変な女が現れた!!
「まずは、念話発動」
受付から離れてまずやったのは念話スキルを発動させることだった。
これからは独り言をしゃべっているヤベー奴にはならないようにしないように気を付けないと。
(ガイスト?聞こえるか?)
(ーー~♪)
ガイストに訪ねると、ガイストが揺れるのと同時に嬉しいというような感情が伝わってきた。
(嬉しい…のか?)
(ーー!!)
と聞くと、うなずくのと同時に肯定の感情が伝わってきた。
これ、どうなってんだ?声も音も聞こえてないのに感情だけが伝わってくる不思議な感じだ...まぁいいか。難しく考えたところでどうせよく分からんし、原理の分からない便利な技術なんて今更だしな。
ガイストの感情が分かる。それでいいや。
「さてなんのクエストやろうか...」
「あの...」
「えーと、ゴブリンの定期駆除か...」
「すいません...」
(ガイストはどうだ?)
(ーーー!!)
「あの!」
「ん?」
誰に声をかけているのかなと思っていると、どうやら俺に声をかけていたようだ。
そこにいたのは金髪ツインテールで紅と碧眼のオッドアイでゴスロリ風の服を着た150センチ程の身長をした可愛らしい女性だった。
「どうしました?」
「突然すみません。先程掲示板に特殊スキルの書き込みをした方でしょうか?」
「はい?いきなりなんですか?」
「申し遅れました、私は従魔術使いのレイスと申します。私もドリンクさんと同じように霊体系のモンスターをテイムしたいと思っていて、なのでどこでテイムしたのか教えて頂けないかと思い声を掛けさせて頂きました!!」
「お、おう...」
そしてすごく目をキラキラさせてすごい勢いで話しかけて来た。
すごいグイグイくるな...
「えーと..まぁまず座りますか」
「はい!!」
そうしてギルドにある丸テーブルに向い合わせで座った。
「まず改めて自己紹介からしよう。俺はドリンクという、よろしく頼む。」
「私はレイスと申します。よろしくお願いします。」
「それでどんな要件で声をかけてきたんだ?」
「私は霊体系のモンスターをテイムしたいと思っているのですが、その肝心の霊体系のモンスターがどこにいるのか分からなのです。そして探しているときに霊視のスキルを取得したプレイヤーがでたのを掲示板で見つけた上に、その書き込みをしたと思われるプレイヤーを見つけたため、声を掛けさせて頂きました。」
「そうか。まず俺が何故霊視のスキルを取得したプレイヤーだと思ったんだ?」
「虚空に向けて誰かと会話しているように話しかけていて、その後受付から出ると打って変わって静かになっていたので、もしかしてと思いまして声を掛けさせて頂きました。」
「えー...」
少し怖くなってきた。俺もしかしてストーカーされてた?
「えーと...GMコールっと...」
「わぁー!?すいません!すいません!謝りますからGMコールだけはどうか!!」
「...はぁ、まぁいいけど。それで、霊体系のモンスターの居場所だっけ?俺は荒れ果てた邸宅っていうダンジョンの中で見つけたよ。でもダンジョンはギルドランクがDに上がんないと入れないし、Dランクに上がるには一体でもモンスターをテイムしないと上がれないぞ。」
「...え?でもドリンクさんには例の霊視を覚えた際のモンスター以外にモンスターはいないですよね?もしかしてもう2体目テイム出来るんですか?掲示板だと全然職業レベル上がらないって皆愚痴ってたので、てっきりドリンクさんもまだだと思っていたんですが」
...やっぱり本格的に怖くなってきたぞ
まぁ推理自体に穴はないし結論も怖さを除けばおかしい程ではないか。
まぁおかしい程ではないのがより怖いのだが。
「まぁそうだよ。俺も一体しかテイム出来てないし、その一体は霊体系のモンスターだよ。」
俺が霊視のスキルを取得したプレイヤーなのも、一体目のモンスターが霊体系のモンスターなのも間違いないし2体目のテイムを出来るレベルでもない。
「でもさ、なんで俺が君の為にどうやってテイムしたかを教えなきゃいけないの?」




