お茶会改めお話会。そして... ~女公爵、泣く~
...えっと、まだかしら...あの娘呼びに行ってから10分経っているのだけど...
「お姉ちゃん~!」
...え?この声はナターシャ...?って、近付いてきてる感じが...
バタン!
?!扉が開いて...ぐふっ...?!
「あ...あぁ...」
まさか、飛び付いてくるなんて...可愛いからまだ良いんだけど...うぅ...
「お、お姉ちゃん...?」
「お願いだから...飛び付かないで頂戴...」
「あ...ごめんなさい...」
「飛び付くのは良いけど...もうちょっとゆっくり、ね...?」
「はい...」
「うん...」
私はナターシャを下ろした。
「...あれ?そういえばオレーグは...」
「あ、えっと...その...」
「ん?何...?」
「姉上~!!」
...はっ?!まさかオレーグも?!
バタン!
私が入り口に目を向けた瞬間、再び扉が力強く開いた。
「いや、ちょ、待ってって...?!」
.........はっ?!今意識飛んだ?!今飛んだよね!?
「あ、姉上...?」
「オレーグ...!」
ビクッ!
「...あのね?私今意識飛んだのよね?一瞬だったけど。...これは無いんじゃないかしら?オレーグ」
「...ご...ごめんなさい...」
「結構辛いのよ?これ。分かる?オレーグ」
「う、うぅ...」
「...まぁ取り敢えず次からはしないように...良いわね?」
「はい...」
...反省したようね。本当に辛いんだから...
「で、オリガは?」
「え、ええっと...」
まさか...
「お姉様~!」
「嘘でしょ?!待ってよ!」
私は声を荒げて止まるように言ったけど、止まらなかった。
「ちょ、あ、もう!EL Me strengthen!」
来る...!
ぽふ...
...え?ぽふ...?...痛くない。身体強化さまさまね...
...さてと。
「...え?お姉様...?」
私はオリガを抱き上げた。
「うわっ?!お、お姉様?!」
「お仕置きよ、私に遊ばれると良いわ」
「や、やめてください~!!」
「それを言うならまず飛び込んで来ないで頂戴...」
「...お願いします、下ろしてください...」
「...分かったわよ」
私は下ろしてあげた...
「...ちゃんと反省して頂戴」
「でも...」
「...あのね?元凶は貴方達なのよ?貴方達が飛び付いてこなきゃこんな事なかったのよ?そこは反省しなさい」
「確かにその通りね、エカチェリーナ」
「あ、お母様...」
え?お母様...?って事は...皇后陛下?!
「オリガ、オレグ、ナターシャ。エカチェリーナに謝りなさい」
「で、でもお母様」
「言い訳は認めません」
「お母様も準備していらっしゃいましたよね...」
...え?
「...え?な、何の事かしら?私には何の事だかさっぱりよ?」
「...皇后陛下?」
「...」
「諦めなさい、ソー二ャ」
「あ、お義姉様...」
...え?この声って...まさか!
私は声のした方を向いた。
「...迷惑掛けたわね、シャイデル」
やっぱり...!
「お母様...!!」
私は優しく抱き付いた...
「...私の愛しい娘。ただいま、シャイデル。あ、でも今はもうジョージア、ね...」
「お母様...」
「...まぁ、仕方無いわよね。私が取り乱したのだから...母親失格よ」
お母様...
「...お母様?私は名前が変わっても、いつまでも、永遠にお母様の娘です。
...私をここまで育ててくださったのは、他でもないお母様なのです。
...ですから、母親失格なんて言わないでください...」
お願いですから...本当に...
「シャルン...泣いてるの...?」
「...え?あ...あぁ...」
お母様...
「...寂しかったわよね...おいで?シャルン」
「あぁ...ぐすっ...おかあさ、ま...おかあさまぁ...!」
「ここに居るわよ...ここに...」
私を優しく抱き締めてくれた...
......
「うぅ...恥ずかしい...」
「まだ子供なんだから...大丈夫よ?」
「でも、でもぉ...」
「お姉ちゃん可愛かったー!」
「うぅ...」
あんなに泣くなんて...やっぱり精神年齢落ちたかしら...
「...そういえばジョージアさんは15歳よね」
「は、はい。た、ただ皇后陛下?私の事は呼び捨てで...」
「いいえ。
貴方は私達皇族を支えてくれる公爵家。
更に貴女は陛下の最大の、理解者。
...貴女には本当に感謝しているのよ?」
「あ、ありがとうございます...」
「...それに貴女は元皇族よ?
私は元は伯爵家の出。血統で見たとしても、貴女の方が上だもの。
...本当にありがとう。私達をよろしくね?」
「皇后陛下...身に余るお言葉、ありがとうございます」
「...良い娘に育てたのですね、お義姉様」
「当たり前よ。私の娘だもの」
「はい」
...ああ、平和ね。やっぱり平和は良いわ...
まさか、この言葉があんな出来事を呼び寄せるなんて...思いもしなかった...
ソーニャ・リューリキヴナ・ロマイエ(38)
:皇后
性別 女
誕生日 1406年、2月27日
身長 170cm
皇后陛下ね。...ただただ皇帝を、臣民を愛しているわ。
皇帝、臣民の為なら例え身を削ってでも、守り通そうとするわ。二つの意味で賢母ね。
...はい、遅れてごめんなさい。
作者の信濃よ...
...どうだったかしら?
因みにまだ続くから安心してね!




