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いざ応接室へ!!


バトラーゴーストを倒した後、いくつかの部屋を確認して、俺の目の前のひときわ豪華な扉を残すのみとなった。

他の部屋はピアノがあり、入ると演奏が始まりゴーストを大量に呼び寄せる部屋や、パーティー会場のような部屋で、大量のゴーストがいる部屋等があった。ピアノ部屋は普通に死ぬかと思ったがギリギリクローゼットの中に逃げ隠れることが出来たため一命をとりとめた。


「ここが違うなら、2階か...」


一階探索中に2階に続く階段は発見していたので2階に行くことは出来るが、出来ればここにいてほしい。


「おじゃましまーす...おっ、これは当たりか?」


中に入ると壁に豪華な白と黒の剣が2本クロスして飾ってある応接室のような場所だった。

これは当たりだと思い中に入り、扉を閉めると扉から「ガチャリ」という音が聞こえてきた。


「は?嘘だろ!?」


といい扉を開けて見ようとするも接着剤でくっついているかのようにビクともしない。


「これは..もしかしてボスとかないよな?」


もしこれがボスからは逃げられないだとすると、これからボスが出てくることになる。

取り敢えずマナバレットの詠唱を済ませておき心の準備を終えると、壁の2本の剣がひとりでに浮いてこちらへ突っ込んでくる。

それを横に避けて近くの黒の剣へマナバレットを当て、すぐに鑑定も済ませる。

名前はどちらもゴーストソードだったが、黒の方には名前の上に王冠がついていた。おそらく黒がボスで白は取り巻きってことなのだろう。

そしてHPバーだが一ミリ削れている程度だった。


「まぁでもダメージがあるなら問題ない!」


何故なら1でもダメージが入ればテイム出来る条件は満たされるのだ。まぁ1ダメージでテイムできる訳ではなく、1ダメージも入っていないモンスターはテイム出来ないのだが、俺の腕には「友好の腕輪」がある!


「テイム!!」


バチッ!!


「なにぃ!?」


はじくような音がして目の前にウィンドウがポップアップした。


『ボスモンスターはテイムできません。』


「あぁなるほど。そりゃ道理だ。」


弾かれて驚いたがなんのことはない、ボスモンスターだから出来なかったようだ。


と俺が納得しているとテイムしようとしたのが気に入らないのかさっきより速く首もとに突っ込んできた上に白い方も挟むように突っ込んできた。


「あっぶな!?」


ギリギリで後ろへ転けことが出来て首が切られることは回避できた。

いつまでも転んでいられないので立ち上がりながらマナバレットの詠唱を開始した。


「ギリギリ完了!マナバレット!」


ボスが突っ込んでくる前に詠唱が完了して白い方に向けてマナバレットを打つと同時に横に飛び込む。

転がり着地を決めて白い方を見るとHPバーが1割程削れていた。ボスよりは固くないようだ。


「よし!今度こそ、テイム!!」


『テイムに成功しました。名前をつけて下さい』


「よし!来い!ガイスト!」


前々から考えていた名前を呼ぶと、こちらへ飛んできた。


「ガイスト!何かあのボスに有効な手はあるか?あるならそれをやってくれ。俺はこのまま避けながら魔法を打つ!」


そう指示を出すと、ガイストはボスに向かっていき、キンキンという音をたてながらボスと切り結ぶ。するとボスとガイストのHPがみるみる削れていく。当たり前だが1合ずつ削れる割合がガイストのほうが高い。このままではボスを削りきる前にガイストが倒れる。


「何かないか...そうだ鑑定!!」


ガイストに鑑定をかける。


名前 ガイスト LV15(LV1)

種族 ゴーストソード


HP 350/600(100)


ATK 110(20)

DEF 60(10)

INT 0(0)

MND 40(5)

SPD 50(10)

DEX 20(5)


種族スキル

霊属性付与


通常スキル

MP吸収 LV1

HP変換 LV3

剣術 LV5

装備化


こうなっていた。そしてあるスキルに目が止まる。


「ガイスト!俺のMPを吸収して回復しろ!」


と言うと、ガイストがこちらに飛んできて持ち手をこちらに向けてくるので、持ち手を握る。すると俺の中から何かが出ていく感覚があって、俺のMPバーが減ると同時にガイストのHPバーが回復していくのが見えた。

どうやらボスはカスダメしか与えられない俺は目に入らないらしく、ガイストを執拗に狙ってくる。まぁガイストしか狙わないなら避けるのも簡単になるためあまり気にしないことにした。


そして俺のMPバーが 残り1割を切ったところでガイストのHPがフル回復した。そしてボスのHPは残り3割といったところ。


「いけぇ!!ガイスト!!」


その言いながらガイストをボスに投げつける。それに反応してガイストが軌道修正しながらボスとぶつかりそのまま切り結ぶ。



『特殊ボス 黒剣 を撃破しました』

『イベントが終了したため個体名 ガイストのレベルを元に戻します』

『特殊イベントのため全ての経験値がガイストに渡ります』


すでに残り3割になっていたボスでは、フルHPのガイストは厳しかったようでそのあとは危なげもなくガイストの勝利で終わった。


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