26
~次の日~
メンテナンスは午前中で終わっていたようなので学校から帰ってすぐさまにログインする
今日は少し焦っている。理由はまぁフェンのこと。ログアウトした時の状態で時間が止まっているんだったらいいけどそうじゃなかったらと思うと焦らずにはいられない
ログアウトが完了してフェンが寝ていたソファーに目を向ける。そこにはフェンはおらず家の中を探し回ろうとしたときにアルトが言っていたことを思い出した。確かパートナーはインベントリに入るって言ってたよね
インベントリを覗くと確かに送還状態のフェンがいた急いでフェンを呼び出す。
呼び出しを選択すると目の前に白い狼が呼び出された。
「ワゥ」
「もしかしてフェン?」
「(コクコク)」
「あ、人間の姿は人化状態だったんだね。とりあえず人化してくれる?」
そういうとフェンが人化した
「コト姉やっほ」
「今日半日フェンとあってないんだけどその時の記憶はある?」
「う~ん?たぶんないよ」
どうやらパートナーの主人がログアウトするとパートナーの時間が止まるかパートナーも伴ってログアウトするようだ
「それなら大丈夫」
「コト姉今日は何するの?」
「今日は露店を開くんだけど商品がないから今から作るんだよねフェンはどうする?」
「コト姉のお手伝いする!」
「それじゃあ外の畑の薬草刈ってくるとこから始めようか」
「うん!」
そのあとはフェンと協力してポーションを300本ほど作る。その途中で調合のレベルが1上がった
いつも通り露店を開くために露店通りへ向かいリコの露店に行ってリコに話しかける
「リコ昨日ぶり」
「やっほー、あ!その子が今一部の掲示板で話題の子かな?」
「フェンがそんなに話題になってるの?」
「そうそう!これ見て」
そういってリコが掲示板の表示されたスクリーンを突き付けてきた
そこに乗っていた内容を見てみると
「ケモミミ姉弟現る?」
「それコトネのことでしょ?」
「確かに耳と尻尾つけたまんまだけどさぁ掲示板で取り上げられるほどかな?」
「そこのフェン君?だっけ?パートナーにしようとした人は約100人もいて、その誰にもついていかなかったもんだから、真の一匹狼だとか不動の白狼だとか言われてらりしてたんだよ?それをコトネったらいともあっさりパートナーにしちゃうんだから」
何その二つ名カッコイイ
「だってみんながみんな道具を見るような目で見るんだも~ん怖いったりゃありゃしない。その点コト姉なら僕を乱暴に扱ったりしなさそうだからついてきた。あ、お姉さんも悪い感じはしないかも」
「自己紹介がまだだったね私リコよろしくねフェン君」
「よろしくリコ姉!」
「カワイイ~ねえコトネ撫でていい?」
キラキラした目でフェンを見るリコ
「フェンがいいならいいんじゃない?」
「いいけど優しくしてね?」
「分かってるって。ほらこっち来て座って」
正座をして両手を広げてウェルカムモードのリコのところにフェンがトテトテと歩いて言ってりこの膝の上に座る。それと同時にリコがフェンの頭を撫で始めた
「わーフェン君の髪の毛サラサラ」
「ん~」
フェンはリラックスして撫でられているから気持ちいいんだろうね
それはそうと露店を準備しないと
露店の準備が終わると
「あ、リコ姉今日はここまでコト姉お手伝いしなきゃ」
「え~もうちょっとだけ」
「僕しつこい人嫌いかも...」
フェンがこういうと
「はいやめます!」
バッと両手を上げてもうやめます。というようななポーズをとるリコ
フェンリコの扱い方よくわかってるなぁ
「フェン君ってさ種族オオカミだよね?」
「そうだよ確かホワイトウルフ。それがどうかしたの?」
「いやーなんか性格のほうは猫ちゃんだなぁと」
「それは言えてるかも。まあそこが可愛いんだけど」
そんな話をしているとフェンが興味津々な様子で何を話しているのか聞いてきた。
「なになに~お姉ちゃんたち何の話してるの~」
「フェンが可愛いって話」
そう答えると
「えへへ~お姉ちゃんたち大好き!」
そういってフェンが抱き着いてきた来た。そっとフェンを撫でてみる。何気にフェンを撫でるのは初めてだったりする。リコの言った通りフェンの髪はサラサラで気持ちよかった。フェンはというと男性客の嫉妬混じりの視線を浴びている。私もそこまで鈍感じゃないからフェンがなんでにらまれてるかくらいは大体想像つくかな。
そんなことを考えていると
「ふわぁ...なんか眠くなちゃった。コト姉、寝てていい?」
「いいけど体痛くならない?」
「そうだけど枕もお布団もないし」
枕かぁあるにはあるんだけど...あれはなぁ。どうしようか...うん、もう散々恥ずかしい思いをしてきてし今更か、よし
「フェンこっちで寝る?」
リコがやっていたように正座をして膝をポンポンとたたいて見せる
「いいの?えっとありがと...」
顔を赤くしながらコテンと私の膝に頭を預けるフェン。やっぱフェンも男の子だね。恥ずかしいんだろうね
「恥ずかしがってるフェン君もかわいい!」
と、リコが言い放ち、ポーションを買いに来ていた女性客もそれに大きく頷いていた。たまにSSを取るしぐさを見せる人もいて女性陣はフェンの寝顔に盛り上がっている
逆に男性陣の嫉妬は膨れ上がってるようです。
そんなこんなしているうちにポーションは売り切れ、店の周りはフェンを見に来たギャラリーで埋め尽くされていた。
そこへアルトとキヨ君がやってきた
「コトネこりゃいったい何の騒ぎd...そいつか」
「かわいい子だね」
アルトはあきれ、キヨ君は興味津々といった感じの声で話しかけてきた
「ん?アルトもしてほしい?やったげようか?」
ちょっとアルトをからかってみる
ただ周りもそれを聞き逃さなかったようでいっせいにアルトに視線が行った
「...結構だ」
「冗談だってば。それで二人は何してたの?」
「僕のレベルアップを手伝ってもらってたんだ」
「そっかそれでどこでやってたの?」
「この前倒した熊を周回しただけだが?」
「なるほど...クマか...ねえちょっとアルト耳貸して」
この行動に周りはざわついたけど今は関係ない
「ん?なんだ?」
「もし...なら...から...がドロップするはずなんだけど...」
「なるほどそいつは面白そうだ。ただ誰に装備させるんだ?」
「そのことは大丈夫...に....って約束してあるから」
「言質はとってあるのか。まあお前だけってのも不公平か、よし分かった。」
「ありがとう」
「キヨまた熊周回行くぞ」
「なんで?!」
「今度はお前のカグヤのレベルアップも兼ねるから無駄にはなんねぇ。男なら黙ってついてこい」
そのアルトの言葉に周りはざわついて「あの子男だったのか」とか「本物の男の娘初めて見た!」とか言っている
そしてそんなことは関係ないとばかりに人込みを分けて突き進んでいくアルトとそのあと追ってキヨ君が走っていった
「え?ちょっと待ってってば~」
リコはというとフェンの寝顔を蕩けた表情で眺めていた
フェンが起きて、人がが散った後にダイオスさんがタイミングを見計らったかのように現れた
『コトネ』
プレイヤーレベルLv7
メインジョブ《薬師》Lv5サブジョブ《弓使い》Lv4
HP:200/200
MP:200/200
STR9[15]
VIT:10[25]
DEX:20[27]
AGI:10[21]
INT:10[11]
MND:10[11]
LUK:6[7]
SP:0
~装備~
:ラタ材の狩弓DEX+10
:小さな矢筒(普通の矢×100) 効果なし
:初心者用の短剣STR+5
:ラビ革の指ぬきグローブVIT+2 DEX+1
:冒険者の服VIT+5
:冒険者のズボンVIT+4
:冒険者の靴VIT+3
:オオカミの耳AGI+5
:オオカミの尻尾AGI+5
~スキル~
薬草採集Lv(1/1) 薬学知識Lv(2/10) 調合(6/10) 鑑定Lv(3/10) 弓マスタリLv(1/1) チャージショット(弓専)Lv(4/10) スコープショット(弓専)Lv(5/10) 短剣マスタリLv(1/1) 木登りLv(1/1)
軽業Lv(3/10) 不意打ちLv(3/10) 隠密Lv(3/10) 火魔法Lv(1/10) 水魔法Lv(1/10) 土魔法Lv(1/10)
魔力感知Lv(1/10) 魔力操作Lv(1/10) 錬金術Lv(1/10)
~称号~
《アノウに名を与えたもの》《無傷の勲章》
『フェン』
ユニーク種:ホワイトウルフ
パートナーレベル9
HP210/210
MP300/300
個体値:6
STR:10[10]
VIT:11[19]
DEX:10[10]
AGI:10[10]
INT:20[20]
MND:20[25]
LUK:10[10]
~装備~
簡素な服VIT+1
簡素なズボンVIT+1
簡素な靴VIT+1
~スキル~
氷魔法Lv(5/10) 魔力操作Lv(4/10) 魔力感知Lv(4/10) 人化Lv(10/10) 人語理解Lv(10/10)
人語発声Lv(10/10) 筆記Lv(1/10) お手伝いL(1/10)
~称号~
《黄昏の番人》




