ギルドで報酬を受け取ろう!!
「さて、そろそろギルドへ行こうか。」
しばらくガイストと遊んでから、ギルドへ報告するために外へ出ることにした。
外に出て歩いていると八百屋が見えて来た。そして野菜を見てたら、ふとある疑問が浮かんできた。
「そう言えばガイスト。お前って何食うんだ?やっぱり同じゴーストだし魔力とかか?」
と聞くとガイストはうなずいていた。
それからも疑問が浮かぶとその都度ガイストに聞いて歩き、それは自分の番の受付まで続いた。
「いらっしゃいませ。ドリンク様ですね?街役場の方から報告は届いております。まずこちらの謝礼金をお受け取りください。」
受けとると謝礼金は10万Gもあった。
「こんなにあるんですか!?」
「はい。ギルドの決まりとして、ダンジョンへの入り口の発見には、一律でその金額をお支払することになっております。口座をお作りしてそこで保管することも出来ますがいかが致しましょう。」
「それって他のギルドでも落とせますか?」
「はい。他の土地のギルドでおろすことも可能ですし、ギルドカードからお金のやり取りも可能です。」
「じゃあお願いします。」
そういってギルドカードを渡した。
どうやらギルドは銀行業務もやっているようだ。
まぁ俺が行ってないだけで商人ギルドもこの中にあるという話だからおかしくないか。
「口座の立ち上げと入金完了致しました。相手も口座がギルドにないとカードを介してのお金のやり取りは出来ないのでご注意下さい。」
「わかりました。」
「それとギルド長からの伝言で「今回は特例として見逃すが、次はない」だそうです。」
「見逃すですか?」
「はい。基本的にダンジョンは新たな入り口を見つけても探索はせずに見つけた入り口を塞いでからの報告が義務です。これはDランクに上がった際に教えることなのですが、今回はそれを教える前に発見してしまったため、特例として見逃すということです。」
「なるほど。知らなかったこととはいえ、申し訳ありませんでした。次からは気を付けます。」
「はい。そうして頂けるとこちらとしても助かります。こちらから伝えることは以上となります。何か質問や要件等はありますでしょうか?」
「テイムモンスターの登録とかはしなくて大丈夫ですか?」
「そちらも先程しておきましたので大丈夫です。あっ!すいません。もうひとつ伝える内容がありました。」
そういってギルドの受付嬢が取り出したのは何かのボードのようなものだった。
「テイムモンスターをテイムすると従魔術のLVが一つ上がります。しかし2匹目のテイムモンスターをテイム出来るのはLV5からなのです。なので従魔術使いギルドのサポートの一つとして従魔術のスキルで使える技能を一つ渡すことになっているのです。」
「へぇーそうなんですか。」
「はい。そのスキルがこの3つになります。」
見せてもらったボードには3つのスキルが書かれていた。
モンスターヒール
モンスター専用のヒール。
回復量はMNDに依存し、詠唱速度はINTに依存する。
激励の咆哮
モンスターの攻撃力を上げる。
上昇量はATKに依存し、リキャストはDEFに依存する。
念話
モンスターと言葉を口に出さずに会話できる。
非戦闘時にしか使えない
なるほど。回復はガイストのスキルで出来るからそこまでいらないな。念話もガイストこっちの言葉分かるからいらないしな。ただバフもな、正直俺のステータスだと微々たるもんなんだよな。
「何かオススメってあります?」
「私の個人的な見解からで良ければ。」
おっ!ダメ元だったけど受付嬢さんのオススメが聞けるらしい。
「教えて頂けますか?」
「私のオススメは『念話』です。」
「念話ですか?理由をお聞きしても?」
「ドリンク様は気づいてらっしゃらないようなのでお伝えさせて頂くと、ドリンク様は先程、列に並んでいる際ずっと独り言をしゃべっている様に見えました。」
「独り言ですか?」
俺は列に並んでいるときはずっとガイストと会話していた。だから独り言と言われるのは心外なのだが。
「はい。それもまあまあの声の大きさで、です。私もテイムモンスターの登録をして気づいたのですが、ドリンク様はガイスト様と会話をなさっていたのですよね?」
「はい。今も肩にいますけど。」
「そうだったのですね。正直に申し上げますと、私にガイスト様は見えません。」
「えっ」
「ですので、ドリンク様は会話をする声量で独り言をしゃべっている様に見えるのです。」
「あー...」
そりゃそうじゃんっ!!俺も霊視スキルとってからガイスト見えるようになったのに、持ってない他の人が見える分けないじゃん!!待てよ、てことは町中でも大分ヤバイ奴に見えてたってことじゃん!?最悪だ...
「お気づきになられたようなので続けさせて頂きますが、この念話のスキルは声を出さずに会話できるスキルになります。なのでこれを使えば少なくとも独り言をしゃべっている様には見えなくなると思います。」
「そうですね。うん、決めた。念話スキル下さい。」
「かしこまりました。それではこちらが念話のスキルページになります。破ることで取得となります。」
そういって渡されたのは一枚の羊皮紙だった。
その羊皮紙を破ると、ウィンドウが表れ『従魔術アーツ 念話 を取得しました』と書かれていた。
「これで本当に以上となります。何かございますでしょうか?」
「いえ大丈夫です。」
「かしこまりました。それではよい冒険を。」
そういって受付嬢さんのお辞儀を受けて、受付を離れた。




