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成長した木から精霊のようなものが出てきて私に語りかけた
「私を助けてくれたのはあなたですか...?」
おそるおそる私に聞いてきた
「助けたっていうよりは偶然...かな?」
「偶然...ですか...」
偶然という言葉に少ししょんぼりする精霊?ちゃん
「どうしたの...?」
しょんぼりする理由がわからないと解決の仕様がないので、とりあえず理由を聞いてみる
「いえ...その...偶然って聞いて...私を助けて何か都合が悪かったのかと...」
ありゃ そういう解釈しちゃったの
「いやそういうことじゃないんだけどね」
そういうと精霊ちゃんは少したほっとした表情になった
「そうですか...よかったですぅ」
この子カワイイ
「それでどうして『助けた』なんて表現を使うの?」
さっきから気になってることを聞いてみた
「そのことですか...それでは最初からお話しさせていただきます。少し長くなりますがよろしいでしょうか?」
長くなるんだ...ちょっとメールでリコに伝えておこう
「ちょっと待ってね」
リコにメールを送ってっと
「うん。これでよし!それじゃあ話してもらえるかな?」
「分かりました。ここは以前黄昏の聖域と呼ばれており、入り口の花畑には番人が居たのですが...」
あ フェンのことかな?
「その番人が少し前に居なくなってしまい、この聖域に植物のモンスターが浸食をはじめ一夜で聖域を覆い尽くしてしまいました。聖域や私たち精霊には攻撃力がなくモンスターの浸食をただ見つめることしかできませんでした」
......よーするに私のせいだね...フェン連れ出したの私だし...これは何が何でも解決しないと!
「モンスターの浸食によって聖域の栄養はモンスターに奪われ、私たちへ栄養が来なくなり、成長ができずずっと苗木のまま耐えていました。その状態をあなたに助けていただきました。これが『助けた』の意味です。」
なるほどねぇ
「でも今モンスターに占拠されてるんだから私が出ていったら栄養が来なくて枯れちゃうんじゃ?」
「それは大丈夫です。苗木からちゃんとした木に成長できて私は小精霊から中精霊へと成長でき、現在この回廊にモンスターはいません。そのおかげでこの回廊全体に根を張り、結界を敷くことでモンスターの浸食を防ぐことができるようになりました」
ンー...ナンカイベント発生シソーダナー
「しかし、私が浸食を防ぐことができるのはこの回廊のみです。そこで、ほかの回廊にいる私たちの仲間たちにも、あなたがかけてくれたものをかけていただけませんか?もしお願いを受けてくれるのであればお礼はします。」
「それは私だけでやらなきゃいけないの?」
「いえ、できるだけ大人数でやっていただければ嬉しいです」
《ワールドクエスト:黄昏の聖域を取り戻せ》
・報酬:新システム開放 新領域開放
・発見者報酬:???
・貢献度報酬:パートナー獲得券(森林モンスター)
・特別報酬:???
・詳細:ダンジョン(毒薔薇の庭園)ボス討伐後、報酬部屋の苗木に品質5以上のHPポーションをかける
・期限:無し
・発見者:プレイヤー:コトネ
・報酬獲得条件:クエストのクリア
・発見者報酬獲得条件:クエストのクリア
・貢献度報酬獲得条件:貢献度ランキング5位内入賞
・特別報酬獲得条件:???
・解放率:[0.1%]
《上記のクエストを受けますか》
YES NO
やっぱりでたーでも原因私だし受けるかな...
YESっと...
《ワールドクエストが開始されました》
「ありがとうございます。それではよろしくお願いします...そうだ、最後にあなたの名前を教えてくれますか?」
「私?私はコトネだよ」
「コトネさんですか。私はリンです。また会えるかはわかりませんが、よろしくお願いします」
「うん頑張るね」
そう言って私はダンジョンを出た。
ダンジョンを出ると...
「「「...」」」
「ただいまーどうしたの皆こっちじっと見て」
そういうとリコがずんずんとこちらに近づいてきて
「コ・ト・ネ!ワールドクエストって何?!」
と、大きな声で聞いてきた
「さ、さぁ...」
一応とぼけてみる...が
「だまそうったってだーめ!目が泳いでるよ!今度は何したの?!」
だめだったか~
「え~っと...ワールドクエストを受けてきました...」
「それはインフォで流れたから知ってる!で!ワールドクエストって何?!」
う~んと...メニューから...ヘルプヘルプ...あった ワールドクエストっと
「えーっと、ワールドクエストは、発見者がクエストを受けるとワールドにいるプレイヤー全員が自動受注して開始される、全員参加型クエストだって。参加不参加は自由で、不参加のペナルティはなし。」
「ふーん...それでコトネクエストの発見条件は?」
でたリコの大好きな原因探り
「聞いてどうすんのよ~おんなじ条件で発動するクエストが2個あるわけないでしょ...」
「イイじゃん個人的に気になるの~」
しょうがないなぁ…
「それじゃあ教えてあげるまず―――」
それからクエストが起きた時の状況を覚えている範囲で話した
「成程ぉ~隠し要素的なやつだね!それが別のダンジョンにもあるかもしれないってことが分かったね!掲示板盛り上がるぞー!」
「それよりこのクエストリコの欲しがってるパートナーをっ手っ取り早く手に入れるためのアイテムが貢献度報酬にあるけど...」
「やる!絶対手に入れたらぁ!」
でもリコの戦闘力なんてたかが知れてるだろうに...
「だから!みんなお願い手伝って!」
「心読まれた!」
「しゃーないな...俺はいいぞ」
と、アルトが言う
「僕もいいよ!」
キヨもOKを出す
「仕方ないなぁ手伝ってあげる。」
「やったぁ!」
跳んで喜ぶリコまだ手に入るって決まったわけじゃないのに...
「あ、ダイオスさんはどうします?第三エリアに戻られるんですか?」
「いや、どうもこっちのほうが楽しそうだからな。こっちについていかせてもらおう最前線攻略もいいがたまにはこういうのも悪くはない。」
「よっしゃそれじゃあじゃんじゃん回るぞ~」
「「「「お~」」」」




