きろ!」バチコン!

「…!」


 寝ぼけていたら頬を叩かれた。いってーな! 誰だよ、ったく。 ………あ、ユウか。


「おはよう」

「………この状況でおはようなんて言えるお前をとても尊敬するよ」

「?」


 言われて気づいた。白いレンガで作られた壁。上は高くてよく見えない。床は赤い絨毯。ふかふかだ! そして鎧の数々。杖を持った人なんてのもいる。ここは…


「ようやく目覚められましたか」

「!」


 体を起こして前を見るといかにも豪勢な人がいた。紅いマントに赤い靴。頭に王冠。まさしく王様だな。


「では、改めて………ようこそ、アイゼンへ」

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