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⑥私としての創作は綺麗で美しいものを見つける為のものであり、創作を続けて10年くらいは、想像力と空想でのみ作品世界を創り上げていた


 私にとって、創作とは、綺麗を探す旅のようなもの。……そうなるのも無理はないくらい、本当に綺麗なものを見つけたいとそう思いながら創作に向き合ってきました。だからこそ書けていた作品は……よく、言えば掴みどころのない、悪く言えば何を書いているのか解らない程淡い、そういったものばかり。


 けれども、一方で求めていたのは現実で地に足をつけた思考が出来るようになること。私は、自らが書くものが常にふわふわしているような印象で、……だからこそ、形にはなりづらいのかもしれないともよく思います。無意識にも頼る創作を続けてきたこともあり、現実味はどこまでも薄い作風で、なおかつ、適当な性格も相まって、知識不足に度々筆が止まる始末。


 --それらが、私の作風だと思ってばかりいたのですが……、もしかしたら、……私はまた、思い違いをしているのかもしれません。……私は、まだ、書けていないも同然なのかもしれない。


 ……そう、ふと、今回このようなエッセイを書いていて思えたのです。


 現実に沿った思考で物語を書こうとしたことは一度も無いからこそ、見えていない、書けていない私の物語はまだきっとあり、それが私の一部分でもあり、本来であるのかもしれない、とも。


 書き手としての誠意に欠けた私という人間ですが、私は、私自身でも確信している通り、まだまだ、自分を解ってはおらず、伸びしろはあります。


 ……死ぬまで創作は続けるつもりですし、先はまだまだ長いので、続けていればその内、……掴めるようになれるだろうと、愚かにも信じているのです。

 

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