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特訓の成果でボコボコだ

「おい赤目、いまさら村長のところに何の用だ?あ?」

凄みを聞かせて話かけてくるこいつは、ダズローというハイエルフだ。

俺より2歳年上の13歳ででかくてハイエルフのくせに豚っ鼻のブサイクだ。

エルフの俺を毛嫌いしていてことあるごとに難癖をつけてくる嫌な奴だ。

「おいダズローさんが話しかけてるだろ?答えろよ!」

こいつはダズローの金魚のフンで、フンギョ。覚えやすい名前だが、嫌な奴だ。

ヒョロくて、ハイエルフのくせに出っ歯でブサイクだ。

おれは今、自分の強さを図るため村長のところに向かっていた。しかしそうだ、こいつらと喧嘩して今の強さ確かめるか?いや、だめだ、俺が喧嘩なんかしたらまた俺だけが悪くなっていろいろまずい。新必殺技も試せないしな。しかしこいつら嫌な奴だし、なんとかこいつらで特訓の成果試したいなぁ。うーん。


「ねえ、何しているの?」

後ろから麗しい声が聞こえる。ユイだ。

「ユイか、いつもかわいいな。俺と結婚してくれ。」

「駄目よ、あなたエルフじゃない」

「おい!赤目のエルフがユイに何言ってんだ!!」

「ちょっとダズロー、大きい声出さないで。ソラも私がいないみたいに言わないでよね!」

「ヒルダもいたのか、ユイ、これから村長のところか?」

「そうよ、ソラも行くの?」

「ああ、ユイ一緒に行こう」

「あんた、私がいるとは思えない態度貫いてんじゃないわよ!」

「おい、ソラ!なめてんじゃねぇぞ!!」

なんか知らんが、ダズローが突然殴りかかってきた。チャンスだ。あいつの動きは見える。遅い。おれが素早さ50だからそれよりは低いのは間違いない。よけるのは簡単だが、これは食らって正当防衛だな。幸いギャラリーがいる。

ドカッ!

頬にパンチ食らって吹っ飛ぶ。ちゃんと食らったので結構痛い。HPが10減ってた。あいつのパンチは俺の防御力40は通るようだ。簡単に考えたら攻撃力50ってところだろうか。

少なくとも、2歳上のハイエルフの本気パンチは、見えるし10発以上耐えれるってことだ。


よし、今度はこっちの番だな。

少し口を切ったので、血を服の袖で拭きながら立ち上がる。

「ダズロー、てめぇ何してくれてんだ。」

ちゃんと喧嘩になるように凄んでみる。喧嘩はあまりよい選択肢じゃなかったが、せっかくのこの流れには乗りたい。


「ちょっとやめなよ!」

ヒルダが止めとしているが、関係ない。素早く踏み込みダズローの顔面向けてお返しに殴りかかる。

「っ風の盾!!」

ユイのかわいい声とともにダズローの前に魔法が展開される。風の盾という防御の魔法だ。丁度いい!渾身の力でユイの風の盾を殴りつける!!

ドガンッ!

~~っ、手が痛えぇ!まだだ!もういっちょ!

ドガンッ!

俺の左手がダズローの腹に刺さる。ダズローはそのまま崩れ落ちた。一発KOだ。やったぜ。

それと、どうも風の盾は一回限りか俺のパンチ一発で耐久力がなくなったみたいだ。

ユイとヒルダがダズローに近寄っている。ユイはやさしい。

しかし一発でOKとはあいつの防御力全然ないな。それとも俺の攻撃力100って結構すごいのか?


「おい、お前達!何やってんだ!」

やべぇ、大人のハイエルフだ。倒れてるダズローのところへ行き、俺をにらむ。

「赤目、お前がやったのか?」

まずいな。ちょっとやりすぎた感じの結果だが、正当防衛を主張しよう。

「そうだ!ソラのやつ、ユイが風の盾でダズロー守ったのに、ダズローが倒れるまで殴ったんだ!」

おい~!金魚のフン!言い方!!

「本当か。赤目」

胸ぐらをつかんで俺を持ち上げながら聞いてくるハイエルフの大人。

「最初に殴ってきたのはあいつだ。」

もう、無理っぽいけど正当防衛を主張してみる。

「そうなのか?」

大人は俺じゃなくユイとヒルダに聞いた。

「はい」

「うん、でも私たちが来た時にはもうもめてました。」

ユイは返事だけでもかわいい。ヒルダ余計なこと言うな。

「最初に喧嘩売ってきたのはソラだろ!ダズローさんが話しかけてるのにずっと無視しやがって!!」

フンギョ~っ、この野郎!

「そうか、わかった。女性陣はその子を村長のところまで運んで村長の指示に従ってくれ。男は残れ。」

ユイとヒルダはダズローを引きずり運んでいく。残ったのは大人のハイエルフと金魚のフンのフンギョと俺だ。嫌な予感しかしない。

「で、赤目、お前ハイエルフが話しかけてるのに無視して挙句に殴り倒すというのはどういう了見だ?」

ドガッ!!

痛って~~っ!顔面殴られてぶっ飛ばされた!こいつ、俺が話そうとした瞬間殴ってきやがった。

「おい、無視してんじゃねぇぞ?」

にやにやしながら近づいてくる。やばい、次が来る、立ち上がって避けないと!

ドゴッ!!

立ち上がろうとする俺の腹にけりぶち込まれた。めちゃ痛てぇ!

横に転がり素早く立つ。やばい、HPが40になってる。さっき10減って70になってたから、2発で30減った。この調子ならあと3発で死ぬのか!?痛いけどそこまで痛くないと思うんだけど!?

余計なこと考えてたら目の前に魔力の塊が迫ってる!やばい!!

ズガンッ!

「風の玉だ。赤目にゃ使えねぇだろう?」

顔面にもろに食らって後ろに吹っ飛ばされた。

HP20だ。マジでやばい。つーかこいつやりすぎだろ!?

「赤目ぶぜいが、調子に乗ってハイエルフに逆らってんじゃねえ!!」

ドガッ!ドガッ!

くそっ!こいつガンガン腹にけり入れてきやがる、やばい、気が、遠く……



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