第5話隊長の責務
泣いてるましろを慰めると、ましろは自分のことを話し始めた。
兄が自衛隊に所属していたこと。
その兄が四年前の富士山血戦で亡くなっていること。
兄の仇を討ちたくて怪物退治に参加していること。
富士山血戦とは、四年前に起こった怪物との戦争である。この戦争で自衛隊は壊滅したが、怪物の日本への蹂躙も鈍化した。
まさか、ましろの兄が自衛隊隊員だったなんて…
だから学生なのに怪物退治にこんなに必死なんだな。
それに比べて俺は…
「ましろちゃん、事情はわかった!
お兄さん立派だったんだね」
「海野隊長…」
「でも無理は禁物だよ。さっきみたいに危ない目に遭うからね」
「ーーはい」
「ましろちゃん、一緒に強くなろう!」
「はい!」
ましろの力強い返事に、俺は咄嗟に頭を撫でた。
ましろは照れくさそうに下を向いている。
しまった!?また、変なことをしている…
いやいや、俺は隊長だから…だから
「なに恋人プレイしてるっすか〜?ここは戦地っすよ〜?」
男の娘の凪は茶化すように口出しをする。
「空気読みなよ凪。今良いとこなんだから 笑」
凛も便乗する。
「ちっっっ違います」
ましろが慌てて否定する。
その後は、ましろと凛を前衛にして下水通路を捜索した。俺と凪はカバーにまわり、なるべく前衛でケロケロ達を討伐できるようにした。
その甲斐あってか、ましろもケロケロを3体討伐することができ怪物退治の経験を積めた。
無事に下水通路のケロケロ達を討伐することができオペレーターに報告。
階段を上がり下水場に帰還した。
「空気が美味しいっすね〜下水場なのに」
「生きて帰れて良かったわ。でも、これで日当15000円は安いわ」
「世知辛いっす!」
凛と凪が愚痴をこぼす。
「じゃあ、海野隊長ありがとうございました!ましろちゃんもありがとう。私達バイクなんで失礼します!」
「じゃあっす!!ありがとっすねー」
ブンブン!!
凪と凛はバイクで帰って行った。
また、会えると良いな。
「ましろちゃんはどうする?ボロいけど俺の車に乗ってくいくかい?」
「いいんですか!?迷惑でなければ…」
俺は愛車こと配達で使用している箱バンの軽にましろちゃんを案内し、助手席のドアを開けた。
すると、ましろがいきなり抱きついて来た。
「え…ましろちゃん?ちょっ…」
「ーーー今日は本当にありがとうございました。」
抱きついたまま、時間が止まる。ましろも俺もタクティカルジャケットは脱いでいるので、今は普段着だ。
ましろは制服を着ている。セーラー服で胸元にリボンが付いている。下はスカートだ。
タクティカルジャケットより生地が格段に薄い。
ましろの年齢とは不釣り合いな胸が俺の体に当たる。
やばい…やばい…目の前が真っ白になる。
ましろがいきなり抱きついて来たから、受け止めようと身構えた。
ーーーそれがいけなかった。
ましろの体を受け止めた際、俺の右手はましろの腰を支え、
俺の左手はましろの太ももを支えていた。
ましろはスカートのため生足の感触が俺の左手に伝わる。
ましろは、俺の胸に顔を埋め動かない。
俺も動けない。ましろの豊満な胸が、俺の胴体に当たり俺の右手はましろの腰、左手はましろの太ももに当たり思考が完全に停止する。
しばらくすると、
「ちょっと、どこ触ってるんですか!!?」
ましろが照れながら、怒り出す。
「いやや、すまない、当たってしまった、ほんと申し訳ない」
「もーーーー!」
車内で怒るましろを宥めながら、ましろの家まで送って行った。
大丈夫、俺は今日は皆を守護った。
護り抜いたんだ…
俺は隊長の責務を果たしたんだ!
そう心に決め隊長としての初任務を終えた。
面白かったと思ってもらえましたら、評価などいただけると嬉しいです。
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こちらは金髪美少女TSものになります。




